眼鏡のある生活

素敵な眼鏡ライフを送るためのブログです。

ブルーライトカットレンズとは?③

 

今回もブルーライトカットレンズについて書いていきます。

今回は、

⑤進化形ブルーライトカットレンズは、必要なのか?

について書いていきます。

3回にわたりましたが、今回で最後です。

因みに今まで2回はこちらです

ブルーライトカットレンズとは?① - 眼鏡のある生活

ブルーライトカットレンズとは?② - 眼鏡のある生活

 

最近、進化形ブルーライトカットレンズが市場に出てきています。

UV420というレンズです。

ブルーライトカットレンズにはない新しい機能を持ったレンズです。

 

進化形ブルーライトカットレンズ=UV420

(色々な商品名がありますが、一番わかりやすいこの名称で統一します。)

 

極力簡単に説明します。

UV420とは、

昔からあるUVカットの進化系です。

今市場の出回っているレンズの殆どが、UVカット(UV400)を標準装備しています。

*380以下が紫外線です。そのため紫外線をケアするだけであればUV400で十分です

 

ただUV400だと物足りなく、本当は420迄カットした方が健康に良い!

という見解が最近出てきたのです。

 

それに応える形で出てきたのが、UV420というレンズなのです。

 

UV420の利点

420以下をカットする最大の利点は、

眼病の予防です。

 

レンズメーカーのHPを見ると様々な眼病予防に効果があることが書いてあります。

ルティーナ : メガネレンズ : 東海光学株式会社

(名称は違いますが、UV420と考えて良いと思います)

(東海光学は有名でないかもしれませんが、一流レンズメーカーです)

 

しっかりした根拠に基づいているため、納得出来るものではあります。

全ての方に効果があるのか、どの程度効果があるのかはわかりませんが、試す価値はあるのではないかと思います。また眼鏡の場合、薬と違って副作用が出ることは基本ないので、健康に極力気を付けたい方は掛けた方が良いかもしれません。

 

レンズそのものは、使用する価値があるレンズだと思います。

 

故意に誤解を生む過剰広告

このレンズも問題があります。

それはレンズそのものではなく。

 「広告・売り出し方」が問題なのです。

問題の広告は、過剰・誇大広告なのです。

 

恐らくその広告を気を付けて読んでも勘違いするような内容です。

その誤解は、大きな問題を生みます。

誤解したままだと、

本来自分にとって「必要な機能が付いていないレンズ」を選んでしまう危険性があるのです。

レンズの効果を大げさに伝えているだけなら、まだ良いのですが…

 

進化形ブルーライトカットレンズ広告の問題点

 ブルーライトカットの拡大解釈が問題の根源です。

 

1、 UV420ブルーライトカットレンズは比べられない

2、 ブルーライトも色々ある

3、 カット率の拡大解釈

4、 レザーポインターの意味

 

以上の点に大きな問題があります。

 

まずUV420とブルーライトカットレンズの違い(目的)を整理します。

 

・UV420は、紫外線に近い青色光をカットするためのレンズです。

 

ブルーライトカットレンズは、PC等の青色光をカットするためのレンズです。

 

1、 UV420ブルーライトカットレンズは比べられない

 

青色光というキーワードは同じなのですが、内容は全く違います。

UV420がカットする青色光は、文字通り420㎚以下の青色光です。

PCから出る青色光は、450㎚前後の青色光多いのです。

(PCから420nmは、そんなに発せられていません)

 

 420nmと450nmは、全くの別物です。

 

広告の問題点①

 

UV420の広告を見ると、

ブルーライトカットレンズではカットできない420nm以下の青色光をカットできます!!』という触れ込みを見ます。

そしてきっとこのように思うはずです。

ブルーライトカットにできないことが、UV420にはできるんだ…UV420は優れたレンズだ」と。

 

➡この広告だけを見ると、決して嘘はないのです。

 確かにブルーライトカットレンズは、420㎚以下の青色光はカットしません。

ただブルーライトカットレンズは、パソコン用のレンズです。

もともと420nm以下をカットすることを目指していません。

 

そして、この広告には大きな問題があります。

 恐らく故意に省略している部分があるのです。

 それはブルーライトカットレンズに出来て、

 UV420にできないことを省略しているのです。

 

UV420に出来ないこと。

 UV420は、パソコンから発せられているブルーライトはカットできません。

 上でも書きましたが、UV420は420㎚以下の青色光をカットします。

 つまりPCから発せられている450nmは、カットできないのです

 

この凄く大事なところを故意に省略しているのです。

故意と言うのには根拠があります。

なぜならブルーライトカットレンズの広告では、

ちゃんとPCからは450nmが発せられています…というようなことを堂々と書いているのです。

またこのことは常識なことなので知らないは通用しません。

 

 

2、 ブルーライトも色々ある 3、 カット率の拡大解釈

広告の問題点②

 UV420は、ブルーライトも40%カットできる!!」

という広告もあります。

この触れ込みは大きな誤解を生みます。

 

➡そしてこれも完全な嘘ではないため余計に質が悪い。

 どんな誤解かというと、

「UV420もPC用として使えるんだ!」と思ってしまうのです。

 (ブルーライト=PC用という認識が広まっているのも原因かと思います)

 

ただ残念ながらUV420はPC用としては使えません

 

確かに広告には、ブルーライト40%カットと書いています。

ただここでのブルーライトは、広範囲のブルーライトを指しているのです。

 この広告でのブルーライトは、380nm500nmまでを指すようです。

380~500とは、簡単に言うと「青色」全てを意味しています。

これは眼に悪くない青色も含みますし、

パソコンからあまり発っせられていない青色も含まれているのです。

何度も書いていますが、パソコンから多く発せられている青色光は450㎚です。

この450nmをカットしなければ意味がないのですが、この広告には450nmを40%カットするとは書いていないのです。

 

意味のない青色を含めてカット率の高さを操作しているのです・・・

誤解を生む広告だと思います。

 

ここまで読んでいて420nm450nm…って何?と思うかもしれません。

そんなに難しく考える必要はありません。青色にも様々あります。水色、青色、紺色全て青色ですが、全て違う色であることはわかると思います。この色()を数値で表したものが、420450と言った数字だと思ってください。

 

 

 ブルーライトという便利な名称を都合の良い解釈を行い、絶妙に嘘は付かずエンドユーザーに間違ったイメージを植え付けているのです。

 

大手レンズメーカーのHPを見ると、しっかり説明が行われています。

UV420・眼病の予防については詳しく書いていますが、パソコンにも効果的とは決して書いていません。

因みにこんな感じです→ルティーナ : メガネレンズ : 東海光学株式会社

 

しかし量販店を中心にした眼鏡店が誇大広告を載せているのです。

 因みにこんな感じです。

 →①メガネの愛眼 aigan_uv420 (アイガンUV420)

(ただこちらの説明分にはPC用とは書いていませんが、普通勘違いすると思います。一言説明を入れるべきだと思います。「PC用には効果が期待できない」と)

 

 →②http://www.j-eye.com/001_014/f10174uv.html

  こちらのほうは、本当に酷いように思います。

   私が説明してきた内容と大きく異なります。

   根拠としている数値が、根拠になっていない場合もあります。

   また根拠としている数値も何処から持ってきたのか不明です。

 

 

この誤解の最大の問題点は、

 

本来パソコン用ブルーライトカットが必要な方が、UV420の広告を見て「UV420の方が自分には向いている」と考えてしまう事なのです。

なぜなら仮にUV420を使ってもパソコンのブルーライトはカットできないのです・・・もし適切な広告で紹介されていれば、自分に合ったレンズを選択できるはずです。

 

レーザーポインターに惑わされない 

このUV420のデモンストレーションでレーザーポインターを使うケースも見受けられます。確かにブルーのレーザー光線が、かなり減光されているのがわかります。このこと自体は、事実なので文句のつけようがありません。

 

ただこのデモンストレーションにも問題があります。

(全ての眼鏡店ではございません。正確にお伝えしている店舗もあります)

このレザーポインター405nm青色光なのです。

ここまで読んで頂いた方ならもうおわかり頂けると思います。

そうです。

405nmは、パソコンのディスプレイからは多く発せられていないのです。

デモンストレーションでは、ブルーライトカットレンズとの比較を行い、あたかもブルーライトカットレンズより純粋に優れているかのような誤解を誘っているのです。

 

まとめ

話が長くなりましたが、まとめます。

 

UV420は、無色で目の健康を考えたサングラス。

ブルーライトカットは、無色のパソコン用眼鏡。

なのです。

 

つまり用途が異なることを注意してください。

どちらが優れているかで選ぶのではなく、

どちらが自分に合っているかで選んだください。

広告を疑って下さい。

 

そもそもオフィス等で1日の大半をパソコンと向き合っている方にとって、

UV420は必要なのでしょうか?

PC等から発せられていない光です。

420nm以下の光を一番浴びるのは、屋外です。

つまりオフィス用での使用を考えている方に、UV420は意味がないように思います。

ブルーライトカットとUV420の使い分けが一番良いのではないでしょうか。

 

今回、私の見解に誤りがあるようであれば、是非

指摘をお願いします。大きな誤りはないかと思いますが。

 

ではまた後日。 

 

ブルーライトカットレンズとは?②

前回に引き続きブルーライトカットの誤解について書いていきます。

 

前回は①ブルーライトカットは、悪いモノなのか?

   ②度数を軽視している

 

と言う項目について書きました。

 

今回は

ブルーライトカットのカット率とは?

ブルーライトカットが一番凄いのか?

⑤進化形ブルーライトカットは、必要なのか?

 

この三点について書いていきます。

 

➂無意味なブルーライトカット率向上の追求

  現在ブルーライトカットレンズは、普及・認知されたと思います。

 

その結果、今こんなことが起きています。

 

メーカー・一部小売店で

「業界NO1!ブルーライトカット○○%実現!!」という触れ込みを見ます。

 

またお客様からは

「このレンズのカット率はいくつですか?」と聞かれることも珍しくありません。

 

またネット等では、ブルーライトカット率をまとめたサイトもあります。

「各メーカーのカット率比較表」

を見つけることも出来ます。

 

確かに気になるところかと思います。

ただこの比較は果たして意味があるのでしょうか?

私に言わせればあまり意味がないように感じます。

 

なぜ意味がないのか。

 

前回、ブルーライトそのものに害があるのではなく。ブルーライトを「浴びすぎる」ことがいけないと書いたと思います。浴びすぎている部分をカットできれば、それ以上カットする必要がありません。不必要にカットする必要はないと考えています。(様々な見解があるとは思いますが)


また前回、適度にブルーライトは浴びた方が寧ろ体には良いとも言われていると書きました。

全てのことに言えますが、適度に抑えることが良く、抑え過ぎはは逆に悪影響を及ぼす可能性すらあると私は考えます。

 

また国産レンズメーカーが販売しているブルーライトカットは、30%前後のカット率だと思います。

これには理由があります。

ブルーライトカットは、名前の通り青色を中心にカットするレンズです。

30%以上カットしていくと色彩自体がおかしくなるのです。

つまり裸眼で見ている時とでは、色味が変わるのです。それはそれで生活に悪影響を及ぼすように思います。

 

 

  ブルーライトカットレンズは、本当に優れているのか?

中には、一日の大半をパソコンの前に向かっている方もいるかと思います。

そのため「普通のブルーライトカットレンズでは足りない!」と考える方もいるかもしれません。

 

確かに「ブルーライトカットの影響を極力カットしたい」

「病気の原因になるかもしれないのであれば、極力カットしたい」方も多いかと思います。

そのような方にとっては、各社のブルーライトカットレンズの性能が気になるかと思います。

 

少し私なりに調べてみました。

JINSの一番カットしてくれるブルーライトカットのカット率は「60%」カットです。

画像を見るとレンズはしっかり着色されています。

 

この着色したレンズであれば、ブルーライトカットレンズに拘る必要がないと思います。


着色ブルーライトカットレンズの必要ない理由を説明する前に、

ブルーライトカットレンズが流行った経緯を説明します。

 

ブルーライトカットレンズが流行った理由

そもそも今流行っているブルーライトカットレンズが流行った最大の理由は、

 

無色に見えるパソコン用レンズ」

 

ということが流行った理由なのです。

 

流行らなかったパソコン用レンズ 

ブルーライトカットレンズが流行るずっと前からパソコン用のレンズはありました。


しかし流行りませんでした…

 

なぜなら色が入っていたためでした。

(大変薄いカラーですが、入っていることは分かります)

 

結果、職場・オフィスで掛けることが出来ないため流行りませんでした。

掛けた方が、仕事の効率が上がるのに掛けることが許されない・・・

日本らしい理由です。


このレンズ自体は、大変優れたレンズであるため、現在も販売され続けています。

 

パソコン用眼鏡を必要とする方は、常に存在しました。その潜在的な需要に応える形で世に出てきたのが、

ブルーライトカットレンズなのです。

 

ただこのブルーライトカットレンズがメーカーから発表されて、

すぐ人気が出たわけではありません。

画期的なレンズでしたが、広く認知されていませんでした。

 

ただそこに大きな転機が起きたのです。

それは、JINSによるテレビCMです。

(皆さん記憶があるかと思います)

このCMの力で急速に知れ渡ったのが、

ブルーライトカットレンズなのです。

 

JINSのCMの影響力は強く

JINSが開発したもの」

ブルーライトカットレンズ=JINS

と思っている方も少なくありませんでした。

 

 ブルーライトカットレンズを見たことがある方も多いと思います。

レンズは無色に見えるとは言いましたが、

レンズ表面は青く反射し、若干黄ばんでいます。

ただ完全なる無色ではないですが、気にされる方は少数のように感じます。

ただレンズメーカーによって青光りの程度はかなり違います。

一度、眼鏡店でサンプルの確認をした方が良いかと思います。

 

レンズが発売された当初は、青く光る感じを嫌う方も少なくありませんでした。見れば違いが分かるので、周りの目を気にされての判断かと思います。

今となっては、気にする方は殆どいません。

それもレンズの普及したため、ブルーライトカットレンズが珍しくなくなったのが大きいと思われます。

 

このブルーライトカットレンズの普及により、パソコン画面が出る「まぶしい光は抑えた方が良いらしい」という認識も広まったように感じます。その結果、「着色」しているJINSブルーライト60%カットも出てきたのではないかと思います。

 

ブルーライトカットに優れたレンズは他にもある

 

ただレンズが「着色」していても問題のない方であれば、JINSブルーライト60%カットレンズの必要性・優位性を感じません。

昔からある着色しているPC用レンズの方が効果的です。昔からある着色PCレンズは、決して性能が低くて廃れたわけでは決してありません。「着色」が時代に受け入れられなかっただけなのです。

 

着色したPCレンズには、どんなレンズがあるかというと。

「薄い色の偏光レンズ」HOYAのキャリアカラー」等、それ以外にも各レンズメーカーから発売されています。

もっともJINSのものも昔からあったPC用レンズと同じコンセプトのもと作られているかもしれません。


ここで「薄い色の偏光レンズ」を上げましたが、このレンズはお勧めです。偏光レンズについてここでは詳しく説明しませんが、簡単に言うと特殊機能を持ったサングラスレンズです。

ここで「薄い色」としたのには理由があって、濃い色の偏光レンズでパソコンをすることは出来ません。薄い色でなければいけません。

ある大手総合レンズメーカーの方に聞いたことがあるのですが、仮にしっかりブルーライトをケアをしたいのであれば、

ブルーライトカットレンズよりも偏光レンズの方が優れているようです。

興味のある方は、眼鏡店で相談してみてください。

 

ブルーライトカットレンズの利点は、ほぼ無色であるというのが最大の利点です。

ブルーライトをカットする唯一のレンズではありません。

 

実はブルーライトをカット出来るレンズは、色々あります。

(私の書き方も誤解を生んでいるかもしれません)

ブルーライトカットレンズが有名になりすぎて、PC用眼鏡=ブルーライトカットレンズと考えている方が多いように思います。

 

無色のレンズが、ブルーライトカットと思われているかもしれません。

これは大きな間違いで、偏光レンズ等もブルーライトをカットします。

 

一度視野を広げて探してみてください。

 

ブルーライトカットの言葉をもう一度整理します。

 青色をカットするということです。

 実はレンズに色が少しでも入っていれば、青色をカットできます

ブルーライトを特別なものと捉えている方がいますが、決して特別なモノではありません。ブルーライト=青色です。

特別なカラーを入れなくても着色しただけで、ブルーライトはカットできるのです。

そのためファッションで薄いカラーを入れた眼鏡(サングラス)をしている方もいるかと思います。その薄いカラー眼鏡でもブルーライトはカットできます 。

(色の種類でカットされる割合は異なりますが)


眼鏡店では、サンプルを用意しています。興味のある方は試してみてください。

 

二回で終わる予定でしたが、⑤をまだ書いていませんでした。次回に回します。

ではまた後日

 

 

 

ブルーライトカットレンズとは?①

 

 今回もレンズについて書いていきます。

 

 今回は、「ブルーライトカットレンズ」について書いてきます。

長くなりそうなので二回に分けて説明していきます。

 

何年か前に大手スリープライスショップが大々的に宣伝を行ってから、急激に広まったレンズかと思います。

恐らく多くの方が興味のあるレンズかと思います。

 

ただ広く知れ渡っているのに、間違った情報が広まっているように思います。

(急速に知れ渡っているが上に錯綜しているともいえるかもしれません。)

その誤解を生んでいる最大の理由は、メーカー・一部眼鏡店による誇大広告によるところも大きいと思われます。

そのため一度、皆様が冷静に判断できる見解を提供させていただきたいと思います。恐らくこれから書いていくことには、メーカー・小売店にとっては不都合な真実も交じっているかと思います。

今回も世に出ることがない内容を極力簡潔にお伝えしていきたいと思います。

 

ただ今回私が書く内容にも不正確なことがあるかもしれません。

なぜならブルーライトカットレンズ・目のメカニズム・眼病の原因は、正確に解明されていないからです。解明されていないことが多いため、絶対なことは言えないのです。しかしメーカー・一部小売店は、あたかも絶対○○であると言ったような広告を打っています。この時点で疑った目で見る必要があると思います。逆にいうとメーカー等の広告が完全に間違っているとも言えないのです。それだけ眼は、デリケートな問題なのです。今回は、私の知識・聞いた話をまとめ、皆様に有益となる情報を整理して提供したいと思います。

 

 

ブルーライトカットの誤解

    ブルーライトは悪いモノなのか?

    度数を軽視している

    ブルーライトカットのカット率とは?

    ブルーライトカットレンズが一番すごいのか?

    進化形ブルーライトカットは必要なのか?

 

大きく分けるとこの5点が誤解されているように思われます。

では順を追って説明していきます。

 

    ブルーライトカットは、悪いものなのか?

簡単に言います。

ブルーライトそのものは、悪いモノではない。

ブルーライトを浴びすぎると悪い影響が出る可能性がある」

 

では説明していきます。

ブルーライトというと言葉が不安を煽っているように感じます。

ブルーライトを簡単に置き換えます。

ブルーライト=青色です。もしくはブルーライト=明るさです。

つまり極端な話、青空もブルーライトなのです。

青空を見ていて目に悪いことは決してありません。当たり前のことかと思います。

 

ブルーライト=絶対悪のような扱いを目にします。

ブルーライトは、絶対悪ではないのです。

 

そもそも「適度に」ブルーライトを浴びることは、

健康に良いとも言われています

浴びた方が良いモノを絶対悪と断罪する傾向こそ危険な傾向かと思います。

 

少し話が脱線します。

人間には、理想的なリズムがあります。

それは人間が現代文明を手にする以前のリズムなのです。

適度な時間に寝て起きて、太陽を浴びる。または適度な質・量の食事を撮る。

この適度を超えた場合、人間には負担となるのだと思います。

 

ブルーライトの一番の問題は、

強いブルーライト=パソコン等を長時間見ることです。

 勿論皆さんご存知の通りかもしれません。

 ただこの当たり前の前提が忘れられている場合があります。忘れないようにお願いします。

 

 パソコンを長時間見ることを止めることは出来ないと思います。

 

しかし強いブルーライトを抑えることは眼鏡以外でも出来ます

 

 単純な方法です。

パソコン画面の明るさを暗くすれば良いのです。

(この方法は色々な方が、ネット上に挙げているので調べてみてください)

 

一部メーカーや小売店の資料でブルーライトカット眼鏡を過度に良いモノに見せるため、パソコンから発せられるブルーライトを「過度に高い数値」にしているのです。その数値が、パソコンを一番まぶしく設定した状態の数値なのです・・・。

 

このことについて詳しく書かれたサイトがありましたのでご参考までに

「ブルーライト」の正体とPCメガネの効果(まとめ) - Miuran Business Systems

 

そのグラフを見てPCブルーライトの怖さを過剰に心配してしまうのです。

一番まぶしくする必要がありますか?

恐らく必要な方はいないのではないでしょうか?

 

一度明るさを低くしてみてください。

 

ブルーライトカットは本当に行うべきなのか? 

そもそもブルーライトは、何故カットしなければいけないのか?

 この問いについてネットで調べると、こんな回答が出てきます。

    眼の疲れの軽減

    体のリズムが整える

    一部の眼病が予防できる

 

 どれにも嘘はないかと思います。

実際、ブルーライトカットレンズ使うことによって①②が改善・軽減できた方も多いかと思います。この2点については、実感がある以上使用し続ける価値はあるかと思います。私もこのこと自体否定をしません。

ただ中には、周りが使っている・効果が過剰に伝えられているために困っていないのにブルーライトカットレンズを使いたいと言う方もいます。

 

➂は、予防なので実感はないと思います。眼病はならなかった場合が、レンズのおかげかはわからないので。

ただ少しでもリスクを減らしたいという方は、使う価値はあると思います。それで安心感は得られると思いますので。

 

上記3つの効果ですが、あたかも全ての方に効果があるかのような広告を見ますが、本当は全員に効果がある!とは絶対に言えないのです。なぜなら明確な根拠がないのです。

「根拠がない?色々根拠はHPに書いてある!」と思う方もいると思います。

 

そもそも明確な根拠はない

 確かにその根拠(研究論文)に嘘はないかと思います。ただそれに反する内容の根拠(研究論文)も多く発表されているのです。ただメーカー等は、自分たちにとって都合の良い根拠しか使いません。もちろんブルーライト絶対悪という論文が正しいかもしれません。しかし現時点では決して正しいとは言えないのです。その絶対ではないことを、あたかも絶対悪いと言い切ることは、どうかと思います。

 

私が聞いた話では、ブルーライトカットをここまで騒いでいるのは日本だけとのことです。他の国ではここまで騒いでないようです。この事実からも不確かな情報をもとによって作られた市場なのではないかと感じてしまいます。

 

 

日本人は、健康に人一倍気にする国民です。

他の国が遅れているだけかもしれません。

ただ私がブルーライトカット以上に、気を付けるべきことがあると考えています。

 

 

    度数を軽視している

それは度付き眼鏡です。

度付き眼鏡を作る必要性を軽視していませんか?

 

「目が良いから度付き眼鏡は必要ない!!」

と考えている眼の良い方は多いかと思います。

そのため眼の良い方は、度付き眼鏡を掛けていません。

 

実は、この考えは完全に間違いなのです。

目の良い方程、パソコン作業をするときに眼鏡をするべきです。

(疲れを実感されている方は)

 

眼の良い方ほど疲れやすい

 

ただ度付き眼鏡をしていない目の良い方にかぎって、

「最近PC作業がきつい・・」と言ってブルーライトカットを求めている方が大変多いのです。

 

 なぜなら目の良い方は、遠くを見ることは得意ですが、近くを見ることは苦手なのです。近くを見るのが苦手=目の悪い方(近視の方)より疲れやすいのです。

 

その苦手分野である「近くを見る」=「パソコン作業」をしていれば疲れるのは当たり前です。その苦手分野を克服せずにブルーライトをカットしても根本的な解決になりません。確かにブルーライトカットによって若干疲れは軽減できるかもしれませんが、あまり効率的ではないのです。

 

病気・怪我で例えると、病気を治さずにサプリメント・解熱剤・痛み止め等でごまかしているようなものです。

 

眼の良いという実感がある方程、一度検眼をすることをお勧めします。恐らく目の良い方は検眼すら一度もしたことがないと思います。本当に眼鏡が必要のないと言う方は、実は一人もいないと思います。

特に若い時より疲れやすくなったという方は、絶対度付きの眼鏡が必要です。

 

ブルーライトを絶対にカットすべきかどうかについては、様々な見解があると述べました。

しかし「眼の良い方は、近業が疲れやすい」というのことに反対する見解はありません。(あれば聞いてみたいです)

 

 

盲目にブルーライトカットレンズを勧めてくる眼鏡店・販売員は少し疑った方が良いかと思います。

もしくは聞いてみてください。

「目が良い方は、検眼しなくても大丈夫ですよね?」と。

 

因みに私は無条件にブルーライトカットレンズはお勧めしません。

私からそのような方から相談を受けると、こう言います。

 

「検眼をしたことがありますか?」

 

検眼をしていない方が、ブルーライトカットレンズをしても意味がありません。

度数も完璧に合っているが、それでも疲れると言う方にブルーライトカットレンズはお勧めしています。

 

本日はここまで。

また次回

遠近両用レンズの価格差とは?

 

前々回は単焦点レンズの価格差について説明しました。

前回は今回のテーマ「遠近両用レンズの価格差」の理解をしやすくするために、「老眼・遠近両用レンズ」の基本的な部分について説明しました。

 

では、今回の本題です。

遠近両用レンズの価格差とは?

 

何故「高級店の遠近両用レンズ」と「量販店の遠近両用レンズ」には大きな価格差が生じるているのか?(それこそ安い店だとフレームとレンズ合わせて1万円というものもありますが、高級店では高いとレンズ一組で20万円するものまであります)

 

 単焦点レンズ以上に品質の差は大きい。

遠近両用レンズは、単焦点の価格差の説明とは少々異なります。

 

単焦点の時の説明を簡単にまとめます。

同グレード(球面、非球面...)の普通のレンズであれば、レンズそのものに大きな差はない。長期間使った場合の耐久性に関して差はでるが、新品を掛けた時に差を感じる方は少ない。

(もっとも量販店では、取り扱いがないハイグレードなレンズもあります。ただ弱い度数の方でれば、そこまでのハイグレードレンズは必要ありません。)

一番差が出るのは、度数を決定する販売員のクオリティーの差である

こんな内容を書きました。

 

この内容だけで終わってしまうと遠近両用レンズについての説明は足りません。

 

遠近両用レンズは、レンズそのものに大きな差がある

遠近両用レンズは、高級店と量販店の品質の差が大変大きいのです。

 

別物です。

 

単焦点レンズだと、同じ度数であれば掛けた瞬間に差を感じる方は少ないと言いました。

しかし遠近両用レンズは、全ての人が差を感じます。

しかも微妙な差ではなく大きな差を感じます。

レンズそのものに大きな差があるのに、ここにさらに販売員のクオリティーの差が加わります。

結果、本当に別物なのです。

 

商品名は遠近両用レンズですが、全く違うものなのです。

 

遠近両用レンズの品質の差とは

 遠近両用レンズの質が違うと何が違うのか?

思いの外知られていません。

 

一言で言うと、視野が違います。

 

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*写真はニコン遠近両用レンズの見え方の差です。(ニコン調べ)

 

 白く曇っているところは、理論上見えない部分になります。

 一番左が量販店の遠近両用レンズ。右二つは専門店で使用されている遠近両用レンズです。差は一目瞭然かと思います。

 

遠近両用レンズは、一つのレンズ内で度数が5段階から10段階程変化します。

その変化がどうしても無理生じてしまいます。その無理が生じた部分は、光学的に歪んでしまいます。(歪んでいる=見ることが出来ないと思っていただいて良いと思います)

この歪みの範囲を視野の周辺部分に持って行き見え方に影響がでないようにします。しかしどんなに良いレンズでも歪みをゼロにすることはできません。

 

遠近両用レンズの良さは、その歪んだ部分が極力少ないレンズと言えます。

遠近両用レンズが生まれて何年も経ちますが、各社この歪みを極力少なくするために開発競争が行われています。その開発競争による進化で、少し前の遠近両用レンズと最先端の遠近両用レンズには雲泥の差があります。

この雲泥の差がある遠近両用レンズが同じレンズとして語られるには少々無理があります。

 

他の商品で例えてみます。

今のテレビやビデオカメラは大変綺麗に映っていると思います。それが今の遠近両用レンズだとしたら、質の悪い遠近両用レンズはアナログ放送・ビデオテープで未だに見ているようなものです。

皆さん老眼が入る前は、眼鏡をしたまま近くも遠くも綺麗に見ることが出来たと思います。その当たり前だった世界が少しでも劣ったらストレスを感じるのは当然ですが、良い遠近両用を掛ければ、そのストレスを極力減らすことが出来るのです。

 

遠近を最初から敬遠している方たちの傾向 

 

遠近両用レンズの品質には大きな差があります。視野の広さに大きな差があります。

この品質(視野)に大きな差があるのですが、

 

遠近両用レンズが全て同じもの」だと思っている方が珍しくありません。

 

この大きな誤解が遠近両用レンズの普及を阻害していると言えます。

我々高級店で働く人間にとっては、大変迷惑な問題でもあります。

(もっともこの問題のおかげで、高級眼鏡店が信頼を勝ち取れるきっかけになっているのもまた事実です)

 

他の商品では、品質に差があることは皆さん知っているかと思います。

それこそフレームに品質の差があるというのは、殆どの方が当たり前のように知っていると思います。(どこに品質の差が生まれるのか詳しく知らなくても、良いモノと悪いモノには理由があるはずとは思っています)

信じられないかもしれませんが、眼鏡レンズは同じだと考えている方が多いのです。

 

何故遠近両用レンズは、一括りにされてしまっているのか?

 アンケートを取ったわけではないので、確かなことは申し上げられませんが、恐らく答えは単純です。遠近両用レンズがそこまで認知されていないです。

前回書きましたが、老眼自体勘違いされているので致し方ないかもしれません)

 

接客をしていると、お客様が遠近両用レンズを全て同じだと勘違いしていると感じることが良くあります。

 

誤解しているお客様の発言パターンは幾つかあります。

 

勘違いしている方の発言パターン

「昔、遠近両用レンズを試したが使えなかった」

「友人(知人)が遠近両用は使えないと言っていた」

遠近両用レンズは、歪んで見えて怖い」

 

という方が未だに多いです。

 

確かに遠近両用レンズには、これらのリスクはあります。

ただその確率は大変低く、それこそ一昔前の話なのです。

もしくはグレードの低い遠近両用レンズに当てはまる感想なのです。

量販店の時代遅れな遠近両用レンズのせいで、遠近両用レンズの普及の足を引っ張っていると感じます。遠近両用レンズは、自分には使えない(使えなかった)。その使えないレンズに対してレンズだけで5万円も使いたくない。と考えてしまう方を増やしているのです。(恐らく良い遠近は5万円というのが一つの基準かと思います。店舗によって若干の差はあると思いますが)

 

 そのため私は、遠近両用レンズで上記のようなことをおっしゃるお客様には、

以下のことを聞きます。(もしくは気を付けます)

 

「何年前の話ですか?」

「どんな眼鏡店で試しました?」

 

この2点が大変気になります。

大体の場合が、本人(知人・友人)が「量販店で試した」「10年程前に試した」という場合が殆どです。

または「10年前に量販店で試した」という最悪なケースもあります。

友人・知人の風評被害のようなもので試したこともないのに断念する方すらいます。

 

このような誤解を持ったお客様に遠近両用レンズを試していただくと、

拒絶していたとは思えない程良い反応を頂くこと大変多いのです。

そして殆どの方が遠近両用レンズを使ってみたいと決断して頂けるのです。

そして今まで敬遠してい時間の勿体無さに後悔されるはずです。

 

販売員のクオリティーの差が大きくでる 

遠近両用レンズ自体に大きな差があることに加え、ここに販売員のクオリティーが加わってきます。単焦点レンズの回でも申し上げましたが、良い眼鏡になるかどうかは販売員のクオリティが大きく左右します。

 

そして遠近両用レンズの場合、単焦点レンズ以上に差がでます

 

販売員の知識・経験の差が影響してきます。

 

①度数決定の質

単焦点レンズの場合、最適な度数からの若干の誤差であれば、問題が起きる可能性が低いと思います。(勿論少しの誤差も許容できない方もいますが)

しかし遠近両用レンズは、若干の誤差で問題が生じる可能性が高いのです。色々な面を考慮して総合的に判断する必要があり経験・鍛錬を積んでいない人間には難しい部分になってきます。

(「色々な面」を説明すると大変長くなるので、ここでの説明は避けさせて頂きます)

 
②調整技術の質

 

また遠近両用レンズは、度数設定以外にも重要なことがあります。

それは掛け心地=調整です。

 

勿論掛け心地は、どんなメガネ、サングラスでも重要な要素になります。

 

遠近両用レンズの場合、掛け心地が見え方に大きな影響を与えます。

 

遠近両用レンズの場合、

度数が合っていても見え方に若干の違和感が生じたることがあります。

理由は、大きく2つあります。

 

一つは単純に掛けている眼鏡位置がずれている場合。

もう一つは、お客様のモノを見るときの癖があります

 

「見るときの癖?」と思うかもしれません。

皆様気づいていないと思いますが、全ての方に見方の癖があります。個性と言ってもいいかもしれません。

顎を上げ気味の方、逆に顎を引き気味の方、下目使いが苦手の方・・・本当に様々です。この個性のせいで遠近両用レンズに違和感が出てしまうのです。(気にならない方、すぐ慣れられる方も多いです)

その個性に眼鏡を合わせる必要があるため調整が必要になるのです。

その調整技術もまた販売員のクオリティーに左右するのです。

 技術のない・知識のない・経験のない販売員・眼鏡店では、この調整技術が疎かにされています。その結果、品質の悪い遠近両用レンズでも掛けることができた人でも掛けられない眼鏡になってしまう方も多いのです。

 

量販店の遠近両用レンズと高級店の遠近両用レンズは、本当に別物なのです。

別物なので商品名は・呼び名は変えた方が、消費者のためにもなると思います。

もしくは市場をもっと成熟させていく必要が、我々当事者にもあるのかもしれません。

 

ではまた後日。

遠近両用レンズと老眼(簡単解説)

 

前回、単焦点の価格差について説明しました。

 

今回は、累進多焦点レンズの価格差について説明していきたいと思います。

 

「累進多焦点レンズ」と言われても「?」な方が多いかと思います。

 

そのため、ここでは「遠近両用レンズ」という一番知れ渡っている呼び方で話を進めていきます。

 

遠近両用の価格差を説明する前に、老眼について説明していきます。

(価格差の秘密は次回にします)

接客をしていると「老眼」について間違った認識を持っている方が思いのほか多いように思います。そのため今回は前提となる部分を簡単に整理しておきたいと思います。

(もっともこのブログを読まれている方に、50代以上の方がいるかわかりません。40代以下の方は、後年の参考にして頂ければ良いかと思います)

 

「老眼とは」

 遠近両用レンズすら知らない方もいるかもしれません。できるだけ簡単に解説します。

遠近両用レンズは、一枚のレンズの中で度数が変化するレンズのことを言います。

レンズの上の方が強い度数が入っていて、下に行くにしたがって度数が弱くなるレンズです。

 

では何故度数が変わるかというと(変わる必要があるかというと)

 老眼のため近くが見えなくなった方に必要なレンズなのです。

 

老眼には全ての方がなる

40代になると老眼が自覚として現れてきます。

皆さん、老眼は聞いたことがあるかと思います。

老眼が進むと近くが見えなくなります。

老眼という字の通り、眼の老いです。

老いという響きのせいで老眼を頑なに認めたがらない方も珍しくありません。

ただ残念ながら老眼は皆さん平等に進みます。

 

筋肉、頭髪、肌…と全て衰えていきます。

中には鍛えているし、ケアを怠らないから若い時と変わらないと強がる方もいるかもしれません。ただ10代の時に今と同レベルのケアは必要なかったと思います。10代の時は何もしなくても、一日寝れば元通りになっていたと思います。

 

ただ筋肉は鍛えることができます。

実際50代の方でも一般的な10代の平均値を上回る方もいるかと思います。

ただ眼は、別問題です。

眼は、鍛えようがありません。(また鍛えているという方も見たことがありません)

こんなにも老眼で困っている方がいるのに、鍛える方法は見つかっていません。サプリやマッサージ等で「疲れ」を回復させる方法はあるようですが、老眼を和らげる根本的治療・鍛錬はありません。私の知らないところであるかもしれませんが、50代の方が10代の平均値を上回ることは絶対にありません。もっというと30代の方でも10代を上回れません。

そのため我々眼鏡士は、年齢が分かると老眼の具合が分かります。(逆に度数が分かると年齢が分かります。)個人差は若干ありますが、大きな差ではありません。

 

眼鏡を外せば見える方は老眼 

50代以上の方でこういう方がいます。

「俺は老眼になっていない。近くを見るのに困っていない」

 

はっきり言います。

「嘘です!」

老眼にならない人はいません。

50代で老眼がない人はいません。

 

「老眼にならない」と言っている人は、

「俺は年を取らない」「俺は死なない」と言っているのと同じです。

少し痛い発言のように思いませんか。

このような妄言を言う方には、いくつかのパターンがあります。

 

    「眼鏡を外せば問題なく見られるから老眼ではない」

これを言う方が思いの外多いですが、全く根拠になっていないのです。

少し冷静になって考えてほしいものです。

すでにこの発言自体が「私は老眼です」と言っているのです。しかも結構進んでいる状態です。

その方に聞きたいです。

「10代20代の時、近くを見るときに眼鏡を外しましたか?」と。

若い時に何もせずに見ることが出来たことが、今は外さなければ見ることが出来ないというのが老眼の証拠なのです。

 

    「眼鏡をしなくても遠くも近くも不自由がない」

こういうことを言う方もいます。

これも半分嘘です。

半分とういうのは、本当は不自由がある見え方なのに本人が気にしていないだけなのです。

例えば遠くがしっかり見えていないのに、その視力を問題ないと思い込んでいる方に多いようです。普通の方は1.0が見えていないと遠くがぼけると感じます。ただ中には0.6ぐらいで問題ないと思っている方がいます。そのような方は、近くがある程度見えているので老眼でないと勘違いしているのです。

 

勿論本人が問題ないのであれば良いのですが、あなたは老眼です。

 

 

ちゃんと眼鏡で視力を矯正している方は、45歳ぐらいで近くが見え辛くなってきます。

 

老眼を自覚した時の対処方法

 では老眼になったらどうすれば良いのか?

    眼鏡の矯正度数を弱くする。視力を悪くする。

1.2程度見えるよう眼鏡を作っている方であれば、できるだけ弱くしてみてください。近くが見えるようになります。

「外せば見ることが出来る」という状態に近づけるのです。

 

日本人は、近視が多いと思います。

 

近視は決してネガティブなモノではない

近視の方は学生時代から「目が悪い」と言われてきたと思います。

ただ近視は遠くを見るのが苦手なだけで、近くを見るのは大得意なのです。

そのため近視の方は、同世代の方と同じ時間近業作業した場合、眼の良い方より疲れにくいのです。近視の方が眼鏡を作成するとき、度数を弱めに作成するのは得意分野を残すのが狙いなのです。

 

 近視を完全に矯正したい方=極力遠くを見たい方は、眼鏡をすると遠くが良く見えます。ただ眼鏡をすることによって近視が消えてしまいます。結果、近視の得意分野が無くなってしまうのです。眼の良い方と同じ状態になります(なってしまうのです)。

そのため眼鏡の矯正を抑えることによって、得意分野を復活させるのです。遠くが今ほど見えなくても良いと言う方にとっては、効果的な方法かと思います。

 

ただこの方法も付け焼刃のような対応です。恐らく5年ぐらいしたら弱めの眼鏡をしても近くが見え辛くなってきます。理由は簡単です。老眼が進行してしまったのです。見辛くなったことによってさらに眼鏡の度数を弱くすると遠くが殆ど見えなくなります。眼鏡を掛ける意味が無くなってしまいます。

 

     遠近両用レンズを掛ける

これが唯一の解決策と言って良いかと思います。

遠近両用レンズって良く聞くけどそもそも何?っ方も実は多いように感じます。

 

遠近両用を掛けると

眼鏡をしたまま遠くも近くも見ることが出来るレンズです。

50代以上の方で眼鏡をしたまま遠くも近くも見ることが出来ている方は、遠近両用を掛けていると思って良いかと思います。

 

遠近両用は、メカニズムを簡単に説明します。

度数が、上から下にかけて5段階から10段階程度変化します。一枚のレンズに複数の度数が入っているのです。

レンズの上の方には、1.2程度見える度数が入っていて、下の方は裸眼に近い度数が入っているのです。(一般的な近視の方で説明しています。)結果、眼鏡をしたままで「眼鏡を外した時の状態」が作られているのです。

 

遠近両用レンズを掛けた方が若々しい

 

遠近両用レンズは大変便利なレンズです。老眼が入っている全ての方にお勧めなレンズなのです。しかし遠近両用レンズに悪いイメージを持たれている方がいます。遠近両用レンズは、「年寄りの眼鏡」「老いを認めた」といったイメージを持っている方がいるのです。確かに45歳を過ぎた方が使用するレンズのため、そのようなイメージを持たれるのも無理はありません。

 

しかし遠近両用眼鏡を掛けないほうが、老いを感じさせることが意外と知られていません。

近視の方で遠近両用眼鏡を掛けないと、書類やスマートフォンを見るとき常に眼鏡を外さなければいけません。また目の良い方は老眼鏡を掛けなければいけません。老眼鏡を掛けると遠くは見えないため、眼鏡をずり下げて使用する方がいます。(東国原元宮崎県知事を思い出してみてください)。

これらの行為は、周りに老いをアピールしているようにしか見えません。遠近両用眼鏡は、外さずに見ることが出来るため、老眼特有の仕草をすることはありません。また遠近両用眼鏡そのものを見て、その眼鏡が遠近両用なのかわかりません。果たしてどちらが年寄り臭いのかお分かりいただけるかと思います。

 

 

番外:廃れた遠近両用レンズ

遠近商用レンズでいまだに勘違いしている方がいます。

未だに遠近両用レンズのことを、「レンズに線が入っているレンズ」と勘違いしている方がいます。線と言うか半円のようなもの(小玉といいます)のことです。レンズの下部にドラえもんのポケットのようなものが付いているレンズは確かに今もあります。

こんなレンズです↓

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70代以上の方が使用している方が多いと思います。

このレンズは、人によっては便利なモノなのですが・・・

「見栄えが悪い」のと「現代社会に合わない」ため最近は、見かけることが少なくなりました。

 

「見栄えが悪い」

言葉の通りです。70代以上の方が使っているレンズな上に外観ですぐこのレンズだと分かります。おじいちゃん・おばあちゃんのように見えるため普通は敬遠されます。

 

現代社会にあわない」

この小玉が付いたレンズは、2つの度数しか入りません。

(度数が二つ入っているため、バイフォーカルと言われています)

二つしか度数が入らないと弊害が生まれます。

 「遠くを見るための度数」「パソコンを見るための度数」「近くの細かいものを見るための度数」が現代人は必要になります。2つしか入らないと、この大事な3つの全ての場面を網羅することはできません。「遠くは見える」「細かいモノは見える」ように作るとパソコンが見えません。現代社会、パソコンが見えない眼鏡は使い物になりません。

 この二点のせいで60代以下の現役世代でバイフォーカルを掛けることは大変稀になっています。

 

ネガティブなことは何もありません。

遠近両用を皆さん掛けてください!

 

次回は遠近両用のレンズの価格差の真実について書いていきます。

 

ではまた後日

 

眼鏡に価格差がある理由(単焦点レンズ編)

 

なぜ眼鏡に価格差があるのか?

 

「量販店の眼鏡」と「高級眼鏡専門店の眼鏡」は、どこが違うのか?

 

初めて本格的な眼鏡を購入しようと考えるとき、最初に感じる疑問かと思います。

 

眼鏡の価格差の違いを話す前に当たり前のことを書きたいと思います。

 

価格差はどんなものにもある

価格差のないモノはあるのでしょうか?

私は知りません。

洋服、車、家電、家具、カメラ、時計・・・・挙げるときりがありませんが、全て値段はピンキリです。

 

最も皆さん価格差そのものに疑問があるのではなく、

何が価格差を生むのかという原因が知りたいのではないでしょうか。

 

眼鏡に何を求められているかを考えると必然的に答えが出てくるかと思います。

眼鏡の価格差が生まれる理由は、以下の理由が考えられます。

 

価格差を生む主な理由 

    眼鏡が丈夫

    眼鏡のデザイン性が高い

    レンズが丈夫

    快適にストレスなく見ることができる

    眼鏡店が一流か?

 

全ての項目についてこのブログで書いてきました(特に①②について)が、

今回は特に③④⑤の理由について、できるだけ分かりやすく書いていきたいと思います。

 

「眼鏡フレームの価格差」

    ②の項目に当たります。 

「安い眼鏡と高い眼鏡は、どう違うのですか?」と聞かれます。

眼鏡フレームの価格差は、単純です。難しく考える必要はありません。

洋服、靴といったファッションアイテムの価格差と同じです。

 

洋服・靴で高価なモノは、「丈夫」「ファッション性が高い」「凝ったデザイン」「着心地がよい」「輸入品」だと思います。(最も全てを兼ね備えたものは珍しいかもしれませんが)

眼鏡フレームも同じです。同じ理由で高くなります。

以前から説明してきた部分かと思います。ここは簡単に終わりたいと思います。

 

「レンズの価格差」

ここが一番分かりにくい部分かもしれません。

 

眼鏡フレームと同じで眼鏡レンズにも差があります。

少し眼鏡のことを調べていくと眼鏡のレンズに大きな価格差があることに気が付くと思います。

 

単焦点レンズは、3千円(量販店)から8万円(高級店)と大きな差があり、

遠近両用レンズだと5千円(量販店)から20万円(高級店)とさらに大きな差があります。

 

 恐らくテレビCM等で眼鏡の価格を知った方にとっては、

レンズの価格差に大きな驚きを持たれるかもしれません。

 

レンズの価格差はカメラのレンズの世界に近いかと思います。

 

カメラのレンズも凝りだすとかなり高額なレンズが存在すると思います。

 

ただ最初から付属しているカメラレンズを使用するかたから、個人の好み等によって本体よりも高いレンズに交換するかた(もしくは複数所持する方)まで様々です。

(カメラに詳しくないのでネットで調べると100万円を超えるレンズも市販されているようです!!)

 

眼鏡も同じような世界です。

量販店のようにレンズをセット販売しているモノから、レンズだけで20万円程度するものまで様々あるのです。

 

では、本題に入ります。

 

レンズの価格差によって何が変わるのか?

 

まずレンズの種類によっても変わってきますので、種類ごとに説明していきます。

今回は単焦点レンズです。

 

単焦点レンズと累進レンズ(遠近両用レンズ)とは

単焦点って何?」って思う方もいるかもしれませんので、単焦点について簡単に説明します。

 

単焦点は、

通常40歳前後までの方が使うレンズです。(老眼鏡の場合もありますが)

また眼鏡をしたままで近くを見ることに困らない世代の方が、使用するレンズとも言えます。

 

累進レンズは、

40歳以上の方が使用するレンズです。

眼鏡をしたままでは、近くが見え辛い方が使用するレンズです。

テレビ等では遠近両用レンズと言われることが多いレンズです。

 

この二つでは、良いレンズの定義が若干異なりますので、二つに分けて説明していきます。

(あと分かりやすさを追求したいので、厳密にいうと強引な解釈もあるかもしれません。ご理解頂きたいと思います。)

 

国産レンズブランドといっても品質は様々

量販店等のHPを見ると「国産ブランドを使用」というフレーズを見ます。

 

「安売り店も国産ブランドを使用しているのなら安心だな」

と思う方もいるかと思います。

ただ決して国産ブランドのハイグレードレンズな訳ではありません。

日本のレンズメーカーも様々な品質のレンズを製造しています。普通に考えれば分かるかと思います。

 

家電、車、カメラなど日本の大手メーカーも色々な価格帯(品質)の製品を製造しています。

日本の大手レンズメーカーも同じで、高いレンズも安いレンズも製造しています。

 

では、良いレンズと悪いレンズの差は何なのか?

 

これも簡単に書きます。

良いレンズは、「コーティング等が丈夫」「透明度が高く」「商品出荷基準が厳しい」・・・

と言った感じで、レンズの品質は違います。

良いレンズは、「歪みが少なく光学的に優れ」「長期間良い状態をキープ出来る耐久性に優れた」レンズなのです。

 

恐らくここまでは知っている方も多いかもしれません。

調べればすぐ分かりますし、想像もできるかと思います

 

ここで終わってしまっては、このブログの意義がないので少し踏み込みます。

 

レンズの質は「レンズ」と「人」で決まる

ハイスペックレンズは本当に良いのか?

 ここからは、違う観点から書いていきます。

 

そもそも品質をそこまで気にしない・気にならない方もいるかと思います。

最低限のものが備わっていれば良いと思う方も多いかと思います。

これも他のジャンルのものと同じです。「普通に写真が取れれば良い」「車は普通に走れば良い」と思っている方がいるように。

こう言った方には、高品質なレンズはハイスペック過ぎるかもしれません。

 

ちなみに私も高品質なレンズも廉価版のレンズも持っています。

実際に廉価版レンズを掛けても見辛いといった煩わしさを感じたことはありません。

(もちろん品質の差は分かりますが)

こんなことを眼鏡屋の人間が言って良いのか・・・。

もっとも私は眼鏡を沢山所有しているため、一つの眼鏡を長期間に渡って酷使していないというのもあるかもしれません。一つの眼鏡を長期間使う方にとっては、大きな差を感じるかもしれません。

 

本当の差は人

 私がここでレンズ品質だけを考える方が怖いと思います。

 

眼鏡レンズが他の製品と大きく違う部分があります。

先ほどからカメラに例えてきました。

カメラはレンズを購入したら終わりだと思います。

この先の質は、購入した方の撮影技術次第だと思います。

(カメラに詳しくないので間違えていたら申し訳ございません)

 

眼鏡は違います。

 

眼鏡レンズは、どのようにして買うでしょうか?

 

眼鏡レンズを買う際、度数を決めなければいけません。

ではその度数は、どう決めるのか?

凄く当たり前のことなのですが、度数は眼鏡屋(病院)が決めます。

 

度数を決定し眼鏡を調整するのが、眼鏡屋の仕事です。

そこが眼鏡屋の腕の見せ所なのです。

 

強引にカメラに例えるなら、カメラにおける撮影技術が眼鏡屋の領域に属するのです。

影技術が低ければ良い写真は撮れません。

 

つまり良い眼鏡レンズを買っても眼鏡屋のクオリティーが低いと良い眼鏡にならないのです。その逆もあります。品質の低い眼鏡レンズでも、眼鏡屋のクオリティーが高ければ良い眼鏡が完成するのです。

 

眼鏡は購入者の腕は関係ありません。眼鏡屋の腕次第なのです。

 

 低価格なレンズしか置いていない眼鏡屋で良い眼鏡は作れない

 量販店に、高品質なレンズは取り扱っていません。

 

そのこと自体が問題なのではなく。

低品質なレンズしか扱っていない眼鏡屋には、クオリティーの高い販売員がいないというのが問題なのです。

 

先ほどまで、眼鏡レンズをカメラと比較して例えました。

ただ度数決定は、カメラに例えることはできません。

 

例えるなら料理人と言って良いかもしれません。

品質の悪い食材をクオリティーの低い料理人が調理したら・・・答えは酷いことになるのは明白です。ただ品質の悪い食材でも腕の良い料理人が調理したらある程度、旨いモノになるかと思います。しかし良いモノを知っている料理人が、品質の悪い食材を使うとは思えません。品質の良い食材を一流料理人が調理したら、それは素晴らしいモノになるのは皆さん知っているかと思います。

 

クオリティーの低い販売員は、お客様に適した度数を導き出すことが出来ません。

また調整技術も未熟のため、ストレスなく綺麗に眼鏡を掛けさせることも出来ません。

 

私個人の見解としては、レンズの品質よりも販売員の品質の方が問題なのです

「レンズの品質」と「販売員の質」両方が低ければ、目も当てられない眼鏡になるのです。

 

検眼は販売員の質の差が大きく出ます。

量販店の検眼の質は、一流店からだと考えらえないことが起こります。

何故このような数値を導き出すのか?と思うことが多々あります。

なぜ酷い数値が出るかは以下が考えられます。(私の憶測も入ります)

 

    やらなければいけない検査を行わない。

    取る必要のある数値をとらない

    度数決定のマニュアルがない。もしくは間違ったマニュアルを使っている。

④ 経験値が低い

 

この3点が大きな理由のように思います。

    ②は、致命的かと思います。

大げさかもしれませんが、医者が必要な検査をせずに病名を特定するようなものです。その測定を行わないと正しい度数にたどりつかない方もいるのです。確かに簡易検査だけでも正確な度数にたどり着いた可能性が高い方もいます。ただそんなのは結果論です。簡易検査だけではその度数が本当に合っているかはわかりません。詳しく調べて初めて正確な度数にたどり着くのです。

 私はそんな偶然の産物で度数決定することは許せません。

 

はいまいちわからないかと思います。(④とあわせて説明します)

 どの眼鏡屋にも検眼のマニュアルがあります。

 (殆どないという眼鏡店もあるかもしれませんが)

 これは接客におけるマニュアルのようなものではなく。

 光学理論、眼鏡学といった知識に基づいたマニュアルです。

 このことを正確に理解していないと度数決定は不正確なモノになります。検眼は、色々な要素が複雑に絡み合っているので、正確に理解できるようなるまでに多くの時間を要します。料理人の修行のようなものかもしれません。そんな私も15年以上この業界にいますが、いまだに勉強の連続です。

 

  一流店だと入社して3年ぐらいしてやっと検眼を一人で行えるといった感じです。それだけ高いレベルを求められているのです。(3年したら検眼を始めるのではなく、3年の間継続的に様々な知識・技術を身に着けるのです)

  三年で店舗責任者になれてしまうような眼鏡店とは全く違うのです。そもそも量販店に検眼知識を学ぶ時間はありません。そのため知識が浅い販売員でも度数を導きだせるような簡易的なマニュアルのもと度数を決定しているのです。その簡易マニュアルでは対応できない方は、多くいます。その対応が出来ない方にも簡易マニュアルに強引に当てはめるので、大きな間違いが起きてしまうのです。

  その度数で上手くいけば良いのですが、上手くいくかどうかは賭けです。賭けるかどうかは、ご自身の判断にお任せします。

 

次回は多焦点について説明していきます。

 

本日はここまで。

 

 

 

 

検眼で持っていくべきもの

フレームについてのブログが続いていましたので今回は眼鏡作りにおいての注意事項について書きたいと思います。

注意事項というか眼鏡屋からのお願いと言った感じです。

 

眼鏡を作るとき、絶対に眼鏡を持って行くこと

 

皆さん眼鏡を作りに眼鏡屋に行ったとき、眼鏡を必ず持って行ってください。

眼鏡を常に掛けている方は、眼鏡屋に行くときも眼鏡を掛けているはずなので特に問題はありません。

 

眼鏡を持っているのに眼鏡を持ってこない方の多くは、

 「普段コンタクトレンズを使用している」方です。

 

主な眼鏡を持ってこない理由

・家でしか掛けていないため持ってこなかった。

・眼鏡の度数があっていないため持ってこなかった

・普段掛けていないため持ってこなかった

・何年も前に作ったため持ってこなかった

・量販店の眼鏡のため持ってこなかった

・ただ忘れた

  ・

  ・

  ・

色々理由は考えられますが、

コンタクト装用者で眼鏡を持ってこない方は本当に多いのです。

 

ただ理由はどうであれ、眼鏡を持っていかなければいけません。

では持ってこなければいけない理由を書いていきます。

 

恐らく持ってこない方の多くは、持っていく「必要性」を感じていないのだと思います。そのため持ってこなかったのだと思います。

 

本当は必要なのです。

眼鏡を持ってこなくて良い方は一人もいません。

 

眼鏡を持ってこなければいけない理由

 「なんで自分に合っていない度数の眼鏡が必要なの?」

と思うかもしれません。

 

なぜ必要なのかというと、

「度数が合っていない」というデータが必要なのです。

 

今持っている眼鏡の度数が、「弱すぎて合っていないのか」or「強すぎて合っていないのか」まずこのデータが必要です。

「見え辛い=度数が弱い」と思う方も多いかと思います。しかしそうとは限りません。強すぎて見え辛いという方も珍しくありません。(目が悪い方の眼鏡を掛けると見え辛いのと同じです。)

 

お客様の主訴を把握し検眼を行うと、販売員がお勧めしたい度数が決まります。

しかしその「お勧め度数」と「現在使用されている眼鏡の度数」が、大きく違う可能性があります。度数の急激な変化は、慣れられない・掛けられない可能性が高くなります。眼鏡屋としては、掛けられない懸念がある度数をお客様に提案をすることを躊躇します。慣れられそうな度数の中で理想値に近いモノをお客様に提案するのです。

 

お勧めしたい度数が比較的強い度数だとします。

ここではその度数を100とします(00というのはざっくりした数字です。分かりやすく説明するために便宜上の数字と思ってください。決して度数そのものではありません)

 

現在使用している眼鏡が、「弱い10の場合」と「中程度60の場合」ではお勧め度数が全く異なります。家にある眼鏡が「弱い10の場合」、100は掛けられませんので70以下に抑える必要があります。理想より弱めの度数を提案せざるを得ません。逆に60程度のものを掛けているのであれば、理想的な100をお勧めできるのです。

ただこのお勧め度数は、現在使用の眼鏡がないと正確に導き出すのが難しくなります。現在の眼鏡のデータがないと、本来なら理想的な100を難なく掛けられる方にも100を提案することに躊躇してしまうのです。結果80程度の度数を提案し、80に決定する場合が出てきます。

80に決まっても問題は起きないかもしれません。ただ眼鏡を持ってこなかっただけで、妥協の度数になってしまうのは勿体ないと思いませんか?

 

今掛けている眼鏡の情報は絶対必要なのです。

 

 

人によって普通は違う

普通の度数とは?

 

殆どの方が自分自身を基準として考えています。

 

眼鏡の場合も同じで、皆さん自分にとっての「普通の見え方」があります。

ただ普通の見え方と言うのは皆さん違います。

視力で言うと、1.2以上見えないと見え辛いと感じる方もいますが、0.7見えれば全く問題ないと言う人もいます。1.2が必要な方にとっては、0.7で十分と言う方のことを信じられません。

その逆も同じです。

 

この差は大変大きいです。度数で言うと3段階から4段階程の差があるかと思います。

 

人によって普通な度数が、こんなにも度数が異なるのです。

 

何を言いたいかと言うと、

眼鏡を持ってきていない状態で、今掛けている眼鏡が合っていないと言われてもどの程度合っていないかがわからないのです。

 

検眼室では判断しにくい

 この話をするとこのように思う方もいるかもしれません。

「検眼している時に判断すれば良い」と思う方もいるかもしれません。

ただこれが意外と難しいモノです。

 

自分の必要な視力を数値として把握している方は稀です。

恐らく皆さんも知らないと思います。

また検眼しているのは、眼鏡店の検眼室(店舗)です。

あなたの知っている場所(職場、自宅、電車・・・)ではありません。普段見ないモノを見て判断するというのは思いの外難しいものです。眼鏡屋ではちゃんと見えていたのに、実生活に戻った時見えにくいということも珍しくありません。

 

 皆さん眼鏡を眼鏡屋に持って行ってください!!

 

 

ではまた後日。