リーズナブルなブランド・OLIVER PEOPLES③
OLIVER PEOPLESの特徴③
① 定番モデルを作らせたら右に出るものがいない
② ファッション感度の高さ
③ クオリティーの高さ
④ アフター等の安心感
⑤ 今後が不透明
前回から③について書いていましたが、今回はその続きについて書いていきます。
前回に引き続き「眼鏡の品質」に着目しながら「OLIVER PEOPLESの品質の高さ」
につて書いていきたいと思います。
前回プラスチックについて書いていきました。
それ以外の素材、技術力の差について書いていこうかと思いましたが、以前似たような
ことを書いていました・・・
一度こちらも参考にしてみてください。
では、OLIVER PEOPLESの品質はどうなのか?
メタルの溶接、メタルへのメッキ・カラーともにOLIVER PEOPLESは優れています。どちらも大きな問題が起きることが稀です。この技術力はファッションで評価されている海外ブランドのとしては珍しいかと思います。
最近、海外ブランドでも日本製というブランドは年々増えているように思います。
しかしOLIVER PEOPLESは、その中でも貴重で重要なブランドです。
何が貴重かというと。
リーズナブルなOLIVER PEOPLES
OLIVER PEOPLESは、リーズナブルなのです。
眼鏡に詳しくない方だと
「OLIVER PEOPLESがリーズナブル?」
と思うかもしれません。
アメリカブランド市場価格
確かにリーズナブルというと語弊があるかもしれません。
コストパフォーマンスが高いと言った方が良いかもしれません。
日本にある一流アメリカブランドの殆どが高額です。
同じような眼鏡であれば、OLIVER PEOPLESより一万円以上高いかと思います。
OLIVER PEOPLESのシンプルなプラスチックフレームは3万円程度で買うことが出来ます。(もちろんJINS,ZOFFと言った眼鏡に比べれば安いとは言えません。)
では他の一流アメリカブランドのプラスチックフレームの価格は以下の感じです。
BARTON PERREIRAは、4万円~4万5千円。
DITA、THOM BROWNEは、5万円程度します。
最もDITA等は凝ったディテールをしています。ただシンプルなデザインを求めているのであればDITA等は無駄に高いと言っても良いかもしれません。
BARTON PERREIRAは、OLIVER PEOPLESと似たコンセプトを持っているので、BARTON PERREIRAと比較していきたいと思います。
(似ているのは当然で、BARTON PERREIRAのデザイナー等はOLIVER PEOPLES出身の方なのです)
先に断っておきますが、私はBARTON PERREIRAを物凄く評価しています。それこそOLIVER PEOPLESより好きです。
ただ今回はOLIVER PEOPLESの良さについて書いていきたいと思います。
先ほど述べたようにOLIVER PEOPLESとBARTON PERREIRAは、価格の差が大きいです。シンプルなプラスチック枠で、一万円の差があります。ただ品質はどちらが上なのか・・・
答えはOLIVER PEOPLESです。
(ここでの品質は、壊れにくいと言った点です)
実際に二つのブランドを見ていますが、OLIVER PEOPLESの方が壊れにくいように思います。最もBARTON PERREIRAが弱いのではなく、OLIVER PEOPLESが強いのです。
またBARTON PERREIRAが高いのではなく、OLIVER PEOPLESが安いのです。
「一流ブランドのカテゴリー」で考えるとコストパフォーマンスが高いと言えるのです。
では何故OLIVER PEOPLESは安いのか?
(私の憶測も入ってくるので参考程度にしてください)
① 日本の眼鏡メーカーが大きく関わっている
② 日本は眼鏡が安い
③ 数多く流通している
④ シンプルなデザイン
この辺が原因かと思います。
では順に説明していきます。
① 日本の眼鏡メーカーが大きく関わっている
OLIVER PEOPLESは、日本製であると書いてきました。
他の海外ブランドの日本製とOLIVER PEOPLESの日本製は若干意味合いが異なります。日本に流通しているOLIVER PEOPLESは、日本のあるメーカー(オプテックジャパン)が一手に引き受けています。そのためオプテックジャパン=OLIVER PEOPLESと考えて大きな間違いではありません。(実際私がこの業界に入ったとき、オプテックジャパンが親会社で、OLIVER PEOPLESというブランドを傘下に収めていると勘違いしていました)勘違いするぐらい密接な関係のため、殆ど日本のブランドです。
逆に、他ブランドはこんなイメージです。アメリカブランドが、日本のメーカーに外注しているといったイメージです。そのため生産コストがかさむのです。
② 日本は眼鏡が安い
意外かもしれませんが、日本は眼鏡が安いのです。
(量販店・スリープライスと言った安価な眼鏡は含みません)
一流眼鏡は、日本が安いのです!
海外ブランドが日本に入ってくるとき、この市場に苦労するようです。
なぜ日本は、安いのか。
日本は世界有数の眼鏡産地・鯖江があります。産地が地元にあるため安くできます。また海外ブランドはブランディングなどが巧みのため価値を高めることが得意です。逆に国産ブランドはブランディングが上手くないため品質にふさわしくない安い価格が付いています。
(このようなことは、どのジャンルでもあるかと思います。洋服・靴・キッチン用品など日本の方が、品質が高くても海外ブランドより安いということは多いかと思います。)
そのような安く品質の高い眼鏡が溢れる日本に、品質の低い海外ブランドが自国と同じような高い価格を付けることが出来ないのです。
ただここ何年かで流れが変わってきています。
最近海外ブランドは、年々値上げが行われています。
前述のBARTON PERREIRA、DITAなどは大幅に値上げが行われています。
BARTON PERREIRAが日本に入ってきたときの価格をご存知でしょうか。
答えは「3万円前半」だったのです。
それから7,8年程度で一万円値上がりました。因みにOLIVER PEOPLESは微増です。
ただ値上がりしたBARTON PERREIRAですが、ブランドの本音は「もう少し値上げが必要」なのです。
表向きはコスト高といったことを理由にしていますが、一番の理由はブランディングです。ブランドイメージを大切にしたい一流ブランドは、極力グローバルな視点でブランディングしているため日本だけ安いと言うiことは避けたいのです。そのため定期的に値上げを踏み切っているのです。そのため品質・モデルが同じであっても値段が上がっているのです。結果、OLIVER PEOPLESはよりリーズナブルに感じるのです。
ではOLIVER PEOPLESは、なぜ値上げしないのか?
(ここからは私の推測も入ります)
日本ほどOLIVER PEOPLESはアメリカ本国では高級ブランドとして考えられていないのです。OLIVER PEOPLESは何処でも買える眼鏡と思われているらしいです。(ファッションとは無縁の街の眼鏡屋でも買える眼鏡と言った感じのようです)
日本で流通しているOLIVER PEOPLESは全て日本製になりますが、ただ海外で販売されているOLIVER PEOPLESは、中国製、イタリア製が混じっています。(もちろん偽物という意味ではありません。また日本で流通しているモノにもパーツ製造は、海外製で組み立ては日本製というものもあるかもしれません。)
逆にBARTON PERREIRAは、日本でも海外でも日本製のものしかありません。
逆にBARTON PERREIRAは、高級でファッション感度の高い方が注目するブランドという位置づけです。そのブランドの位置付けも日本での価格に大きく影響しているようにお思います。
また、今の価格に慣れた日本の消費者に急な値上げも難しいのかもしれません。そして今の価格が需要と供給のバランスが取れているのだと思いますし、今の価格でブランド価値を思としていないのも大きいのかと思います。
③ 数多く流通している
これは当たり前かもしれませんが、OLIVER PEOPLESは一流眼鏡としては他を寄せ付けないほど知名度が高いブランドです。(直営店が数多くあることからも想像できるかと思います。他の眼鏡ブランドは、直営店は殆どありません)
それこそ日本では、様々な年齢・性別・マインドの方に人気があります。
数多く作ることが出来れば価格は抑えること出来るのは皆さんご存知かと思います。
④ シンプルなデザイン
これも説明不要な部分かも知れません。
OLIVER PEOPLESはシンプルなデザインが多いです。
そしてシンプルなデザインはコストが掛かりません。
シンプルな眼鏡は、パーツが少ないのです。
モノを作るにおいてパーツが増えるとパーツを作るために型を作る必要があります。その型代がコストに大きく影響してきます。シンプルだとそのコストを抑えることが出来ます。
一つのブランドを見てみると分かりやすいかもしれません。
シンプルなプラスチック枠とコンビネーション枠(もしくはメタル枠)は間違いなく価格に差があります。OLIVER PEOPLESも3万円と4万円と一万円程の差があります。
同一ブランドでの価格に差に疑問を持たれるかもしれませんが、単純にどっちがパーツにお金が掛けているのかなのです。
もっともOLIVER PEOPLESは、型のコストを抑えるためにシンプルにしているわけではないかと思います。OLIVER PEOPLESからシンプルなデザインを取ってしまったら存在価値を失うように思います。
そして③につながりますが、
新しいモデルを作るためにかかった高いコストも数多く作り、かつ売れればコストはすぐに回収できます。そしてOLIVER PEOPLESは、人気が常に高いためどのモデル大変売れています。
規模の小さいブランドだとどの程度売れるかわからないため生産数を制限しなければいけませんし、どの程度売れるかわからないのでリスクを商品の値段に付加せざるを得ません。結果高くなるのです。
また話が長くなりましたので、また後日。
かなり話が脱線したような気がします。
知っておくべきブランド(OLIVER PEOPLESの質の高さ)②
OLIVER PEOPLESの特徴②
① 定番モデルを作らせたら右に出るものがいない
② ファッション感度の高さ
③ クオリティーの高さ
④ アフター等の安心感
⑤ 今後が不透明
前回、①②について書いていきました。思いのほか長くなりましたので二回に分けて書いていきます。
では早速進めていきます。
③クオリティーの高さ
OLIVER PEOPLESが、長年高い人気を維持してきたのにはファッション性と言った見た目の部分だけが理由ではありません。
もう一つの理由は、間違いなく品質の高さです。
OLIVER PEOPLESは、日本に流通しているものは、基本日本製になります。
品質の高さとして、
1、壊れにくい。
2、調整が行えるようになっている。
3、何年後かに大きな問題が起きることが少ない。
が挙げられます。
では詳しく。
1、壊れにくい
当たり前と言えば当たり前のことかもしれませんが、物凄く重要な箇所かと思います。多くの方が一つの眼鏡を長く使用するので当然かと思います。
(もっとも眼鏡屋の立場からすると複数所持をお勧めしますが・・・)
OLIVER PEOPLESが特に優れていると感じるところを書いていきたいと思います。
では語る前に知って頂きたい素材の特性について書いておきたいと思います。恐らく知らない方も多いかと思います。
「眼鏡の素材について」(プラスチック編)
眼鏡は大きく分けてメタル枠とプラスチック枠があるかと思います。
(当たり前すぎることを書いて申し訳ありません)
今回はプラスチックについてです。
インターネット通販やブランド商品タグには、プラスチックとしか書いていないことが多いように思います。しかし眼鏡を扱う人間からすると、アバウト過ぎる情報です。
眼鏡で使われるプラスチックは、「アセテート」「セルロイド」「インジェクション製法用の素材」があります。個々の素材特性はまた後日にします。
今回語りたいのは、アセテート素材についてです。
というのも品質が良い眼鏡に使われる素材として一番ポピュラーな素材だからです。もちろんOLIVER PEOPLESもアセテートを使用しています。
ここまでは、少し詳しい方であると知っていることかと思います。
ではここからが本題です。
今回知っていただきたいところです。
プラスチック(アセテート)にも品質の差があります。
(勿論チタン等メタルにも品質の差があります)
靴の革、洋服の綿・ウール・・・他のファッションアイテムでは、皆さん素材の品質の良し悪しがあることを知っていると思います。
ただ眼鏡の素材で使われるプラスチック(アセテート)・チタンは、何故か全て同じ品質と捉えている方が多いのです。冷静に考えると同じのはずがないと分かるとは思います。
では、「アセテートの品質の良し悪しとは何なのか?」
眼鏡に必要な要素を考えると答えが見えてくるかと思います。
「形が変わらない」
他にも答えはあるかもしれませんが、一番重要な要素かと思います。
「形が変わる?」と思うかもしれません。
アセテートは形が変わります。
詳しく言うと、
① 「縮みやすいモノ」「縮みにくいモノ」があります。
② 「硬いモノ」「柔らかいモノ」があります。
項目を分けましたが①と②は重なる部分があります。
「縮みやすいモノ」は柔らかく、「縮みにくいモノ」は硬いのです。
皆さん想像付くかと思いますが、硬くて縮まないモノが眼鏡の素材に向いています。硬くて縮まなければ変形を防ぐことが出来ます。またメンテナンスも行いやすく、長期使用に耐えられます。
恐らくここまで読んでいただくともう一つ疑問が浮かぶかもしれません。
「では柔らかくて縮みやすいアセテートって何に使われているのか?」
また「どのようにアセテートの質を見極めるの?」
気になるのは当然かと思います。
ではどう見極めるのかを簡単にレクチャーします。
「発色の良いモノ」「綺麗な柄物」「オリジナリティが高いモノ」を使用している眼鏡は総じて柔らかく縮みやすいです。そしてそのような生地を使用するブランドは海外製の眼鏡(イタリア、フランス等)の眼鏡が殆どです。
柔らかい生地を使う眼鏡ブランドは、ブランドコンセプトの特性上致し方ない部分でもあります。
*生地・・・洋服と同じようにプラスチックのことを生地と言います。
アセテートを眼鏡に使用する際、通常アセテートを寝かしてから使用します。
この寝かす時間が大変重要になります。寝かす時間が短いと生地は柔らかく縮みやすいモノになってしまいます。
であれば寝かせばいいじゃないかと思う方もいるかもしれません。確かに寝かせれば良いのですが、そうできない事情があります。
発色が良いモノを作りたいブランドは、ヨーロッパのブランドに多いのですが、彼らは作った素材をいち早く商品に使いたいのです。ファッションと考えればわかりやすいかもしれません。寝かしている間にその生地が時代遅れの柄(色)になってしまうかもしれないからです。
そのためそういったブランドは、寝かしが甘い生地を使う必要があるのです。
ここで一つ補足をしておきます。
柔らかいアセテートを使用する=二流ブランドかと言うと必ずしもそういうわけではありません。発色の良い・綺麗・オリジナリティがある生地を使ったブランドは、個性的で唯一無二なデザイン性を兼ね備えています。そのようなブランドは人気も高く、評価されます。(もちろん眼鏡関係者からも)
デザイン性が一流の眼鏡ブランドが、普通の生地を使用していたら存在価値のない眼鏡に成り下がってしまいます。
何を言いたいかと言うと、
「眼鏡に何を求めるかと言う事です」
洋服にも同じことが言えるかと思います。
繊細な生地等を使用することによって、シルエット・デザイン性が高くファッション性の高い洋服が好きなのかor耐久性があり長く着られる普遍的なデザインの服が好きなのか。どちらも本人の好みかと思います。
そのため趣味趣向が分からないお客様から
「お勧めの眼鏡ブランドは何ですか?」と聞かれても大変困るのです。
答えは「人によって違う」からです。
皆さん一度眼鏡に何を求めるか整理された方が良いかと思います。
アセテートの説明が長くなりましたが、OLIVER PEOPLESの話に戻します。
OLIVER PEOPLEの眼鏡は縮みにくく変形しにくいアセテートを使用しています。発色が良いアセテートは殆ど使用しませんが、オリジナリティのある生地は使用しています。そして、それはブランドを代表する生地のため長年使用されています。OLIVER PEOPLESの生地はオリジナリティがありますが、長年使用されているため寝かすことが出来ていると推測できます。
眼鏡に必要なクオリティーの高さは、生地以外の部分に表れています。
プラスチックの生地以外にも、使われているメタルなどの素材自体の質も高く感じますし、溶接・メッキのクオリティーも高いと思います。日本製らしいブランドであると感じることが多々あります。
それ以外にも品質の良さというか、長年培ってきた経験値の高さを感じるときもあります。このことについても今回のブログで書いていこうかと思いましたが、アセテートのことが思いのほか長くなりましたので、次回に回していきます。
二回に分けて説明するつもりでしたが、三回(四回?)に分けることにしました。
ではまた後日。
知っておくべきブランド(OLIVER PEOPLES)①
今回は、OLIVER PEOPLESです。
まだ詳しく語ってこなかったのが不思議なくらい有名なブランドです。
眼鏡、ファッション雑誌等を少しでも読む方にとっては、知らない人がいないと言ってよいほど有名なブランドかと思います。
有名過ぎて敬遠する方もいるようなブランドですが、この眼鏡業界の大御所ブランドであることは紛れもない事実です。
ただ中には知らないかといるかも知れません。
まずOLIVER PEOPLESとは、どんなブランドなのか?
簡単にまとめると、
「1985年にロサンゼルスで設立され、古き良きアメリカンヴィンテージの美しさを現代に蘇らせた眼鏡ブランドです。デビュー後すぐにアメリカで人気を博し、現代に至るまでトップを走り続けているブランド」です。
公式HP→HOME | オリバーピープルズ | OLIVER PEOPLES
ただこの辺の情報は、調べればすぐわかることかと思います。
では、私のOLIVER PEOPLESの見解について書いていきます。
OLIVER PEOPLESの特徴
① 定番モデルを作る天才
② ファッション感度の高さ
③ クオリティーの高さ
④ アフター等の安心感
⑤ 今後が不透明
上記のことを二回に分けて書いていきます。
①定番モデルを作る天才
販売員をしているとOLIVER PEOPLESというブランドの凄さ(大きさ)を感じるときがあります。
その一つに知名度があります。
OLIVER PEOPLESを欲しい方、知っている方の年齢層・性別などが、本当に幅広いのです10代の学生、サラリーマン、ギャル、OL、ビジネスマン、ファッション関者、主婦・・・と全てのカテゴリーで人気があります。このようなブランドは見かけないように思います。少なくとも私がブログで取り上げてきた眼鏡ブランドにはありません。
幅広い層に人気があるため様々な雑誌等の媒体に掲載されています。今まで私がお勧めしてきたブランドは、ある程度偏った層に人気があるブランドです。そのため○○のジャンルが好き方・年齢層には、圧倒的知名度があるが、違うジャンルの方にとっては見たことも聞いたこともないと言ったことも珍しくありません。それこそお勧めブランドで上げてきたLINDBERG、EYEVAN7285、MYKITA、LUNORなどは典型的だと思います。知らない人も沢山いるブランドかと思います。
何故このようなことが起きるかと言うと、OLIVER PEOPLESは眼鏡専業ブランドととしては、かなり大きなブランドのため幅広く様々なモデルを作っています。大きな資本を持つ会社のため幅広い展開が可能であることは間違いがありません。
(ブランドは年々大きくなっていますので、今後さらに様々なモデルが発表されるかもしれません)
ただ幅広い商品展開を行っているメーカーは、決して珍しくありません。それこそ日本の眼鏡メーカーにも幅広い商品展開を行っているメーカーはあります。
このOLIVER PEOPLESが凄いのは、その「各ジャンル」の王道・定番を作ってしまうのです。そのため「OLIVER PEOPLES」は、知名度が大変高いと言いましたが、ブランド名から連想するモデルは支持層の違いにより全く違うものになるのです。OL向け眼鏡、ファッショニスタ向けモデル、リゾート感あるサングラス、太いプラスチックフレーム と凄く幅広いジャンルのモデルを作っています。全て違うジャンルのものになりますが、どれもOLIVER PEOPLESらしいと感じてしまうのが不思議です。
元々、クラッシク眼鏡に強い影響を受けているブランドは、昔から存在している眼鏡をデザインし直して新作を発表します。OLIVER PEOPLESも例にもれず、毎年クラシック眼鏡=王道な形を発表しています。長年似たモデルを作り続けているのに毎年話題を呼び、売れるモデルを作るのです。こんなブランドは他に見当たりません。
「凄い」の一言です。
何故OLIVER PEOPLESは支持され続けているのか。
デザインに癖がなくシンプルで完成されている。
簡単に書きましたが、凄く難しいことかと思います。
癖がなくシンプルだとつまらない眼鏡になってしまいます。
またデザインを凝るとコアなファンに受けますが、一般的な方には受けません=ビジネス的に売れる眼鏡になりません。その絶妙なデザインを作るのが、このOLIVER PEOPLESの凄さです。
アンチの方などは、OLIVER PEOPLESの幅広く売れるのは、広告やブランド力で売れていると言うかもしれません。
ただOLIVER PEOPLESのような万人に受ける綺麗なデザイン・洗練されたデザインを作れるブランドは殆どありません。また批判しているブランドの中には、OLIVER PEOPLESに影響を受けているブランドも少なくありません。
例えば、OLIVER PEOPLESの売れたモデルを真似ることもあります。これは皆さんも想像しやすいかと思います。
違ったパターンもあります。
OLIVER PEOPLESが似合わないが、OLIVER PEOPLESみたいなモデルがどうしても欲しい方もいます。そのような方の受け皿になるようなモデルを作るブランドがあります。少し大きくしたり少し形を変えたりすのです。日本のブランドで良く見かけるように思います。結局OLIVER PEPOLESに依存しているブランドもあるのが現実です。それぐらいの影響力を持ったブランドなのです。
<脱線>
定番を多く販売しているOLIVER PEOPLESですが、販売員も依存している部分があります。
眼鏡業界に属している人間だとOLIVER PEOPLESの有名な形・カラーは、販売員・バイヤーの頭にインプットされています。「OLIVER PEOPLESのMP2みたいな…」「OLIVER PEOPLESのOTPIみないな…」と言った具合で、電話等で相手に伝えたいとき頻繁にOLIVER PEOPLESを例えで使用されます。それだけ眼鏡の中で広まっているブランドなのです
②ファッション感度
定番を売り続けるだけでは、いつか飽きられてしまいます。それこそファッション関係者はすぐ離れてしまうかと思います。
OLIVER PEOPLESは、
市場が何を求めているのか。
今後何が流行るのかと言った先見の明もあるかと思います。
最近では復刻シリーズが、発表された時を思い出します。
オリバーピープルズ公認通販サイト、定番OP-505のまとめ。 販売商品一覧
当時既にヴィンテージブームであり、市場にはヴィンテージ風のモデルが溢れていたと記憶しています。ヴィンテージ「風」と言ったのは、ヴィンテージ眼鏡を強くアレンジし、丸みを抑え使いやすいモデルが多かったように思います。
そこに505、MP2と言ったモデルが復刻されました。特に505は、その当時市場に出ているモデルとは一線を画すモデルでした。「限定色・コンセプト色が強いモデルを出してきたな・・・」と思った記憶があります。
(実際LIMITTED EDITIONと書いてあったので初回生産で終わると思っていました)
格好良いとは思いましたが、売れる・流行るとは思っていませんでした。実際当初は、ファッション感度の高い方のみ購入すると言った状態でありました。
それが蓋を開けてみると、505は売れ続け、似たようなモデルが様々なブランドから販売されるようにったのです。
最もOLIVER PEOPLESがファッションを引っ張ていると言って良いのかもしれません。またOLINER PEOPLESの眼鏡の動向を逐一チェックしているブランドは、OLIVER PEOPLESの寄生虫のようにいち早く真似をしているのかもしれません。
またこの新たなモデルを発表したとき、大きな会社であるOLIVER PEOPLESの資本力・広告料により流行を作り出すのに一役かっているのは言うまでもありません。
(他のブランドが505を発表しても、今の流れはできなかったかもしれません)
またOLIVER PEOPLESが飽きさせない理由は他にもあります。
刺激し続けるコラボレーションモデル
OLIVER PEOPLESは、何年前からかファッションブランドとのコラボレーションを頻繁に行っています。このコラボを多岐にわたり、PAUL SMITH、KRIS VAN ASSCHE、KITSUNE、THE ROW、SOLOISTと言ったファッションブランドからHOSSOと言ったファッションと関係ないモノまで本当に多岐にわたります。
(現行のコラボレーションは、公式HPに詳しく書いてあります)
このコラボは、ファッション好きな方を飽きさせません。
ファッション業界に対する効果的なアクションが、ファッショニスタを刺激し続けるのです。また一般の人に対してのイメージ戦略にも良い影響を与えます。コラボは、話題性を呼び、著名人が掛け、雑誌の露出が増えることよって認知されていくようになります。そして、様々な方に対して憧れのブランドとしてさらに認知されるようになっていくのです。
他の項目はまた後日。
MYKITAの注意事項(話は脱線します)
MYKITAの注意事項についても書いていきます。
主なMYKITAの注意点
①品質に関しての注意点
②掛け心地について
③ファッション性の高さが邪魔をする。
この3点がMYKITAの気を付けたいところです。
①品質に関しての注意点、②掛け心地について
①、②は通常の海外ブランドでは常に気を付けた方が良い項目になります。
ただMYKITAの掛け心地は、かなり独特です。
良く言えば眼鏡を掛けていないような「ソフトな掛け心地」が、MYKITAの掛け心地の特徴です。この掛け心地に病みつきになる方も多いです。
ただこの掛け心地が苦手な方・ズレ落ちやすい方もいます。また調整を行える幅が狭いため、調整による掛け心地の改善に限界があるのです。因みに日本のブランド等であれば調整で何とでもなります。
そのため私も顧客様にMYKITAを紹介するとき、この掛け心地に関しては気を遣う部分であります。モデル・シリーズによっては本当にお勧めできません。ただ特定のモデルが全ての方にお勧めできないというよりは、モデルと個人の相性と言った方がよいかもしれません。
また軽いので店頭で掛けたときの感想は皆さん総じて良いですが、相性の悪いモデルは長い時間掛けているとズレ落ちてきます。
その辺の見極めを自分で判断しない方が無難です。しっかりした技術・知識を持ったプロの販売員と相談することをお勧めします。若者相手に営業している眼鏡店は注意が必要です。
③ファッション性の高さは諸刃の剣
MYKITAが持つデザイン性は大変高く、自分の印象付けに大きく影響を与えてくれます。ただ同時に本人の意思に反して「与えてしまう」場合もあります。
眼鏡に限らず様々なアイテムに同じようなことが言えるかと思います。
「デザイン性の高いアイテム」「インパクトの強いアイテム」「有名なアイテム」を身に着けると自分の印象は、その一つのアイテムが持つイメージに引っ張られます。そのイメージを知っていて取り入れているのであれば、素敵な着こなしなるかと思います。
ただ、それを知らずにやっていると悲惨なことになります。
眼鏡ブランドのファッション性を知らないと火傷します
ファッションで考えると当たり前のことかもしれませんが、殊に眼鏡に関していうと疎かにされる方を散見します。
ファッションアイテム全般は、自分の拘りを持って選んでいる方は頻繁に見かけます。それなのに眼鏡だけが「?」で、99%正解なファッションなのに眼鏡のせいで台無し・・・という方も珍しくありません。
例えば古き良き(ヴィンテージ等)アメリカモノが好きで全身MADE IN USAでまとめている方がいるとします。セオリー通り合わせるのであれば、ヴィンテージのMADE IN USAを持ってくるか、そのころの雰囲気を大事にしている眼鏡を合わせるのが王道です。
もしくは現代的なアメリカンブランドを合わせる選択肢もあります。
例えばTHOM BROWNE、DITAといったブランドです。ただこの時点で外しの要素が入ってきます。この両者はアメリカブランドではありますが、決してクラッシクなブランドではありません。凄くモダンなブランドです。分かって取り入れているのであれば良いかもしれませんが、知らずに取り入れていると火傷します。これらのブランドを取り入れると全身がヴィンテージであったとしても、モード好きな雰囲気が漂ってしまうのです。分かる方・センスのある方には、このチグハグな感じを受けるでしょう。
またクラッシクと思われているイタリア製レイバンを取り入れるのも勇気がいります。リゾート感溢れる格好ならまだ良いかもしれませんが、ドレスのアメリカモノ好きな方がとり入れると一気にチープな印象を与えてしまします。
もし外しの要素で上記ブランドを取り入れりのであれば、眼鏡以外のパーツも再考の余地があるかと思います。
トムブラウンの眼鏡を掛けるのであれば、普段付けないようなアクセサリー(クロムハーツ等)を付けてみたり、時計・靴もヴィンテージ等に拘らないと言ったスタイルにしてみると格好良くなります。それをしたくないのであればTHOM BROWNE等の眼鏡を諦めるか、そのチグハグなスタイルは自分らしさと考え続けるかです。
何故眼鏡を失敗するのか(ファッション編)
MYKITAの問題というよりは、
ファッションにおける眼鏡業界が持つ問題点の一例を挙げていきます。
着こなしのアンバランス感は、眼鏡で頻繁に起きています。
理由はいくつか挙げられます。眼鏡業界特有なものが原因なように感じます。
③ 眼鏡ブランド側のコントロール不足
他のファッションアイテムでは珍しいことが起きています。
では説明していきます。
① 眼鏡店がジャンルレス
どのようなことかと言うと、
眼鏡屋のジャンルには、セレクトショップ、老舗眼鏡店と様々あるかと思います。ただどの眼鏡店にも言えることなのですが、雑食な商品構成をしていることが多いように思います。特にセレクトショップにそのような傾向が強いかもしれません。
雑食とはどういうことか、簡単に言うと様々なブランド(ジャンル)の眼鏡を仕入れることです。例えば、MYKITAを仕入れている眼鏡店がic!berlinを仕入れ、MOSCOTを仕入れ、JAPONISMを仕入れ・・・と相いれないブランドを同店舗で販売しているのです。
他のファッションアイテムでは、珍しいことかと思います。
靴屋で例えるなら、スニーカーに本格革靴・ドレス靴があり、モードな靴まで同一店舗で販売していることって中々ありません。洋服のセレクトショップでは販売しているかもしれませんが、その場合「服に合わせられる」靴というコンセプトのもと各ジャンル凄く絞って販売しているように思います。
眼鏡屋の場合、このようなことが大変少ないかと思います。「眼鏡単体」で考える傾向が強いようです。デザイン性の高い眼鏡・シャープな眼鏡・ビジネス用・クラッシック眼鏡、そして売れる眼鏡と眼鏡単体で考えてのセレクトになるためジャンルレスな展開になってしまうのです。
そのため若者相手に営業をしている眼鏡店に、不釣り合いな高級ブランドが置いてある。コンサバな店にモードブランドある。高級店にチープなブランドがある・・・と言ったことは珍しくありません。
眼鏡自体が小さいので、多くの眼鏡を陳列できるという条件も手伝っているかもしれません。
ただ眼鏡専門店なので商品を絞らずにジャンルレスに展開すること自体は、絶対悪ではもちろんありません。店のコンセプト・雰囲気がぼやけてしまうかもしれませんが、消費者にとっては数多くの眼鏡を一度に見ることができるので利点も多いかもしれません。
問題は商品展開に付随するものが問題です。
↓ではジャンルレスの商品展開の弊害は何なのか?↓
② 販売員の知識不足
問題は、販売員の質なのです。
有名無名問わず眼鏡店には、沢山の眼鏡が陳列されています。
ただ販売員が、その眼鏡・ブランドの違いを把握していない。そしてファッションについての知識がないのです。ひどい場合だと興味すらない販売員もいます。
眼鏡販売員は、技術・光学的知識は絶対に必要です。
ただ現在の眼鏡には、それだけでは足りません。
それに加えて現在は、ファッション知識・感性も必要になっています。
ただそのファッションに弱い販売員が大変多いのです。
そもそもファッションに興味ある人間が、眼鏡小売業界を目指すこと自体、珍しいように思います。そのためファッションに関心が薄いのは致し方ないのかもしれません。
ファッションに興味がない販売員が、数ある眼鏡の特徴を把握し提案することが出来るはずがありません。
そんな眼鏡店(販売員)が、ジャンルレスの眼鏡を販売していていいのでしょか?
ファッション・眼鏡に詳しくないエンドユーザーの方が、知識のない販売員に相談して良いのでしょうか?
良いはずがありません。
純粋な気持ちで相談したエンドユーザーの方の多くが、間違った眼鏡を薦められアンバランスなファッション・眼鏡を身に着けてしまうのです。
残念な現実です。
③ 眼鏡ブランド側のコントロール不足
眼鏡ブランド側にも問題があります。
本来のブランドコンセプトとは程遠い眼鏡店にも、商品を卸しています。
有名ブランド(特にアパレル系)は、本当に様々な店舗で展開しています。
「売れる」ことが一番重要なのは明白です。
「売れる」なら眼鏡店のジャンルは関係ないのではないかのようです。
その結果、ファッションに詳しくない方に正しいブランドコンセプトが届かないのです。
雑誌等で漠然とした憧れを持ったお客様が、漠然とした知識を持った販売員に薦められ購入しているのが大きな問題なのです。
眼鏡に詳しくない人ほど、有名ブランド(特にアパレルブランド)を一度冷静に考えた方が良いかと思います。THOM BROWNE、TOM FORD・・・と言った有名ファッションブランドが自分に本当に合っているのか考えてみてください。そのブランドの服が思い浮かべられない人・知らない人・興味がない人は、やめた方が良いかと思います。
有名なだけあって広く流通している分、ミスマッチの方の数も大変多いです・・・・。
高い金額を払いダサくなる…何とかして避けて頂きたいと思います。
この状況を変えたいと思っている私ですが、一販売員の自分の力の限界を感じます。このブログを通して少しでも広まって頂ければ嬉しく思います。
最近では、セレクトショップの中でもジャンルレスでなく店のコンセプトを明確に持ち、絞った商品展開をしている眼鏡店も増えて来ています。是非皆さん探してみてください。
皆さん情報を収集して、その眼鏡店が誠実な店かどうか判断してください。
(その眼鏡店選びの手助けになるようなブログにしていきたいと思います)
MYKITAの話から大分ずれて申し訳ございません。ただMYKITAのことを書いていて業界の問題点をどうしても書きたくなりました。参考になる方がいましたら嬉しく思います。
ではまた後日。
お勧め海外ブランド(MYKITA)
今回もお勧め海外ブランドを紹介していきます。
今回は、シートメタルで有名なMYKITA(マイキータ)です。
このブログでも何度か名前が出てきたブランドですが、
詳細については書いたことがなかったかと思います。
LINDBERGの素晴らしさを紹介した時、MYKITAにネガティヴな評価を書きました。
➡①高品質な良い眼鏡(LINDBERG) - 眼鏡のある生活
実際書いたことに間違いはありません。
MYKITAの弱点(LINDBERGより劣っている点)は、「丈夫さ」と「カラー強度」の弱さになります。
ただLINDBERGの品質は、top of topです。
そのため殆どのブランドがLINDBERG より劣るため、「シートメタル眼鏡」で「強度」を第一に求めている方でなければ、気にする必要はないかと思います。
では話を始めていきます。
ファッション界の雄
「MYKITA」
MYKITAとは
→MYKITA - DESIGNER GLASSES & SUNGLASSES
ではMYKITAのお勧めポイントを紹介していきます。
このブログで紹介しているお勧めブランドは、
独自性があり格好良いブランドのみお勧めしています。
MYKITAのどこが独自性があり格好良いのかから書いていきます。
MYKITAのお勧めポイント
MYKITAだけが持つファション性
眼鏡を少しだけ詳しい方であれば、
シートメタルというジャンルに属する眼鏡ブランドを幾つか思い出すかと思います。
そしてこう思うかも知れません。
「全部似てる」
「特にic!berlinとmykitaは似ている」
と思う方は実際に多いです。
ただファッション好きな方・センスのある方には、全く違うものと捉えています。
では何処が違うのか?
MYKITAは、
「ファッション性に優れ、美しいデザイン、モード感溢れるブランド」
と言って良いと思います。
他のシートメタルには、このようなブランドはありません。
そのためMYKITAは、機能面を語る前にデザインを語るべきブランドなのです。
それこそシートメタルに限らず全ての眼鏡ブランドと比較しても、ファッション性の高さを評価されているのです。
私は、ファッションデザインを専門で勉強してきたわけではないので、文章でデザインの良さを伝えることが難しいのですが、簡単に書いていきます。
美意識の高さが支えるファッション性
MYKITAは、シンプルで薄いステンレスを使い眼鏡を作ります。ものすごくミニマムな表現方法を取っています。
何故、シンプルな眼鏡が世界のファッション関係者、ファショニスタに愛されているのか?
レンズ・フレームの形、角度、大きさ。
このデザインの根幹に対して強い拘りがあるのです。当たり前のようなことですが。
1㎜1°にも満たない差をマイキータは追求しています。他のブランドのデザイナーもこだわっていると言うかも知れませんが、結果(眼鏡)から感じることは出来ません。マイキータほど美しい線は、描けていないのです。
私の見解だけでは説得力がないので、客観的な事実を。
MYKITAのデザインはファッションブランドとのコラボを多く行っています。
Maison margiela
Damir doma
Moncler
・・・・
有力なモードブランドとのコラボが多いのです。
このブランドのデザイン力、表現力が評価された証拠と言って良いのではないでしょうか。
コラボしたモデルはどれも個性的で美しく、業界内ではいつも話題・評判を呼びます。
MYKITAのデザインを見ていると感じること。
シートメタルを使うブランドは掛け心地等を追求した結果、シートメタルという構造にたどり着いたように思います。
MYKITAの場合は、自分たちのデザインを具現化するために一番適した方法がシートメタルであったように思います。
どう言う事かというと、シートメタルは「溶接をしない」「ステンレスシートをレザーでくり抜く」作り方になります。
その結果、広く知られていますがシートメタルの眼鏡は軽く仕上げることができます。
そしてもう一つの良さは、レンズシェイプを自由に形作ることができるのです。
普通のメタルフレームはレンズが角ばっているモデルであっても、若干丸みを持たせています。
何故なら鋭角にし過ぎてしまうとリムが折れてしまいます。
その点シートメタルは、鋭角に形作っても折れることはありません。
またフレームを細く作りすぎると溶接する箇所が無くなるため、眼鏡として作ることができません。
シートメタルの場合、溶接する必要がないため極限まで細くすることが可能になります。
このシートメタルという構造が眼鏡デザインの可能性を大きく広げたと言って良いと思います。
丈夫さの追求だけで終わらせるにはもったいない作り方なのです。
ただMYKITAにも作れないデザインがあります。
それは立体的・奥行のあるデザインです。
平面的な素材を使うため恐らくMYKITAには作れません。
ただMYKITAには恐らく必要のないデザインなのだと思います。
MYKITAが美しい形と思う形に、立体的な形は入っていないからです。
MYKITAの眼鏡・サングラスを見ているとそう思わせてくれます。
MYKITAは平面的なモノに美しさを求めているのであると。
もっとも立体的なデザインに拘る眼鏡ブランドは、ファッション的にダサいブランドが多いのも事実です。またそのようなブランド(デザイナー)は、美しい画が描けないので子供だましの形に逃げるのではないかと思います。また平面的な美しさの差異を感じることが出来ないのだと思います。前述の「MYKITAとic!berlinって殆ど同じじゃない?」という方がいると書きました。実はこう思っている方は、エンドユーザーだけではありません。
驚くことに眼鏡関係者の中にもいるのです。
日本の眼鏡業界はファッション的に大変遅れをとっていることを如実に物語っています。その程度の感性しか持ち合わせていない人間にMYKITAの本当の格好良さはわからないのでしょう。
MYKITAとIC!を同列に語る販売員がいましたら、その販売員のファッション感を疑った方が良いかと思います。
ファッションの可能性を広げてくれる
MYKITAは本当にシンプルな作りをしていますが、美しいデザインのおかげで着こなしに取り入れると効果は絶大です。印象ががらりと変わります。
こんな取り入れ方が面白い。
モードな服装が好きな方は、ドンピシャではまっていきます。デザイン、カラーを上手く取り入れていけばスタイルの格上げの役に立ちます。
モードなブランドですが、カジュアル・ドレス・ヴィンテージスタイルに取り入れるのも効果的です。
例えばカジュアルの場合。
Tシャツ一枚、スウェット一枚にGパン・短パンと言った限りなくカジュアルなスタイルにMYKITAを取り入れると一気にアーバンな洗練されたスタイルに昇華します。そして軽い掛け心地も良いので掛ける方もついつい掛けたくなる楽さも持ち合わせています。
ドレスの場合
ドレスの場合なら思い切ってツーブリッジの眼鏡なんかを合わせるのも良いかと思います。ツーブリッジは最旬な形です。クラシックブランドのツーブリッジは、結構ハードルが高いですが、MYKITAのツーブリッジは洗練された雰囲気が誰でも出ます。
ヴィンテージスタイルの場合
ヴィンテージタイルに取り入れるのも面白いです。
こてこてのヴィンテージが好きな方は、ヴィンテージを取り入れれば良いかと思います。
ただヴィンテージ風のスタイルにアクセント(外し)の要素に取り入れるのもお勧めです。普段掛けている(掛けたい)クラシックな眼鏡があるのであれば、それと同じジャンルのMYKITAを掛けてみてください一気にファッショニスタの趣を醸し出します。
大変雰囲気のあるブランドなのでサングラス・眼鏡という小さいパーツですが、スタイルの雰囲気を変えてくれます。
皆さんTRYしてみてください!!
ではまた後日
LUNORで気を付けたいところ
前回お勧め海外ブランドとしてLUNOR(ルノア)を紹介しました。
お勧め海外ブランドとして真っ先に挙げたなので、良い部分についてだけ書きました。ただ良い部分だけを書いて終わってしまったら、このブログの意義がありません。そのため今回は「お勧めできない点」もしくは「語られることが少ない点」について書きたいと思います。
LUNORは、いくつかの問題点(注意事項)があります。
そしてこれから挙げる問題点を知った上で皆さん判断してください。
(中には問題というか、LUNORの独自性が強いだけという部分もありますが)
私は勿論この問題点を以前から知っていますが、知った上でもこのブランド支持していますし、凄く好きなブランドです。そしてやはり皆さんにLUNORをお勧めしたいと思っています。
LUNORの注意事項
注意事項①
クオリティが値段ほど高くない。
注意事項②
小さいモデルが多い
注意事項③
掛け心地が改善できない場合がある
問題点① クオリティが値段ほど高くない。
以前にも書いたことがありますが、海外製のクラッシク眼鏡の品質は高くありません。LUNORの良さに「高級感」があると前回書きましたが、それは「高級感」であって高品質な訳ではありません。
もちろんルノアを日本で作れば品質は上がるかと思います。しかし、もし日本製に切り替えてしまうと、ドイツ製だから出せていたLUNORが持つ唯一無二の雰囲気は損なわれていますのです。それこそLUNORの優位性は失われ、私のお勧めブランドでもなくなると思います。
日本製になるとこの美しい雰囲気は消えてしまい、つまらないものになってしまうかと思います。
今現在、海外製のクラシックブランドは日本にも沢山入ってきています。その沢山ある海外製クラシックブランドの中で、LUNORは品質が高い部類に入ります。粗悪な海外ブランドだと5万円以上していても品質が最悪と言ったブランドも珍しくありません。あくまで国産ブランドと比べれば低いと思った方が良いかもしれません。
(最も日本製と比べてしまうと差はかなり大きいです)
問題点② 小さいモデルが多い
これは問題点と言えない項目かと思います。
ただブランドコンセプト・歴史・背景のような部分に惹かれ盲目的に購入してしまうかもしれませんので、あえて書きたいと思います。
もちろん全てのモデルが小さいわけではありませんが、LUNORらしいモデルは小さいモデルが本当に多いです。(上に挙げたメタルフレームは全て小さいです)
これもヴィンテージに影響を受けたブランドらしいデザインです。
何が問題あるかと言うと、自分の顔に対して眼鏡が小さすぎるとあまり格好良いモノではありません。(凄く当たり前のことかと思いますが…)
一度センスのありそうな販売員に相談してみてください。「顔が大きい」「目と目が離れている」自覚がある方は一度冷静になって考えてみてください。
ただミーハーな気持ちが勝ってしまい、どうしても掛けたい方もいるかもしれません。そのような方は、恐れず掛けてください。掛けたいという気持ちは否定しないのも大事だと思います。掛け続けると不思議と板についてきます。
問題点③ 掛け心地が改善できない場合がある
②の項目と近い部分があります。
ルノアは、ドイツブランドになります。そのため基本欧米人に合いやすい構造になっています。
もちろん調整等できますが、限界があるのも事実です。
特に「テンプルが太いモデル」と「鼻当て(パッド)がないモデル」は注意が必要です
国産ブランドとどう違うのか。
「テンプルが太い」
テンプルが太いだけなら特に問題はないのですが、ルノアは太さの形状が独特なのです。
普通テンプルが太いブランドも耳に当たる付近は細くなります。しかしルノアの太いテンプルは細くなるどころか太くなります。太いせいで耳の後ろを縦に大きく曲げることが難しいのです。また強引に曲げるとこのモデルの格好良さが損なわれてしまうのです。私の知る限り国産ブランドではまず見かけない形状かと思います。(デザインコンシャスなブランドであればあるかもしれませんが) この耳の付近を縦に曲げられないと落ちやすくなる可能性が高くなります。
もっともこの形状を好む日本人もいるので一概には言えません。一度店頭で試してみることをお勧めします。また販売員と相談してみてください。
この形状は海外ブランドでは決して珍しくありません。何故なら欧米人は、これで全く問題がないからです。皆さんご存知の通りアジア人と欧米人とでは骨格が違いすぎます。鼻が高く・太い欧米人であれば耳の後ろを曲げなくてもokの方が多いのです。
そしてもう1つ。
クリングスがないモデルです。
クリングスとは、メタルフレームに通常付いている鼻パッドを支えているアームのようなパーツです。
鼻パッドがない代わりにブリッジの部分が直接鼻の上に乗っかります。
これも欧米人とアジア人の骨格の差により掛け心地に影響をおよぼします。
ルノアの一山タイプは日本人には掛けられない方の方が多いかと思います。修整を加えれば、問題ない場合もありますが注意が必要です。
ただ一山眼鏡が全て悪いわけではありません。最近では日本ブランドからも一山眼鏡が多く販売されています。日本のブランドは、日本人が掛けることが前提になっていますので高い可能性で問題なく掛けることができます。
格好良く掛けれる眼鏡というのは、眼鏡単体だけでは成立しないことを覚えておいてください。格好良く掛けれるのか掛けられないのか、販売員に聞いてみてください。ちゃんとした販売員であれば正しい情報を与えてくれるはずです。
このようなモデルは独自性が大変高いです。
普段から掛け心地を重視している方には、あまりお勧めが出来ません。
ただそれ以外のモデルは、普通の掛け心地に持っていくことが出来ます。ただ普通の掛け心地に出来るか、出来ないかは販売員の腕に大きく左右しますので注意が必要です。
あとルノアの問題点ではないのですが気をつけたい点がもう1つ。
LUNORは海外ブランドらしい構造になっています。そのため店頭に置いてある未調整の状態では、掛け心地が悪いものが多いです。店頭での最初の掛け心地の悪さだけでLUNORを選択肢外さないでください。販売員の技術さえしっかりしていればちゃんと掛けることができます!!
今回、LUNORの問題点について書いてきましたが、これは全てデメリットではなくこのブランドが持つ個性と考えてください。この個性を受け入れることができるのであれば、やはり大変お勧めなブランドなのです。
ではまた後日。
お勧め海外ブランド(LUNOR)
自分のブログを見返した時、お勧め海外ブランドについて書いたことが殆どなかったので今回は海外ブランドでのお勧めを上げていきたいと思います。
クラシック眼鏡を語る上で忘れてはいけないブランド
「LUNOR」
まず真っ先に思い浮かぶのがLUNOR
(因みにルノアと読みます。)
以前「お勧めできないブランド AYAME」↓
http://blog.hatena.ne.jp/kotonomegane/kotonomegane.hatenablog.com/edit?entry=10328749687221791493
の回で少し書いたブランドです。(AYAMEが模倣しているブランドとして)
LUNORとは
LUNORについて書いていきたいと思います。
まずLUNORとは➡Lunor A
一言で言うと、「本物のクラッシクブランド」です。
今クラシック眼鏡が流行っていますが、流行る前からクラッシク眼鏡を作り続けていたブランドです。創業時から変わらず、古き良きヴィンテージ眼鏡を大事にしている眼鏡ブランドなのです。
人気クラシックブランドの殆どは、ファッションの変化に自分たちの眼鏡も変化させてきました。それこそ現在評価の高いクラッシク系眼鏡ブランドも、10年前は少なからず天地幅が浅い眼鏡を作っていました。自分たちのオリジナリティを大切にしているブランドでさえも、流行に影響を受けてきました。
LUNORも天地幅が浅いモノを作っていましたが、あくまでクラッシク眼鏡をベースにした眼鏡です。その当時流行っていた細くてシャープな眼鏡は作っていませんでした。あくまでLUNORはLUNORなのです。
そのゆるぎないスタンス・コンセプトを持ったブランドのため、LUNORは10年前販売していたモデルの多くを今でも販売し続けています。そして変わらね人気を誇っているのです。
もちろん同じものを販売し続けることだけが、「優れている」「お勧めしたい」と思ったわけではないです。
LUNORのお勧めポイント
ではLUNORのお勧めポイントを上げていきます。
① 高級感
② ヴィンテージの美しさを再構築
③ 普遍的なフォルムの美しさ
簡単にまとめるとこんな感じです。
① 高級感
LUNORは、合金を使用します。
一時高品質なメタルフレームは、チタン製と言った常識のようなものが眼鏡業界にはありました。今は少し見直されているように思いますが、今でも依然と根強くあります。確かにチタン製は、丈夫で軽くアレルギーが起きにくいと言った眼鏡に適した部分があります。
そしてチタン製の眼鏡が定番として扱われるようになったと思います。
では何故LUNORが、チタンを使用しないのか。
それはチタンにはないものが合金にはあるのです。
チタンフレームのカラーリングはどうしても高級感が出しにくいのです。特に金色・銀色のフレームで差が大きく出るように感じます。合金の風合いは、本物の18K・14Kに似た光沢感が出せます。しかしチタンの金色はそうはいきません。どうしても合金に比べると安っぽさが出てしまうのです。さらに合金の良さ(LUNORの良さ)として、長期間使用していて眼鏡が痛んできても味となります。チタン系のフレームは最初が一番良くて、使えば使うほど朽ちていく感じです。
溶接方法も違います。
溶接箇所の風合いも異なってきます。その溶接箇所の出来映えは、チタン製の方が無駄なく綺麗に仕上がります。合金の溶接方法だと、無駄なロー付け箇所が残りポッテリした感じになります。チタンのようにすっきりした印象はないかもしれません。しかしその溶接方法のおかげで、クラシックな雰囲気・深み・高級感が出せているのです。
皆さんご存知の通り昔の眼鏡は合金です。
ヴィンテージ眼鏡は全て合金(18金は除く)です。そのころの美しさを大事にするのがLUNORです。ヴィンテージ感を最重要項目なブランドが、合金を使用するのは自然な流れかと思います。
合金は果たして悪い素材なのか?
ここで合金は、「重い」「金属アレルギーが怖い」と思う方がいらっしゃるかと思います。
心配されるのは当然かと思います。
「合金は重い?」
確かにチタンよりは重いです。
ただ合金を使用する眼鏡は、LUNORを筆頭に細くて華奢なデザインが多いです。フレーム自体が細いため、眼鏡の重さはそんなに重く感じません。
(同じデザインのチタン製眼鏡と比べてしまうと合金眼鏡はずっしりした感じはありますが)
チタン製眼鏡と比べると重い合金眼鏡ですが、プラスチックフレームよりは軽いです。(比重はプラスチックの方が軽いですが、プラスチックフレームは厚くて太いです)
プラスチックフレームが気にならない方であれば、全く問題ないかと思います。
「金属アレルギー?」
そもそも金属アレルギーの方って自覚があるのではないでしょうか?
金属アレルギーでない方が金属アレルギーに恐れるって無駄な気がします。過剰なように思います。確かに運動時等で汗をかきやすい環境であれば金属アレルギーを発症させやすいかもしれません。そのような方は、そもそもコンタクトレンズ等を使用するのではないかと思います。
そもそも合金は、100年以上使われ続けた素材です。その素材が、多くの人に問題を与えてきたのであれば、現在眼鏡で使用されること自体禁止されているのではないでしょうか。現在金属アレルギーの問題を抱えていないのであれば、必要以上に気にすることはないかと思います。
② ヴィンテージの美しさの再構築
LUNORのデザインと言えば、ヴィンテージの美の再構築と言って良いと思います。
各モデルがヴィンテージのような雰囲気を醸し出しています。
(①で述べた素材使いだけではなくデザイン等もヴィンテージらしさ満載です)
他のブランドでは、このような雰囲気を出すことが不可能です。やはり現代的な雰囲気を醸し出します。何故LUNORにできて他のブランドにできないのか。
何故LUNORだけが、この雰囲気を出せるのか?
恐らく創業者(存命です)の方の経歴が、大きく影響しています。
創業者は、ゲルノット・リンドナーという方です。
彼がどんな方かと簡単に言うと、「ヴィンテージ眼鏡業界の重鎮」です。
そのヴィンテージ眼鏡に最も詳しい方が立ち上げた眼鏡ブランドがLUNORなのです。そのためヴィンテージ眼鏡の古きよきものを現代に復活させることができたのです。
それこそ20世紀以前のデザイン等を現代に落とし込むデザイン力は秀逸です。
古き良き時代のデザインは一見の価値があります。新品で買えるヴィンテージと言った方が良いかもしれません。
ヴィンテージを大切にしているからか、LUNORは新作が発表される数・頻度がかなり少ないです。また新作が出ても旧作が売れ続けているという珍しいブランドです。
かなり独特なブランドのため皆さんにお勧めとは言えません。
LUNORの評価されているところに興味がない方にとっては、LUNORをお勧めできません。新しいモノ・モードなモノが好きな方・アレンジがありPOPなモノが好きな方にもやはりお勧め出来ないかもしれません。
ただ現在は、10年ぐらい続く今はクラシック眼鏡ブームです。それこそ年々クラッシク色は強くなっていて、クラッシク色が強ければ強いほどファッション性の高いモデルと捉えられています。真円のラウンド眼鏡、一山眼鏡、ケーブルテンプル、復刻眼鏡・・・戦前の眼鏡デザインに影響を受けた眼鏡が数多く販売されています。
そのためファッション好きな方にもお勧めできるブランドです。またモードな服にヴィンテージを取り入れる着こなしにもお勧めです。ファッションに説得力・存在感を当ててくれます。眼鏡という大変小さいアイテムですが、効果は抜群です。恐れずに取り入れてみてください。
③ 普遍的なフォルムの美しさ
②と共通する部分になります。
LUNORはあくまで「完全復刻」ではありません。
ヴィンテージをベースにした再構築したブランドなのです。それも好感が持てます。
もしただの復刻なのであれば、ヴィンテージ眼鏡を買えば良いと思います。復刻だとどうしてもヴィンテージに劣る部分が見え隠れします。(貴重で手に入らないモデルもありますが、ヴィンテージ眼鏡は数多く市場に出回っています)
そしてLUNORの凄さは、ヴィンテージ感を残すだけでなく、さらにアップデートしていることが凄いのです。
シンプルな眼鏡程、少しの差が大きな印象の違いになります。実際、シンプルな眼鏡は一見同じに見えます。それこそ雑誌等で見ると大差ありません。しかし「6万円弱のLUNOR」と「3万円の一般的な眼鏡」の現物を見比べると、大きな違いに気が付くはずです。本物がどちらなのか、詳しくない方でも分かっていただける差があるのです。
ビジネス色が薄いブランドのため雑誌等で大きく取り扱われることは中々ありません。
しかしこの普遍的な美しさに惹かれた著名人は多く、かの有名なスティーブ・ジョブスのラウンド眼鏡はこのブランドなのです。ファッション業界の人間ではありませんが、本当に良いモノを使い続けた方です。その方に選ばれた眼鏡というだけでも興味がわくかたも多いかと思います。
また眼鏡業界の人間で知らない方はいないかと思います。(もし知らない方がいたら、その業界人が言うことは、信じない方が良いかと思います。モグリです。)実際、様々なブランドに影響を与えています。以前も上げましたが、人気ブランドのAYAMEはLUNORを模倣しています。それ以外のブランドにも多大な影響を与えているブランドなのです。
シンプルで優れた眼鏡ほど、写真では伝わりにくい部分があります。是非一度現物を手に取って試してみてください。このブランドを知らないで眼鏡を探すのと、知った上で探すのでは見える世界が違うはずです。
ではまた後日。