眼鏡のある生活

素敵な眼鏡ライフを送るためのブログです。

レンズオプションは必要?

 

今回は、もも様の質問に答えていきます。

二か月ほど前に頂いた質問です。一度は目を通していたはずなのですが、スルーしてしまっていました…申し訳ございません。

先日コメントを見直していましたら、核心をつくような質問のように思います。このブログを読んでいる方であれば知りたい情報かもしれませんので今回は「もも」様の質問にお答えします。

 

もも様も思い付くままに質問されたようなので、私の方で質問を整理します。

 

〈レンズについて〉

① 機能・価格等で選ぶポイント。

②A店5.000円、B店は15.000円をどう評価するか。

③レンズの日本製と海外製は違うのか

④どこまでがユーザーのためなのか?

(様々なオプションは意味があるのか?金儲けなのか)

 

〈それ以外について〉

①通販についての見解、注意ポイント

②検眼の見極め( オートクラフトのみ良いのか?)

③フィッティングのレベルをどう見極める?

④他店舗持ち込みでサービスするべきか?

 

全て答えていくとかなりの量になりそうなので少し絞らせてもらいたいと思います。

また何回かに分けて答えていく形になりそうです。

 

レンズの価格差について

 ではレンズについて答えていきたいと思います。

半年以上前にレンズの価格差について書いたことがありましたので、

こちらも参考にしてみてください↓

眼鏡に価格差がある理由(単焦点レンズ編) - 眼鏡のある生活

遠近両用レンズの価格差とは? - 眼鏡のある生活

 

簡単にまとめます。

実際レンズの価格は、大きな差があります。

レンズの価格差が生まれる理由は二つあり、一つは「レンズの品質の差」もう一つは「眼鏡店の質の差」になります。そのため仮に同じレンズを使用していたとしても価格差が生じても不思議ではない。特に遠近両用レンズは、店の質に大きく左右される。

仮に最高級のレンズを使っても店の質が低ければその品質の良さを最大限に生かすことが出来ません。(当ブログでは料理・料理人で例えさせていただきました)

 

オプションには意味がある

 また「どこまでユーザーのためか」ということにはお答えしていないように思いますので私なりの見解を書いていきたいと思います。

 

この質問は、ビジネス抜きに考えても正解を導き出せません。

簡単に言うと

「全て良いものは良い」

です。

全て根拠があってオプションは開発されています。

ただそのコーティングを売りたいため、大袈裟に広告を打ちます。

例えば不安を必要以上に煽るとか・・・

 

効果は人による

 ブルーライトカットレンズについては以前詳しく書いたことがあるので、ご興味のある方はこちらを参考にしてください。

ブルーライトカットレンズとは?① - 眼鏡のある生活

ブルーライトカットレンズとは?② - 眼鏡のある生活

ブルーライトカットレンズとは?③ - 眼鏡のある生活

 

色々書いているので全て読むのには大変かも知れませんので簡単にまとめます。

(今回の内容に近い形で)

  最近このブルーライトカットレンズは、メーカー・小売店から積極的に勧められていると思います。私はこのレンズの売り方が、一番の問題だと思います。一部の眼鏡店は、恐らく故意に誤解を生む広告を打っています。そして不安を煽ってブルーライトカットレンズを買わせていると思います。不誠実な商売だと思います。

 

結局ブルーライトカットレンズは必要か?

申し訳ございませんが、人によるとしか言えません。

実際ブルーライトに困っている、将来の眼病の不安を少しでも取り除きたい方にとっては使用する価値のあるレンズかと思います。ただ効果の程度は何とも言えません。なぜなら眼についてはまだわからないことが多いのです。(例えば紫外線は白内障の原因と言われていますが、詳しく読むと紫外線は白内障の原因の一つと考えられているという書かれ方をされています。つまり紫外線と白内障の因果関係はかなりの方が知っていますがこの常識も絶対とは言えないようなのです)

その分からないことに対して絶対おすすめとは言えません。

ただ眼鏡レンズには副作用はありません。副作用がないのであれば、健康志向な方はオプションとして付けてみるのも良いかと思います。

ここで一つ、書いておきたいことがあります。

もし目の疲れに悩まれているのであれば、安易なブルーライトカットを掛けるだけで終わらないでください。しっかり検眼を行える眼鏡店(眼科)で一度測定をしてもらってください。眼のことを真剣に考えるであれば、眼のことを真剣に考えてくれる眼鏡店に任さなければ根本的な解決には至らないかと思います。

 

他のオプション

「傷が付きにくいコーティング」

これも付けた方が傷に強くなります。当たり前ですが・・

ただ今までオプション無し眼鏡を問題なく(三年程度)使えていた方であれば、わざわざ付ける必要性をそこまで感じません。(もっとも傷は無数に付いています。恐らくご自身が気にしていないだけだと思います)良いコーティングを付けなくても長く使えた実績のある方にとって、それ以上に良いコーティングを付けてもあまり意味がないように思います。元々、綺麗に眼鏡を使えているので・・・

あと傷に強いコーティングを付けても眼鏡を落としたりしたら傷は付きます。そのため凄く扱い方が雑な方も良いコーティングにする意味がないように思います。良いものにしてもレンズを交換をする必要があるであれば、オプション代が勿体ないように思います。

 

「新しいUVカット

一部のメーカーからUVカット効率が更に高くなったレンズが出ています。ただこれも気にしている方は付ければ良いと思います。そもそもUVカットは、ほぼ全てのレンズについています。それ以上にカットしてくれるのは魅力的かもしれませんが、高まるUVカット効率は10%程です。その比較的少ない量もカットしたいのであれば、付けた方が良いかもしれません(もっとも今後標準装備されるかもしれません)

 

 *知りたくない真実・・・・生涯で浴びる紫外線の半分以上を18歳で浴びるらしいです。そのことを考えるとある40歳を過ぎてから過剰に紫外線を気にしても手遅れなのかもしれません。無駄とは言いませんが。

あと紫外線対策に過敏で日焼け止め、衣服、日傘等で完全防備の方もいるかと思います。そのような方でサングラスも眼鏡もしていない方は、今すぐ掛けた方が良いかと思います。眼からも紫外線は入ってきますよ。

 「非球面、両面非球面・・・」

良い設計はお勧めになります。良い設計であればあるほど歪みは少ないです。ただ歪みを感じやすい方、感じにくい方はいます。問題がないのであれば無理して設計を上げなくてもよいような・・・ただ良い物は良いのも事実です。眼鏡店はビジネスという面から良い設計を勧めます。間違いないです。使うお客様にとっても良い物は良いので、悪いことだとは思いません。

ただ度が弱い方(眼鏡無しでも生活できるような方)は、良い設計である必要はないと思います。

 

全てのオプションに意味がありますが、付ける価値があるのかは

「人による」としか言えません・・・申し訳ございませんがそうとしか言えません。

 

ただ普通で良いのであればオプションはいらないかもしれません。

 

何度かこのブログで書いていますが、いくらスペックの良いレンズを使用してもそれを扱う店舗のクオリティが低ければその良さは最大限には生かせないことは注意してください。

 

「日本製」と「海外製」レンズについて

恐らくこの質問がある時点で品質は、「日本製>海外製(アジア製)」なのではないかという考えが前提にあるのだと思います。

確かに日本メーカーのレンズは品質が優れていると思います。

HOYANIKON、SEIKO…日本には一流レンズメーカーがいくつもあります。

ただ海外製=海外メーカーなのでしょうか?

海外製といっても海外レンズメーカーであることは少ないのです。(もっとも海外メーカーの粗悪品も日本で流通しているかもしれませんが、私は扱ったことがないのでここでは省略いたします。)

では日本に流通しているアジア製のレンズはどこのメーカーが作っているのか?

それは日本の有名レンズメーカーです。

アジア製レンズと日本製レンズの比率はメーカーによって違いますが、どのメーカーもアジア製レンズを製造しています。そのアジア製のレンズであっても大きな問題は起きていません。問題は起きていませんがグレードそのものが違います。レンズメーカーは、いくつかのグレードを持っています。そして高いグレードのモノは国産、低いグレードのモノはアジアと分けているように思います。アジア製が悪いというよりは、アジア製はグレードの低いシリーズを作っているだけなのです。

ただアジア製であっても高品質なレンズは作られています。(作っている一流メーカーはあります)

作ろうと思えばアジア製でも高品質なモノは作れると思います。私見ですが)

レンズは機械によってオートメーションで作られています。

そのため良い機械、環境、プログラミングさえしっかりしていれば何処で作っても品質に大きな差が生まれるとは思えません。(マニュアル等をしっかり守れるかはわかりませんが)

国産に拘るのは、国産の方が消費者にとってイメージが良いというのが大きいように思います。

 

実際私も昔は国産レンズの方が品質は高いと思っていました。

水、空気、工場の清潔さ、従業員がマニュアルを守る・・・といった基本的な部分で差が出ると思っていました。そのため日本メーカーは国産に拘っていると考えていました。日本とアジアでは大きな差があると・・・

 

ただ5年以上前?に起きた事件で考えが変わりました。

タイの国内政情不安で空港が何日も閉鎖されたことがあります。(あと別件で大雨で工場が停止したこともあります。)その時タイに大きな工場を持っていた一流メーカーのHOYAのタイ産レンズの出荷が停止しました。業界では騒然としたことを覚えています。

昔からHOYAのレンズは、品質が高いと思います。眼鏡業界の人間でもHOYAのレンズ品質において悪く言う人は殆どいません。そのHOYAのレンズの多くが(良いグレードのものも)、アジアで作られていたんだと実感しました。そのアジア製レンズでも問題はありませんでしたし、そして今もありません。(その後国産比率を高めているかもしれませんが)

むしろメーカーによっては、国産レンズであっても品質に?が付くレンズもあります。

そのことを考えるとアジア製=品質が悪いと思うのは正しくないように思います。

国産に拘るのにも幾つか理由があるかと思います。「高い品質のレンズが安定して作ることが出来る」ということ、「国産=高品質と消費者が考えている」からというのもあうように思います。

 

レンズについて何が正解というのは難しいかもしれません。恐らくビジネス抜きで考えても販売員の中でも意見が大きく分かれる分野かもしれません。

 

ではまた後日。

  

MATSUDAとEnaLloid

 

またまた更新が滞りました。

今年度からは心機一転頑張っていきたいと思います。

ブログを止めるつもりはありませんのでご安心ください!!

これからも中々語られることがない内容を伝えていきたいと思います。

 

では今回は前回掛けなかったアパレルブランドのvarde77ですが、私の考察は省略させて頂きたいと思います。なぜなら前回書いたアパレルブランドのものに比べると突っ込みどころがなかったからです。


因みに前回のブログはこちらです↓

ファッションブランドの眼鏡①(gladhand,gelado) - 眼鏡のある生活

前回のブランド眼鏡は、誇大広告のような触れ込みが散見していました。
ただこのverde77の眼鏡については、私が確認した限りでは見受けられませんでした。デザインに惹かれたのであれば良いかと思います。

 

では今回は、「アメリカ様」からの残りの質問であった。

matsuda、エナロイドについて書いていきます。

 

コメ主のアメリカ様がこの2ブランドを気にされたかは分かりませんが、この2ブランドのテイストは異なります。この2ブランドで眼鏡選びを悩まれる方は極稀かと思います。真逆のような日本ブランドになります。

 

ではMatsudaから

仰々しいブランドMATSUDA

このブランドは、30年以上前に海外を中心に一世風靡した伝説的なブランドです。
ではmatsudaとは、こんなブランドです↓

MATSUDA Official Site | Luxury Eyewear - Made in Japan

 

好きになれないMATSUDA

 かなり凝った作りのブランドです。
もちろん実物も見たことがありますが、凄く凝った構造をしています。

ただ格好良い!欲しい!という感情は持ちませんでした。
(これはあくまで私の個人的見解です)

私は決して凝っているブランドが嫌いなわけではありません。

実際、眼鏡が凝っていて「凄い!格好良い!欲しい!」と思い購入することもあります。ただMATSUDAには思いませんでした。

なぜなら凝り方に理由を感じなかったからです。

 

 凝っている=良い眼鏡?

凝っている眼鏡は、良い眼鏡なのでしょうか?

確かに色々なパーツを付ければ、誰が見ても高そうな眼鏡・凝った眼鏡ということはわかります。ただ良い眼鏡・格好良い眼鏡というのは、眼鏡そのもののデザイン性が評価されるべきものなのではないでしょうか。もちろんパーツ量が増えることによって格好良くなれば言うことはありません。ただ私はmatsudaには不必要なパーツが多く、子供だましの眼鏡のように感じます。美しさを感じません。

高級なおもちゃのようです。(少し言い過ぎかもしれません・・・・)

彫金のデザイン、風防の付き方、ヒンジパーツ・・・どれも繊細さ、美しさを感じませんでした・・・・

興味のある方は、ネットで検索してみてください。

 

ファッション<奇抜さ

以前ここで紹介したEYEVAN7285も大変凝った眼鏡ですが、matsudaとは一線を画すかと思います。

EYEVAN7285は、ファッションがベースにあるように思います。そのため凝った眼鏡ではありますが、今のファッションにすんなり取り込めます。ただmatsudaは、ファッションとの呼応というより、眼鏡そのもののに個性を求めているように思います。ただその個性に、モードを感じません。あくまでパーツが凝っているだけで眼鏡のシェイプ等のデザインに新しさは感じません。

 

ただここまで凝ったパーツをここまで多く付けている眼鏡も中々ありません。「他にはないモノ」というところに惹かれる方にとってはもの凄く魅力的なブランドに見えるかと思います。個性的ではあることは間違いないので、好き嫌いが大きく分かれるブランドの一つです。 

 

歴史はあるMATSUDA

歴史を聞くと凄いブランドだとは思います。

ただMATSUDA創業者は、既に亡くなっています。確かにmatsudaは、一昔前に眼鏡業界に大きなインパクトを与えたブランドですが、今もその創業当時のマインドを持ったブランドなのでしょうか。コレクションを見る限り「matsuda」というネームバリューを上手く使ったブランディングに成功した全く違うマインドを持ったブランドのように思います。先進的な眼鏡で一世を風靡した眼鏡ブランドが、30年以上前の遺産に乗っかっていることに違和感を感じます。

 

何と言うか眼鏡をみている感覚になりません。
プラモデルを見ているような感覚を持ちます。良い方は悪いですがマニアが作ったおもちゃのようです。そこには眼鏡の完成度を追求しているようには感じません。パーツを付けすぎて逆にチープな印象さえあります。

目新しいものを探すマニア向けの眼鏡のようです。
否定するわけではありませんが、マニア向けの眼鏡はmatsuda以外にもあります。そのマニアの方が評価する眼鏡の傾向は、ファッションとして格好良いのは二の次で、まず第一にインパクトの強さ他では見ない眼鏡というモノが多いのです。そのためファッションセンスのある方が掛けていることを殆ど見かけません。
今後どのような成長を見せるかは分かりませんが、恐らく今後も評価されることはないように思います。一部のコアなファン・マニアの方には評価されるかと思いますが。

 

お勧めしていないのにMATSUDA紹介が長くなりました・・・

では次はエナロイドの紹介をしていきます。

 

ファッション・東京を感じさせるEnaLloid

 

EnaLloidとは↓

EnaLloid-エナロイド- | 老舗ファクトリー「恵那眼鏡工業」のオリジナルメガネブランド

Matsudaとは大きく違い、シンプルな眼鏡が多いブランドだと思います.

 

エナロイドに高級感はありません。

ただ良い意味です。
高級感は眼鏡において必ずしも必要な要素ではありません。

洋服でもそうだと思います。高級感がファッションを邪魔する場合もあると思います。

ファッションに敢えて高級感ではなくポップなモノを合わせることは多いかと思います。極端な話、いつもダイヤの指輪は合わせませんよね?普通、着たい服に合ったアクセサリーをあわせますよね。

 

今までこのブログで紹介してきたブランドは少なからず高級感があります。

振り返ってみるとYELLOWS PLUSに比較的近いかもしれませんが、殆どのブランドとは一線を画すブランドだと私は捉えています。
エナロイドは、ポップな雰囲気があり東京ファッション」の今を感じさせるブランドだと思います。その世界観がファション業界にも受けているのかコラボレーションを頻繁に行っている日本ブランドかと思います。(国産ブランドではコラボを頻繁に行う眼鏡ブランドは珍しいかと思います。)

 

エナロイドの特異性

製造は岐阜県

EnaLloidが独自の世界観を持つブランドには理由があります。(以下が全てではないとは思いますが)

 EnaLloidは、岐阜県にある老舗眼鏡メーカーの「恵那眼鏡」が作るブランドなのです。

ここで岐阜県と聞くと福井県鯖江)ではないの?と思う方もいらっしゃるかもしれません。確かに鯖江は、一流眼鏡の産地として大変有名です。

以前このブログでも「日本製=鯖江製」ですと書いたかもしれません。

ただ私もお客様に詳しく説明する時は、

「日本製は殆ど鯖江製です。ただ一社だけ鯖江じゃなくて有名なブランドはあります」と伝えます。

その一社が、「恵那眼鏡」なのです。

恵那眼鏡は、恵那眼鏡において一貫生産を行っています。

鯖江のブランドは分業制のため様々な会社が製造に携わっています。分業制の良い面も多くありますが、一貫生産の良さもあります。それは自分たちが作りたいモノ・イメージを表現しやすい点、独自性を出しやすい点です。どうしても分業制で多くの会社が携わってくるとコントロールするのに苦労するのです。

 

OLIVER GOLDSMITHを作るメーカー

恵那眼鏡と聞いてもピンとこない方もいるかもしれません。

「OLIVER GOLDSMITH」というブランドなら聞いたことがある方も多いかと思います。このブログでも以前ご紹介したことがあります。

このイギリスの老舗ブランドの再始動に大きく関わった会社がこの恵那眼鏡の親会社なのです。OLIVER GOLDSMITHは、大変歴史あるブランドですが、実は休止状態であったブランドです。そのブランドを本格的に再始動させようとしたとき、品質の面でイギリス製を断念した背景があります。そこで出会ったのが、「恵那眼鏡(系列)」なのです。その出会いが再始動を可能にしたと言えるのです。

恵那眼鏡の品質の高さを物語っているエピソードかと思います。

 

ブランディング・デザインにも秀でたブランド

ただこの品質という部分だけでは、眼鏡ブランドとしての評価は不十分です。

ブランドの評価には、「デザイン」も大変重要です。

またはブランドを広める・高めるためのブランディングも大変重要です。エナロイドの親会社は、この点においても優れています。この会社は、前述のOLIVER GOLDSMITHにおいて大事にブランドを育ててきました。仮にこの会社がマネジメントしていなければ、日本でここまで流行らなかったかと思います。もしくは長い間人気のあるブランドとして定着しなかったと思います。そして丁寧に育ててきたため広く流行ってもチープな印象は全くありません。今でも良い眼鏡ブランドといった位置を保ち続けています。

 

そしてこのエナロイドもブランドの世界観を大事にしています。それはデザイン面にも言えるかと思います。そのためシンプルな眼鏡ですが、エナロイドらしさというものは常にあります。このようなブランディングをしっかり持った日本ブランドは中々ありません。このような所が評価されているため、アパレルブランドとのコラボレーションが多いのだと思います。この世界観は、ありそうでないないブランドかもしれません。ただ感性的な部分が多いので良さを伝え辛いのが不甲斐なく思います。

デザインの素晴らしさは、ネット等で検索してみてください。

 

ではまた後日。

今年度更新をがんばります。

 

 

ファッションブランドの眼鏡①(gladhand,gelado)

オリンピックに夢中になりまたまた更新が滞りました。

また今回も私のブログに寄せられたコメントについての回答という形を取りたいと思います。
では今回は「アメリカ」様の質問にお答えします。

(幾つか頂きましたがこの質問にお答えします。その時々の気分でコメントの質問を選んでいますので、昔の質問も今後回答させて頂くこともあるかと思います)

 

 

日本ファッションブランドの眼鏡

 

では今回の質問の要約です。

「アメリカ」様は、当ブログがきっかけでeyevan7285のモデル319をご購入された方です。

因みにeyevan7285の319とはこんなモデルです↓

写真で見ると一見普通に見えますがパーツパーツ一つがかなり凝ったモデルです。

その結果高級感があり大変魅力的なモデル(ブランド)です。パーツを凝るだけでなくファション性も高いブランドです。

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質問は幾つか頂きましたが、気になった質問は以下の二つです。


① matsuda、エナロイドはどう思うか?
② ファッションブランドのgladhand(モデルJ-IMMY GLASSES ORNAMENT)、jelado(モデルManhattan)、varde77(モデルONTARIO TYPE2)はどう思うか?こだわりが強いがコスパが良いとも書かれているがどう思うか?

この二点です。

 

順番が逆になりますが、②のほうから書いていきます。
というのも今回この質問を頂いていなかったら、このブログで書くことはなかった題材だったと思います。なぜならこれらのファッションブランドの眼鏡に興味がなかったからです。


ただファッションブランドの眼鏡全般に興味がないわけではありません。むしろ世界的メゾンブランドや世界で活躍する日本のアパレルブランドのサングラス等は常にチェックはしています。

それこそ以前このブログでもファッションブランド(ライセンスブランド)について書いたことがあります↓

アパレルブランドとは?ライセンスブランドとは?① - 眼鏡のある生活

アパレルブランドとは?ライセンスブランドとは?② - 眼鏡のある生活

アパレルブランドとは?ライセンスブランドとは?③ - 眼鏡のある生活

 

日本国内で展開しているコア?なファッションブランドの眼鏡については殆どチェックしたことがありませんでした。(好きなブランドは気にしていますが・・・)

 

ネットで調べてみた

そのためこの質問を頂いてから少しネットで調べてみました。

(自分の知識の幅を広げられるのでこのような質問はありがたいです)
本来なら実物を見て評価するべきですが、ネットの情報である程度判断できるものでしたので考察を書いていきます。

調べた結果の感想を一言で書くと、「ネットで十分」でした。実物を見たいと思いませんでした。

 

gladhand、jelado、verde77の眼鏡について調べてみました。

 

では私なりの見解を書いていきます。
殆どがネガティブなものになります。

三ブランドに共通する部分もあります。
総じて言えるのは、良い物に見せるためのフレーズを上手く使っていると感じます。
ではそのフレーズ毎にコメントを入れていきます。

 

「  」がブランドのセールストークで、その下が私の思ったことです。

 

?な売り文句 

 

gladhandの売り文句

gladhandの眼鏡↓

- EL GARAGE ONLINE STORE ( DOMINO66 & Garage by DOMINO66 ) | RADIALL,CALEE,WEIRDO,GLAD HAND等を取扱う通販サイト

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悪い眼鏡という印象は受けませんでした。

ありそうでないデザインなのでデザインに惹かれた方には良いかもしれません。

ただ気になる部分もあったので挙げていきます。

もしくは今後のネット等で眼鏡を調べる時気を付けた方が良い言葉を解説します。

(ちなみに今回挙げるgladhandの言葉を全てのお店が使っているわけではありません。私も納得できるような言葉で紹介している店舗もありました)

①「磨けば磨くほど照りの増すセルロイド

またこの売り文句を見ると革製品と同じようにエイジングを楽しむことが出来る素材と想像してしまうと思います。ただ革製品とは全く違います。コードバンやブライドルレザーのように美しい経年変化はしません。眼鏡は劣化をしていく一方です。買ったときが一番照りがあります。セルロイドとの相性が良い方で照りが比較的継続する方もいますが、掛ければ掛けるほど劣化は進みます。

 

確かに磨けばある程度元に戻すことはできます。

(何年か使用した後だと磨いても照りを戻すのにも限界があります)

ただ誰が磨くのでしょうか?
眼鏡は靴等の革製品と違いユーザーの方自身で磨くこと基本出来ません。
眼鏡屋にしかできません。

 

②「○○という職人がハンドメイドで作る」

この紹介文自体は悪くありません。

ただ注意して頂きたい点を書いていきます。

 
本格眼鏡ブランドは、基本全てハンドメイドです。(ハンドメイドの定義にもよりますが)
そしてハンドメイド=職人が作っています。

職人の「個人名」で眼鏡を売り出すやり方は以前からあります。
金子眼鏡(有名ファッションビルによく入っています)は、この売り出し方で急成長したと記憶しています。「○○謹製」といった職人の名前をブランド化したのです。

昔から(現在も変わらず)ハンドメイドが当たり前であったため、眼鏡業界は敢えてハンドメイドを売りにしてなかったように思います。そして金子眼鏡はハンドメイドを分りやすく伝えるために職人の名前を全面に出したのです。画期的な売り出し方だったと思います。消費者目線を考えてのブランディングという今では当たり前の考え方を眼鏡業界にいち早く取り入れたのでした。

敢えて職人の名前を出すことによって「凄く良いものに」見せるブランディングに成功した事例かと思います。

 

③「一生ものの眼鏡」

そんなものはありません!!!
少し言い過ぎました「べっ甲」「18金」の眼鏡は一生ものです。

(ただメンテナンス、修理コストはかなりかかります。修理毎に普通の眼鏡が買えると思います)

通常のプラスチックフレームは、絶対に一生は使えません!!!
毎日使うなら5年使えれば御の字です。10年使い続けたらかなりの驚きです。
プラスチックは折れたら修理が出来ない可能性高いからです。

①で説明した通りプラスチック枠は掛ければ掛けるほど劣化するのです。

 

 

では次はjelado

 

jeladoの売り文句

jeladoの眼鏡↓

Amboy アンボイでの出来事

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こちらのブランドは?が多かったです。

一見きれいですが・・・

 

 ①「一般的な5万円クラスの眼鏡レベルの物作り」

「アメリカ」様に聞いて凄く興味がわいたフレーズでした。

日本のファッションブランドで5万円レベルの物作りするのは凄いと思い興味が湧いたからです。

ただ調べてみると、

?な文句です。

映像、説明を見る限り5万円は絶対にしません。

この眼鏡の定価は、3万円のようですが適正だと思います。安くも高くもないです。(もっと安い価格を付けるブランドがあっても驚きません・・・)

何をもって5万円としたのでしょうか?

(5万円程度で販売されている品質の悪い海外ブランド品と比較したのでしょうか・・・)

コメ主のアメリカ様は、EYEVAN7285の319を所有されているようですね。
コメ主様のEYEVAN7285の方がjeladoより圧倒的に凝っていませんか?
そしてそのEYEVAN7285は、5万円しませんよね?

5万円のモノづくりでは決してありません。

 

②「型流しでなく削り出しのハンドメイド」

詳しい製法の説明は省略します。
型流しの眼鏡は、そもそもかなり安価なフレームで使用される製法です。

本格眼鏡では基本使われない製法です。

削り出しというと凄いことを行っているように思いますが、本格眼鏡では普通な製法なのです。眼鏡業界では当たり前過ぎのため、わざわざ語られることは少ないのかもしれません。

 

③「イタリア製のアセテートを使用」した理由?

アセテート=プラスチック生地のことです。
何故イタリア製のアセテートを使っているのでしょうか?
確かにイタリアのアセテートは有名です。凄く有名な有名メーカーもあります。

確かに一流メーカーと言って良いと思います。

ただこのイタリア製アセテートには、メリットデメリットがあります。

イタリアアセテートの長所は、「発色の良さ」「色の表現力」です。

そのためファッションに強いブランドには昔から支持されています。

短所は、プラスチックの品質です。

短所な品質=プラスチックが「柔らかい」ということです。

勿論触って柔らかいかはわかりません)

柔らかいと何の問題があるかと「フレームが歪みやすい」のです。歪むと掛け心地は悪くなるのは想像できるかと思います。七枚丁番を使用しているようですが、丁番が堅牢であってもプラスチックが柔らかければ意味がありません。
その反面、日本製アセテートは硬いことで有名です。

そのため日本製アセテートを使用する眼鏡ブランドも多いのです。

 

またこのモデルでイタリア製アセテートを使用する理由が不明です。
jeladの「MANHATTAN」というモデルは、アメリカのヴィンテージ(TART OPTICAL社の眼鏡)を参考にしていると書かれています。質実剛健なアメリカヴィンテージを参考にしているのに、ファッション性重視のアセテートを使用した意味がわかりません。日本製アセテートを使用した方が良いのではないでしょうか?

 

話が少しそれます。

アメリカヴィンテージを代表するTART OPTICAL

TART OPTICALは、アメリカヴィンテージ眼鏡市場ではかなり有名で人気があります。

1950年から70年代のアメリカを代表するプラスチックフレームのブランドです。

(ジョニーデップがこのTART OPTICALのヴィンテージを掛けていることでも有名です)そのため今の眼鏡にも多大な影響を与えています。

MOSCOT、OLIVER PEOPLES等・・・は間違いなく影響を受けています。また当時のTARTを復刻したモデルも何度も発売されています。ただそのほとんどが微妙な出来であったように思います。(TART社は現存しておりません。そのためTART社とは直接関係のない会社から発売されていたので致し方ないのかもしれません)

 

忠実な再現をしたJULIUS TART OPTICAL

そんな中、1年程前にかなり当時に近い状態で復刻されました。
今までにはないレベルでの復刻モデルです。
そのブランドとは「JULIUS TART OPTICAL」です。

こんなブランドです→JULIUS TART OPTICAL

TART OPTICAL社で働いていた親族が当時の図面を基に復刻したブランドです。(版権のせいでTART OPTICALという名前は使用できていません)
かなり当時のモデルを再現できていると思います。
そしてこのブランドは日本製の生地を使用しています。

品質は高いと思います。


④「飾り金具まで職人が手で付ける拘り」

これも普通です。

飾り金具は手仕事が普通です。

 

⑤「板状生地の約60%が無駄になる」

これも当たり前です。
アセテートの板から削り出して眼鏡は作られるのです。
削り出しと言うことは、レンズの部分や鼻部分など削り落さなければいけない部分があるのは容易に想像できるかと思います。嘘ではありませんがこれも当たり前過ぎて書かれてこなかったように思います。

 

まとめ

ここまで2ブランドについて書いてきました。

(長くなったのでもう1ブランドは次回に回します)

上記ブランドの眼鏡紹介文を読んだ私の感想」

悪いモノを作っているとは思いませんが、魅力を感じることはありませんでした。

悪いモノではないので、デザインに惹かれたのであれば良いかもしれません。

 

今回勉強になったこともあります。

それは眼鏡業界では当たり前すぎて麻痺している部分があると思いました。当たり前だと思い語ることを忘れている部分です。エンドユーザーが欲している情報、魅力的に感じるフレーズというものを把握する必要性を感じました。

 

 服屋に置かれているファッションブランドのオリジナル眼鏡に興味を持たない・印象がない理由を思い出しました。職業柄眼鏡には目がいきます。ただケース越しであっても感じるモノがないのです。触ってみたい、掛けてみたいと思うモノがないのが大きな理由です。

 

ではまた後日。

STEADYというブランドについて

 

前回レンズ厚を気にした眼鏡選びについて書きました。

「眼鏡初心者様」の他にもあった質問にもお答えするつもりでしたが、レンズ厚について想定よりかなり長くなってしまい二回に分けることにしました。

で、もう一つの質問というのが「STEADYというブランドはどんな感じですか?」というものです。

 

そもそも「STEADY」というブランドを知っている方を知っている方は眼鏡好きと言って良いかもしれません。STEADYというブランドは知名度が低いからです。

 

ではどんなブランドかを説明させて頂きます。
(実は私もそこまで詳しくありませんので少し調べてみました)

 

「STEADY」とは

(WEB等でよく書かれているのはこんな感じです↓)

〈デザイナー〉

デザイナー金子正嗣氏が2012年に立ち上げたジャパンブランドです。金子氏は、長年様々なステージで眼鏡デザインを行なってきたベテラン・デザイナーです。

〈コンセプト〉

”The Ordinary Spectacles”

時代の流れに自分らしいスタイルを重ね合わせることの出来る上質・スマートで可愛い”The Ordinary Spectacles”(直訳は普通なメガネ)をブランドコンセプトに、シンプルなフォルムとクリーンなデザイン、そして「MADE IN JAPAN」の徹底した品質重視の安定したものづくりを行なっているブランドです。

HPはこちら↓

STEADY/ステディ ー COLLECTION ー

 

ここからは私見です。

STEADYの私の評価


2012年創業と比較的若いブランドですが新進気鋭の若手ブランドではありません。上記の通りデザイナーの方は、長年様々な眼鏡ブランドでデザインに携わってきた方が満を持して立ち上げた眼鏡ブランドです。
そのためブランド立ち上げ時から業界では知られた存在でした。

 

〈私の評価〉

私はあまり好きではありません。

私にとって評価が難しいブランドです。

評価が難しい理由は、私が良いブランドかどうかを評価している項目をこのブランドはその項目を重要視していないからです。

 

私がブランドを評価するかしないかの第一項目はオリジナリティです

それはデザイン、品質等です。代わりのないブランドとも言えます。(デザインは変わっていれば良いと言うわけではありません。美しいかどうかも勿論評価基準です)

代わりがあるブランドは、そもそも存在意義がないので評価できないのです。無くなっても困らないからです。

 

 ではSTEADYはどうなのか?

 

普通な眼鏡 

 

デザイン的に改めて紹介したくなるような優れた部分は特にありません。

また品質等も特別お勧めしたいところを見つけるのも難しい眼鏡です。逆にお勧めできない悪い点も特にありません。

オリジナリティを感じないため私は評価していませんが、このオリジナリティの無さがステディらしいとも言えます。そのため私は好きではありませんが、悪い評価を下すのも躊躇するブランドとも言えるのです。

 

無個性≒STEADY

 

ただSTEADYのコンセプトは、「THE Ordinary Spectacle」です。

このコンセプトが、オリジナリティの低い眼鏡を作り出している原因になってしまっているのだと思われます。コンセプト通り「普通な眼鏡」を作ろうとしているからです。


ただコンセプト通り「普通な眼鏡」だけを作れば良いのでしょうか?

そこはやはり「普遍的な美しさ」を追求する必要があるように思います。海外有名ブランドにも同じようなコンセプトを持つ眼鏡ブランドはありますが、やはり評価されているだけあって普通に見えても個性はあります。普遍的な美しさを持っているのです。そのようなブランドを私は評価しています。

 

普遍的な美しさ<流行を意識した普通眼鏡

 

STEADYに普遍的な美しさを感じることが出来ません。

そもそもそこを目指しているのかも疑わしいように感じてしまいます。

目指しているかもしれませんが私は感じることが出来ません。

(全てのモデルを知っているわけではありませんが・・・)

STEADYの「普通な眼鏡」は普遍的な美しさ追求しているのではなく、「流行に合った」普通な眼鏡を作っていると感じます。そのため普遍的という表現がしっくりこないのです。流行りの眼鏡を使いやすいようにアレンジしている。もしくは有名・人気モデルを参考に少しデザインを変えているブランドだと思います。

つまりデザインに主体性を感じられないのです。

そのため私は好きになれないのです。

因みにこんな感じです↓
(どこかで見たことがあります・・・)

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ただSTEADYに限らず日本眼鏡ブランドの多くは主体性のないブランドが多く存在しています・・・

 

流行を追うことは悪ではない 

ここまで読んで頂くと悪いことをしているように思われるかもしれません。

 

ショップオリジナルなようなブランド

ただ洋服の世界では珍しくないかと思います。(全ての衣食住アイテムに言えることかもしれませんが)

洋服で言うショップオリジナルをイメージしてください。

(全てとは言いませんが)ショップオリジナルの殆どが、流行モノをアレンジして自分たちの顧客層に合うようにデザインし直していると思います。そしてその多くがオリジナルのモノより価格を抑えたモノになっていると思います。STEADYは眼鏡ブランドですが、このショップオリジナルのような思考を基に作られているように思います。

 

STEADYのデザインの特徴

 

ステディのデザインはどんなものが多いかと言うと、
有名モデルより

①少し大きい

②シンプル

③リーズナブルなモノが多いのです。

では詳しく説明していきます

① 少し大きい

モデルの多くが有名モデルより少し大きいです。
全体的に大きいのではなく、横幅が若干大きいモデルが多いように思います。
雑誌等でみると一見普通の大きさですが、横幅が有名モデルより大きいのです。

このサイズ感のおかげで有名モデルの幅が小さく感じる方にとっては、ちょうど良いのです。恐らくSTEADYは、有名モデルにはないサイズ感を狙ってデザインしているのではないでしょうか。(あくまで私見ですが)
最近の有名モデルは横幅が狭いモノが多いのです。特に本格派眼鏡でファッションにも強い眼鏡ブランドは、どのブランドも似たようなサイズ感が多いように思います。やはり格好良いと思うサイズ感は、良くも悪くも似てきてしまうのかもしれません。

そのため流行のジャンルを掛けたくても掛けられない方は、意外と多いと思います。

例えば「顔の大きい方」「幅の広い眼鏡が好きな方」等です。そのような方にとって受け皿になるブランドは思いの外少ないのです。

 

その中でステディは敢えて少し大きめを作っているのかもしれません。これも経験値の高いデザイナーの抜け目なさなのかもしれません。これはあくまで私の想像です。ステディのデザイナーは、この少し大きいサイズ感が純粋に美しいと思い追い求めているものかもしれません。


② ③シンプルでリーズナブル

有名モデルは、普通のブランドと比べると「違い」があります。その違いを作るためにある程度特徴的なデザインになっていることが多いです。ただステディは敢えて違いを作らないブランドとも言えます。その特徴的なデザインを和らげることによって誰でも使い易いデザインにしているように感じます。

それは「普通な眼鏡」を目指すブランドなので当たり前かもしれません。

またディテールもシンプルです。
ここからは価格に関わる部分です。
シンプルにすることによって価格も抑えられます。
眼鏡作りによって価格を抑えるポイントは幾つかありますが、ここでは二つ挙げます。
(かなり当たり前のことになります。人件費等はここでは排除します)

1、 パーツ量を減らす

眼鏡は、パーツ量が増えるとコストが高くなります。(眼鏡に限ったことではありませんが)その証拠に同じブランドで「シンプルなプラスチック枠」と「コンビネーション枠、メタル枠」だと後者の方が間違いなく高くなります。1万円ぐらいの差が出ても不思議ではありません。ステディの多くのモデルはシンプルにすることによってパーツ量を減らしています。

 

2、 パーツを凝らない

眼鏡を作るたびに新しいオリジナルパーツを作るとコストはかなりかさみます。

そのため仮に新しいパーツをオリジナルで一から作った場合、極力そのパーツを沢山作りたいところです。ただ一つのモデルだけで使うとなると数に限界があります。そのため複数のモデルに使用するのです。
またはオリジナルで作らずに昔からある既存のパーツを使用できれば、かなりコストが抑えられます。
ステディが「オリジナルのパーツ」か「既存のパーツ」を使用しているかは分かりませんが、同じパーツを様々なモデルに使用してはいます。こう書くとステディが悪いことをしているように感じる方もいる方もいるかもしれません。ただこのことは珍しいことではないですし、悪いことでもないと思います。このおかげで品質は守りながらも安く作ることが出来るからです。また場合によってはそのパーツの完成度が高く、デザイン的にも美しければ様々なモデルに使用したいと思うのは必然だと思います。実際、ある一つのパーツがそのブランドを象徴するデザインとして殆どのモデルに使用する場合もあります。(ちなみにここで言うパーツと言うのはロゴと言った単純なものではありません。)

中には対照的なブランドもあるのも事実です。毎回新しいパーツを一から作りコストが掛かる眼鏡作りを行うこだわりの強いブランドもあります。もっともこのようなブランドは高額になってきます。(一見普通に見えるが価格が高いブランドというのは、このような点においてコストを掛けているのです。)


ここまで読むとステディを私が完全に否定しているように感じるかもしれません。ただ誤解しないで欲しいです。あくまで個人的に好きでないというだけです。
好きになれないポイントとしては、「デザイン性に主体性を感じない所」です。逆に言うとその点を気にしない方にとってはお勧めなブランドだと思います。

 

こんな方にはお勧め

ショップオリジナルの服が好きな方にはお勧めかもしれません。
程よくトレンドを抑えていて、程よくデザインされていて、程よく品質が高く、程よい価格に抑えられている眼鏡を探している方にはピッタリかと思います。

簡単に言うと「ブランド絶対主義の方」とは、対極に位置する方かと思います。

以前書いたことがありますが、海外アパレルブランドの眼鏡やレイバンは総じて品質が低いです。またデザイン性の低いモノも珍しくありません。そして眼鏡の出来に対して価格は明らかに高く設定されていますが、人気はあります。長く使えないのにです…また似合っていると思い込んで掛けている方も多いです。恐らく所有すること自体が満足感を満たしてくれているのでしょう。

このような方は賢い眼鏡選びをしているとは思えませんが、このような方は凄く多いように思います。このような方と比べるとステディを自分の感覚で選んだ方の方が、センスがあり賢い買い物を出来る方であると思います。


また有名な眼鏡ブランドが似合わない方、ただそんな眼鏡を掛けたいという方にもお勧めです。ステディは凄く普通に見えますが、実際に探してみると市場には少ないモデルが多いかもしれません。

ステディには、存在価値はあるのです。

 

ではまた後日。 

強度近視の方へ(ポジティブに眼鏡を選びましょう)

 

今回は、「眼鏡初心者」様の質問について書いていきます。

 

眼鏡初心者様の質問の要約です。

① 強度近視のためレンズの厚さが出にくいお勧め眼鏡を教えてほしい。
② steadyというブランドが気になるが、プロの方から見てどのように評価されているか知りたいです。

それ以外の質問も頂きましたが、今回はこのことについてお答えしていきます。

 強度近視の悩みについて

強度近視の方は、恐らくレンズの厚みについて悩まれるかと思います。

このことは大昔からあり、未だに解決されない悩みです。


強度近視の眼鏡選びについてまとめているサイトはいくつもあります。

基本的なことを知りたい方確認してみてください。

「強度 近視 眼鏡 選び・・・」と言ったキーワードで見つかると思います。

 

ただどのページも基本的なことが書かれています。

(眼鏡業界に従事している者であれば誰もが知っていることかと思います。)

全て読むのは面倒だと思うので、すごく簡単にまとめます。

 

レンズ厚を気にした眼鏡選ぶ基準

① 極力小さいフレームを選ぶ
② 眼鏡フレームが厚いモノを選ぶ

 この二つが基本になるかと思います。

恐らく眼鏡にそんなに詳しくないかたでも知っているかと思います。

(それ以外にもありますが、この二つが主だったものだと思います)

 

これらのありきたりの話で終わってしまっては、このブログの意義がありません。

ここでは違ったアドバイスをしていきたいと思います。

 

私も上の二つの基準の眼鏡選びを否定する気は全くありません。

 

では①の「極力小さい眼鏡を選ぶ」だけで良いのでしょうか?

店にある一番小さい眼鏡を選べば良いのでしょうか?

そのことだけを考えて選ぶことはやめた方が良いと思います。

 

小さい物なら何でも良いわけではないと私は考えます。

小さく掛ける為の眼鏡なのか?

このことを考えるべきです。

もう少し詳しく書きます。

眼鏡によって正しいサイズ感は違う

「顔に対して大きめに掛ける眼鏡」「顔に対して普通の大きさに掛ける眼鏡」「顔に対して小さく掛ける眼鏡」なのかも考える必要があります。

このことについて書いている眼鏡店は殆どないように思います。

もっともそんなことを言っていられない程、度数が強い方(-10.00を軽く超えるような方)いるかもしれませんが・・・ただある程度の強度数であれば参考にしてください。

「顔に対して大きめに掛ける眼鏡」
「顔に対して普通の大きさに掛ける眼鏡」
「顔に対して小さく掛ける眼鏡」

何を言っているのかと言うとブランド・モデルによって正しいサイズ感が違うのです。

こんな感じです↓

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(大きく掛けるラウンド)

 

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(普通に掛けるラウンド)

 

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(小さく掛けるラウンド)

ラウンド型でもこれだけモデルによってサイズ感は違うのです。

(ファッション上級者の方であれば、あえて小さめに掛けたり、あえて大きめに掛けたりもしますが)

よく眼鏡指南本では、ブランド・モデルの雰囲気を抜きに語られることが多いように思います。スペースの都合上簡単にまとめているのか、そこまで頭が回っていないのかは分かりませんが・・・

 

では次に小さめの顔の方が、普通のサイズ感で掛ける眼鏡はこんな眼鏡です。

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女性用の眼鏡ですがユニセックスでもこんなサイズ感のモデルはあります。

 

では、このことを踏まえて説明を続けていきます。

 

本来なら上の写真のような「顔の小さい方が、普通のサイズ感で掛ける為の眼鏡」を「顔の大きい方が掛ける」と残念な感じになります。顔に対して小さ過ぎる眼鏡のためかなりアンバランスになってしまうのです。(当たり前ですが・・・)

 

洋服のサイズ感と同じ

いきなり眼鏡で考えても難しいかもしれないので、洋服で考えて見てください。
パンツでワイドパンツ、スリムパンツ、ショートパンツと色々あると思います。スリムパンツを太めに履くことは想定されていないと思います。太めに穿きたいなら違うパンツを選んだ方が良いと思います。その逆も然りです。全てのパンツがセオリー通りの穿き方があると思います。
そして全てのパンツが、適切な履き方を前提にでデザインされていると思います。(ファッション上級者で会えてサイズアップして履くことはありますが、ここでは想定していません)


何が言いたいかと言うと、眼鏡も普通サイズで掛けるためにデザインされたものを無理して掛けるのは綺麗ではないということです。であれば小さくデザインされた眼鏡を掛けることがおススメですあるのです。
確かに洋服で苦手な太さ・サイズ感はあるかもしれません。
ただ今回は強度で眼鏡選びで悩んでいる方に向けてのアドバイスです。選択肢の少ない中で如何に綺麗に掛けられるかというのが主題です。
小さくデザインされたものを選びましょう。

 

レンズ厚を抑えやすいクラシック眼鏡 

それを避けるには、顔に対して小さく掛けることを考えてデザインされている眼鏡を選ぶのです。小さくデザインされた眼鏡は、眼鏡幅が顔の輪郭の内側に大きく入ります。

ではどんな眼鏡が小さく掛けるためにデザインされているのか?

1、 クラシックな眼鏡
2、 デザイン性の高い眼鏡(小さい眼鏡に定評があるブランド)

 

ここでのクラシック眼鏡は、ボストン型、ラウンド型を指していると思ってください。
全てとは言いませんがウェリントン型は横幅が広いものが多いので。
顔の大きい方が、無理して小さいウェリントン型を掛けると詰まった感じになるのであまりお勧めができません。もちろん顔の小さい方であれば小さいウェリントンもお勧めです。


コメ主の方は、46サイズ程度のクラシック眼鏡が好きということであれば恐らくボストン型を愛用されているのかと思います。実際ボストン型はレンズの厚さを抑えるには効果的な形てす。

ボストン型の注意点

ただボストン型も一つ注意点があります。
それは度数が、「かなり」強い方です。
度数がS:-10.00を越えるような場合です。そのような度数の方が、普通の大きさのボストン型を掛けるとレンズが牛乳瓶のそこのような感じになってしまうのです。

 

一般的なボストン型は上下幅が広いです。
上下幅が狭い横長の眼鏡は、レンズ厚(一番厚い部分)がボストン型より厚くなります。しかし上下幅が狭いおかげで厚い部分の範囲は狭く済むのです。上下幅が25㎜であれば25㎜の部分だけが厚くなります。(眼鏡の上下は厚くなりません)

ボストン型は横幅は狭いです。ただ上下幅が40㎜ぐらいあります。一番厚いところは横長の眼鏡よりも薄く仕上がりますが、そこそこ厚い部分が40㎜に渡って厚くなるのです。また眼鏡の上下もそこそこ厚くなります。
結果分厚いレンズが入っていることが強調され、牛乳瓶の底のような見た目になる恐れがあるのです。


特に最近はメタル枠(細身)のボストン型が多いのでより注意が必要かと思います。プラスチック枠に比べてレンズ厚はさらに目立ち、レンズと眼鏡のバランスも悪くなるのです。そのため度数がかなり強い方は、気をつけた方が良いと思います。

 

挑戦してほしいラウンド型

ラウンド型>ボストン型

その点ラウンド型は、ボストン型ほど気にする必要はありません。

何故なら単純にラウンド型はボストン型より小さいからです。そのためラウンドの方が薄く仕上がるのです。

特にクラシックなラウンド型眼鏡は、小さく掛けるようにデザインされているものが殆どです。


ではラウンド型の眼鏡の王道なサイズ感はこんな感じです。

 

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すみません。

良いラウンド型を掛けている画像が見つからなかったのでボストン型になります。

ネットで調べると眼鏡単体の画像ばかりで掛けている画像が中々見つかりませんでした・・・

 

敬遠されがちなラウンド型

ラウンド型に対して抵抗感がある方も多いかもしれません。
ファッションとして難易度が高いと思い敬遠されている方、顔が丸いからラウンド型は似合わないと思っている方もいるかもしれません。

確かに指南本のような物で丸眼鏡のセオリーとして丸顔は丸みのある眼鏡は避けた方が良いというモノがあります。

 

本当にそうなのでしょうか?


丸みのある眼鏡が全てダメというのは強引すぎると思います。
確かに丸顔の方が「大きめ」ラウンドは避けた方が良いとは思います。大きめのラウンドだとかファニーな感じになるからです。ただそれが無条件で駄目というわけでもないと思います。ご自身のキャラクターや出したい雰囲気によってはそれも間違いとは言えません。

 

顔が丸い方でも小さめのラウンド型を掛けてみてください。
私は素敵だと思います。
昔の方が掛けているクラシカルな小さい丸眼鏡の写真を見たとき可笑しいと思いますか?

私は思いません。凄く知的に見えます。

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確かにファッションに自信ない方が、コテコテのクラシカルな丸眼鏡を掛けると昭和っぽいと言った感じで垢抜けない印象になってしまうかもしれません。その場合は、サイズ感だけ参考にしつつモダンにアレンジしたモデルを掛ければ解決すると思います。

 

眼鏡のブランド・ジャンルは年々増えていると言えます。そんな眼鏡を大雑把なセオリーに当てはめることは出来ないのです。その大雑把なセオリーに無理やり当てはめようとする眼鏡店・雑誌を盲目に信じることをお勧めしません。

 

本当は似合う丸眼鏡 

丸眼鏡等を掛けるとネガティブな表現をされることがあるかもしれません。
「○○みたい」といった表現です。
確かにネガティブな表現をされてしまうと、ポジティブな気持ちを持つことは難しいかと思います。
ただ短絡的な表現をする方のセンスは、総じて低いように思います。
そんなセンスの無い方の発言を真に受けてラウンド型を止めてしまうのは勿体ないです。

 

色々試してみてください。
似合う丸眼鏡が見つかるはずです

日本人は丸眼鏡が似合うように思います。
日本人は欧米人に比べて顔が曲線を描いています。
欧米人の角ばった顔よりも相性がいいと感じています。
逆に直線的な眼鏡は、欧米人の方が似合うと思います。
そのためか日本の眼鏡ブランドは丸みを帯びることが多く、逆に欧米のブランドは直線的な眼鏡が多いのです。

元々似合う可能性の高い眼鏡を挑戦しないのは勿体ないと思います。

ただ初めての丸眼鏡は違和感があるはずです。

例えるなら普通の髪型の方が、ベリーショートもしくは坊主頭にイメチェンするようなものです。
または化粧の薄い方が、急に濃いメイクをするようなものです。
そんなイメチェンは自分も周りも違和感があるはずです。
それが仮に似合っていたとしてもです。

ただ似合っている場合、その違和感は時間が経つにつれ薄れていくはずです。

 とりあえず色々な丸眼鏡を試してみてください。
そして自分が一番に似合っていると思えたラウンド型の写真を撮ってみるのも良いかもしれません。(もちろん掛けているところの写真です)

写真で撮ったモノを見ると客観視できるような気がします。また何度も見ていると見慣れてくるように思います。見慣れても違和感がある場合は断念した方が良いかもしれません。(結局作っても掛けなくなる可能性があるので)

 

ただ「厚みだけを気にしてアンバランスな小さい眼鏡」or「苦手意識を持っているだけの似合っている眼鏡」どちらを探すのが有意義なのか明白かと思います。

 

長々とクラシック丸眼鏡について書いてきました。
ただ今回のテーマは、丸眼鏡特集ではありませんでした。

レンズ厚を目立たなくさせるための小さい眼鏡選びです。
そして小さく掛けるようにデザインされたものを選ぶべきという話をしていました。

その結果ラウンドをお勧めした次第です。

 

 小さい眼鏡が得意なTHEO


では次に他の小さくデザインされたものを挙げていきます。
沢山ありますので、一部です。

 

ブランドで真っ先に思い浮かぶのは、
THEOです。

前回も挙げたブランドです→theo


このブランドは昔から小さい眼鏡を凄く作っています。

HPを見て頂くと沢山あるのがお分かりいただけるかと思います。

実際に掛けている写真は↓

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二枚目は有名な方です。

ビジネスでも使えるモデルもあるのです。

鮮やかなカラーが多いので、色で断念してしまうかもしれませんが、どのモデルも落ち着いたカラーも出していますのでご安心下さい。

 

職業によりますが是非挑戦してみてください!!

眼鏡を掛ける必要があるのであれば、是非ポジティブに楽しんでいただいた方が良いと思いませんか?

 

今回は違う内容も書くつもりでしたが、長くなりました。

今日はここまで。

 

ではまた後日。

女性の眼鏡③(ドレス編)

 パティーシーンに合う女性眼鏡の最終回です。

 

このブログでは,今まで紹介してこなかったジャンルになりそうです。

今まではクラシック・シンプルをベースにしたブランドの紹介が多かったように思います。LINDBEG、OLIVER GOLDSMITH、MYKITA、LUNOR、OLIVER PEOPLES・・・といったブランドだったと思います。

 

デザインコンシャスな眼鏡

 

今回紹介するブランドは、デコラティブ・デザインコンシャスなブランドです。

一番パーティシーンに最適なジャンルかと思います。

本来ならまず一番に紹介した方が良かったかもしれません。

ただ私自身そこまで詳しくないジャンルになります。少し内容が甘くなるかもしれませんが、ご容赦ください。

 

まずこのジャンルで評価されているブランドを挙げます。

THEO、LAFONT、ANNE&VALENTIN、alain mikliが思い付いたので、この4ブランドを中心に説明していきます。(これらのブランドでも落ち着いたモデルはありますが、やはりブランドらしいモデルはインパクトが強めです)

各ブランドのHP等をご覧いただくと分かりますが、綺麗な生地や煌びやかなディテールによって華やかな印象が強いブランドです。 

 

これらのブランドは、デザインコンシャス=若い方に人気があるブランドと思われるかもしれません。実は逆で寧ろ大人の方(年配の方)に人気が高いように思います。

 

では順番に紹介していきます。

 

①THEO→theo

以前は日本でも取扱店が多かったように思いますが、最近はめっきり減ってしまったように思います。日本でクラシック眼鏡が流行ってしまっているのも一因かもしれません。

このブランドを少し調べるとデザイン性の高さは窺い知ることができると思います。

中には個性的な方しか掛けられないようなモデルもありますが、取り入れやすいものもあります。

 

「MODE OPTIQUE」という雑誌(ムック)があることをご存知でしょうか?比較的大きな書店でないと置かれていないかもしれません。この雑誌で「テオ百景」というコーナーがあります。そこでは様々な素人の方が、THEOを掛けたスナップ写真が掲載されているコーナーです。

こんな感じです↓

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若い方のスナップも本当は多いのですが、ここでは敢えてマダムの写真を中心に挙げてみました。

因みに若い方のスナップ↓

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マダムのスナップは全てフォーマル色の強いスタイリングです。

このスタイリングに共感を持てないのであればお勧めできまんし、TPOに合わないという場合もお勧めできません。

ただそのどちらでもない場合、是非トライしてみてください。

凄く素敵だと思います。

老け込んだ感じもしませんし、無理して若作りした感じもしません。

ファッションをポジティブに楽しんでいるように見えませんか?

 

昔のドレス眼鏡(日本)

昔なら上記のようなマダムが掛けるドレス眼鏡は、婦人枠と言われる眼鏡でした。例えば、石が入っていたり・レンズにカラーを入っていたりする眼鏡です。

このジャンルの眼鏡はネット・雑誌等でいざ探すと中々見つかりません・・・現代のファッションとは一線を画すからかもしれません。

日本人なら分かりやす例を挙げたいと思います。

野村沙知代さんや和泉節子さんが掛けているような眼鏡です。

恐らくどんな眼鏡かすぐにイメージが付くかと思います。

このような眼鏡を敬遠したい年配の方は多いようにも思います。ただ長い年月を掛けて作られたジャンルです。知らずしらずにそちらの方に消費者も引っ張られているようにも思います。実際、日本の婦人枠は古くからある婦人枠の後継版のようなモデルが依然と多いです・・ 

そのため保守的な場面であれば、こういった眼鏡で抑えておいた方が良いかもしれません。

 

眼鏡の厚化粧は×

 

そもそもドレスに合う眼鏡とは何なのか?

簡単に言うと華やかさだと思います。

その華やかさを出すために装飾であったり、レンズカラーであったり、石を入れたりする必要が出てくるのだと思います。只やりすぎると厚化粧と同じで洗練さとはかけ離れた印象になってしまうと思います。そのため装飾のバランスも重要なのです。

 

眼鏡はファッションの一部

テオであれば、カラーとシェイプ等が洗練されたバランスを保っているモデルが多いように思います。そのためレンズにカラーを入れなくても華やかさと洗練さを保つことが出来るのです。

またテオの場合、お勧めモデルは何ですかと言われると凄く困るブランドです。なぜならカラー・モデルの展開が大変多いブランドだからです。しかもそのカラーがどれも鮮やかです。無難に誰でも似合うというモノが少ないのです。

自分の肌に合うカラー、服装に合うカラーを選んでくださいと言うしかありません。「眼鏡」ということで難しく考える必要はないかと思います。メイク等に詳しい方であれば同じような感覚で選ぶのが良いかもしれません。

逆にモードな服が好きな方であれば、必ずしも眼鏡に煌びやかなモノをは求めていないと思います。それこそ黒縁の方が良いかもしれません。(もちろん外し・アクセントとしてテオのような眼鏡を取り入れるもの素敵だと思います)

 

少し話がずれるかもしれませんが、日曜日の朝の長寿番組に出演されているこの方が掛けているのもテオです↓

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ではそれ以外のブランドも紹介していきます。

 

②LAFONT→https://www.lafont.com/accueil/

テオよりもマダム感が強いモデルが多いように思います。年配の方により合うモデルが多いように思います。(決して悪い意味ではありません)

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少し特徴的なモデルですが、ラフォンらしいモデルと言って良いと思います。

日本の婦人物眼鏡に一番近いですが、全く違う印象を与えるブランドです。

上の添付写真以外にもマダム感強いシェイプ・カラーを多く展開しているブランドです。ただそこはフランスのブランドらしく上品さ・洗練さは保たれています。

上の写真のようにレースのような表現が得意なブランドと言ったイメージがあります。

 

日本人の年配女性にも取り入れやすいデザイン眼鏡かと思います。

 

③ANNE&VALENTIN→ ANNE & VALENTIN

こちらもフランスのブランドです。

ラフォンより、可愛いモデルが多いです。

特に最近はクラシックなデザインをベースにフランスらしい色使いとフォルムが特徴かと思います。ラフォンとの雰囲気の差はHPで比較していただいた方が良いと思います。

 

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alain miklihttp://www.alainmikli.com/

こちらもフランスのブランドになります。

 

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90年代から00年代前半に一世風靡したブランドです。現在は創業デザイナーが離れてしまったため、以前のブランドとは異なります。ただ日本の中心街にブティックを構えているため、知名度は高いかもしれません。

 

このブランドは他のブランドよりも、プラスチック生地のカラーリングに特徴があるかと思います。またシェイプ等もモード感が大変強いモデルが多いです。同じフランスブランドのラフォン、アンバレンタインは、シェイプは普通な物がベースになっていますが、アランミクリは実験的なモデルが多くあります。(もっとも以前よりは少なくなっていると思いますが)

眼鏡のインパクト自体はテオと同じくらい強いですが、強さのジャンルが違うように思います。テオは、可愛さや面白さ、アートと言ったものがベースにあるように感じますが。アランミクリはクールさ、モード、ファッションと言ったものがベースにあるように思います。

 

4ブランドの差 

4ブランドほど駆け足で紹介しました。

どのブランドがお勧めか?

○○がお勧めとは申し上げ辛いです。

各ブランド個性が強いため、似て非なるブランドだからです。

このブログを読んで頂いている方の年齢、マインド、ファッションによってお勧めがが異なってくるように思います。

 

因みに参考までに日本では取り扱い店舗のジャンルが異なるように思います。

①THEO・・・個性的な眼鏡・カラフルな眼鏡を中心に取り扱いをしている眼鏡店で扱われていることが多いと思います。インポート中心の眼鏡店ともいえます。

 

②LAFONT・・・この中では一番マダム感が強いので比較的年配の方がくる眼鏡店で取り扱われていることが多いと思います。老舗眼鏡店でも取り扱われているように思います。

 

③ANNE&VALENTIN・・・今流行りのクラシック眼鏡を取り扱いしている眼鏡店で置かれていることが多いように思います。この中では一番若い方に人気があると思います。因みに4ブランドの中では一番安いです。

 

alain mikli・・・もともとは気鋭のファッション・モードブランドでしたが、今はラグジュアリーブランドです。店舗の展開を見ると容易に想像できると思います。(日本で、ここまでブランド化に成功したブランド専業ブランドは他にないと思います)そのため百貨店等のラグジュアリーブランドをモードな感じで合わせることが出来る方にお勧めかと思います。上質なモノトーンな服にアクセントで取り入れるのが良いかと思います。

 

 扱っている眼鏡店の雰囲気が違うのでそこから判断して自分に合いそうな物を探しても良いかもしれません。

 

それ以外

これ以外にもデザインコンシャスなブランドはありますが、奇抜過ぎるモノは現実的ではないのでここでは省略しました。

他にも知りたい方はこのジャンルに強い眼鏡店のHP等で確認してみてください。

リュネット・ジュラ→

Lunettes du Jura [リュネット・ジュラ] ヨーロッパ直輸入メガネの店

カムロ→

Kamuro|メガネフレームブランド・セレクトショップ

この二店は、このデザインコンシャスな眼鏡に強い眼鏡店といえると思います。興味のある方はチェックしてみて下さい。

 

 今回でドレス眼鏡(女性)が終わりです。

更新が滞り申し訳ございませんでした。

 

ではまた後日。

女性の眼鏡②(ドレス編)

明けましておめでとうございます。

前回の更新から大分空いてしまいました…

決してブログを止めたわけではありませんのでご心配なく。

週一更新を目指していきます。

 

今回は前回の続きで、女性のドレススタイルに合った眼鏡についてを書きたいと思います。

前回のブログ↓

女性の眼鏡①(ドレス編) - 眼鏡のある生活

全て読むのは面倒かと思いますので、簡単にまとめると

パーティーシーンに合う女性の眼鏡に悩んでいる方の質問を受けての回答でした。

そして前回は少し釣り合がったモデル(フォックス型)をお勧めさせて頂きました。

 

女性のためのクラシックメタル

 

今回は、今流行っている「クラシックメタル」について書いていきます。
今一番旬なモデルは、クラシックメタルかと思います。
10年以上クラシックフレームは流行っています。
ただその10年の間でクラシックの内容は変わっています。

(このブログで何度かまとめていますが)
10年程前は「太いウェリントン型」→「若干丸みが出てくる」→「ボストン型」→「線が細くなる」「メタルとのコンビネーション」→「ボストン型がより縦長(ヴィンテージ色が強くなる)」→「メタルのクラシック」と言った感じで変化しています。
今の「メタルクラシック」の形は、「ボストン型」「ラウンド型」が旬だと思います。

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YELLOWS PLUS | Japan made glasses

↑こんなモデルが旬と言って良いかと思います。

 

因みに今後流行るか分かりませんが、ツーブリッジが凄く増えて来ています。少し前なら信じられないジャンルかと思います。完全な「おじさん眼鏡」と思われていたジャンルだからです。(もっとも感度の高い方の間では、完全に流行っています)

 

話を戻します。
このクラシックメタルは、ドレススタイルに合います。
ただ全てのモデルが合うとは言えません。

どんなモデルが女性のドレススタイルに合うのか整理していきたいと思います。

上の画像のYELLOWS PLUSを合わせるのも悪くないかもしれませんが、少しナードな感じが強いように思います。ドレス<カジュアルな感じかと。ドレスに合わせるのも外しの要素が高いブランドだと思います。

実際、前回お勧めしたフォックス型の方がドレス色は強いです。ただ今の流行モデルであるボストン・ラウンド型を掛けたい方も多いと思います。このボストン型でもドレスに取り入れやすいモデル(ブランド)をご紹介していきたいと思います。

特に流行りのモデルのため選択肢がかなり多いです。漠然と探していると見つけるのも一苦労です。その手助けになればと思います。

 

「クラシックフレームの色」

今、ヴィンテージ色が強いモデルが流行っています。
ヴィンテージ色が強くなった結果、レンズシェイプはより縦長になっています。
またフレームカラーは、艶ありのゴールドかシルバーが多いです。

少し前まではアンティークゴールド・アンティークシルバー・ガンメタル・ブラウンが多かったように思います。これもヴィンテージ色が強くなった結果だと思います。

このヴィンテージとはいつ頃を指すかと言うと1930年~40年頃だと考えてください。このころのメタル眼鏡は、艶ありのゴールドかシルバーしかありません。そのころの眼鏡が流行眼鏡のデザインソースになっているため艶ありの金銀が増えているのです。

 

取り入れやすい艶ありメタル

この艶ありの金銀縁眼鏡を苦手に感じている方も多いかもしれません。
確かにアンティーク系の金属色に比べれば肌に対して映える感じが強いかもしれません。

ただそれは悪いことなのでしょうか?

見慣れていないだけのように思います。
眼鏡もアクセサリーと考えて頂くと良いかもしれません。

アクセサリーで艶ありの金銀は珍しくないと思います。(むしろ艶ありの方が多いと思います)

顔に馴染むというものを最優先に考えるのではなく、一つのファッションとして考えて頂いた方が有意義だと思います。艶のありメタルも恐らくすぐ慣れます。
「ドレススタイル」と「メタル」は、本当に相性が良いため敬遠してしまうのは勿体ないかと思います。

今のデザインの元になっている1930年代のメタル眼鏡は、「フレームの線が大変細い」ものが多いのです。そのため今流行っているメタルフレームも細いモノが中心です。その結果、ファッションに取り入れやすくなっています。細いためギラギラした感じを抑えられるからです。ただ艶はあるため華やかな雰囲気を出すことができます。

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↑因みにヴィンテージフレームの代表的なモデルです。

 

↓他にも様々あるので興味がある方はこのブランドを見てみてください。

RetroSpecs

日本ではTHE SPECTACLEというブランド名で展開しています。

それこそヴィンテージフレームをファッションに取り入れるものお勧めです。

(価格・強度等を考えると無条件にお勧めとはいきませんが)

 

ではどんな眼鏡がお勧めか挙げていきます。

 

お勧めドレスメタル①「PROPO」

PROPO DESIGN : プロポデザイン


このブランドは昔からありますが、比較的最近ブランドを刷新しコンセプトが変わったブランドです。どう変わったか簡単に言うと「女性のための眼鏡」です。

今までの日本の女性用ブランドは、「飾り」「石」等がついた分かりやすい「婦人物」といった感じか、「可愛い」を意識しすぎて甘くなりすぎるような眼鏡しかなかったように思います。洋服で例えると、石が付いたり、可愛い刺繍が入ったり、ピンクと言った甘い色を使ったりと分かりやすい洋服です。ただ女性らしい洋服はそんなに単純なものではないように思います。

洋服のシルエット・ディテールと言った様々な部分で女性らしさ・華やかさは出すことが出来ると思います。(物凄く当たり前のことを書いていて申し訳ございません)
PROPOは、昔ながらの単純な方法での女性らしさは表現していません。

線の細さ・フォルム・繊細な色使いと言ったところで女性らしさを表現しているのです。またモードを感じるブランドなのです。最近は少し増えて来ていますが、日本ではまだ珍しいかと思います。(海外ブランンドでは昔からありますが)

こんなモデルがあります↓

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(prop design HPより)

 

丸みがありますが、シャープさもあるので甘くなり過ぎないモデルが多いかと思います。どのモデルも上品で洗練された雰囲気を醸し出しているように思います。
この「メタルの質感」を上手く取り入れることは、ファッションとして大変効果的です。
それこそドレススタイルとは好相性です。

そのことの重要性を認識しているためPROPOのメタルフレームは金属の質感を効果的に使用しているのだと思います。

 

ただPROPOで全て網羅できるわけではありません。
PROPOは、流行なシェイプを元にしているので苦手な方も多いかもしれません。

その場合は、海外ブランドの方が良いかもしれません。
それ以外にはどんなブランドがお勧めか。

 

お勧めドレスメタル②「MYKITA」「LINDBERG

 

私はここでMYKITALINDBERGをお勧めしたいかと思います。
二つには共通項があります。
元々メタルフレームのブランドと言うところです。
勿論「マットのメタル」「プラスチック」フレームも展開していますが、やはりメタル使いに強みを持っているブランドのため光沢感あるメタル使いにも秀でています。

この二つのブランドは以前もお勧めしているので簡単に。

以前ご紹介したページは↓

MYKITA・・・お勧め海外ブランド(MYKITA) - 眼鏡のある生活

LINBERG・・・お勧めモデル③(LINDBERG・RIM編) - 眼鏡のある生活

 

MYIKITAは以前お勧めしましたことがありますが、モード感あるドレススタイルにお勧めモデルが幾つかあると思います。フォックスがのモデルも大変多いですが、今回はボストン型縛りでご紹介していきます。

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少し変化球です。ただこのカラーは個人的に好きな色です。

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写真では分かりにくいですがシャンパンゴールドです。

写真でのシェイプは普通ですが、掛けたときの洗練された感じがでるのがこのブランド凄いところです。

他にも色々あるので興味のある方はこちらをどうぞ↓

MYKITA OPTICAL GLASSES

 

コンサバなモデルが多いLINDBERGですが、幾つかあります。

このモデルがまず思い浮かびます。以前にも紹介したモデルです。

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上品なプラスチックカラーにゴールドです。

(若干ピンクゴールド気味です)

このブランドは、見ての通り凄く細いので艶ありのゴールドも気になりません。

寧ろ細いフレームなので艶がないと物足りないぐらいです。

クラシックな形ですが、クラシックな雰囲気にはならないのも良いと思います。

 

金色の使い方に注目

 

今回挙げたブランドで共通している特徴的なポイントは、金色の使い方が秀でていると感じます。改めて上の画像を見てみてください。
金色の使い方はシルバーより難しいように思います。

シルバーはどのブランドも殆ど同じ色味になりますが、ゴールドはブランドによって大きく異なります。
「黄色味の強い金」「ピンクゴールド」「白っぽい金」と色々あります。さらにブランドによって若干の差があります。

どの色が良いというわけではなく、ブランドに合った色を選択できているか。

このカラーリングのセンスは、ブランド(デザイナー)の力量が問われるように思います。そもそもデザインコンセプトが不明確なブランドは、適当な金色を使用しています。

 

上で艶ありのゴールドをお勧めしましたが、ゴールドになると更に苦手意識を持たれるかもしれません。眼鏡におけるゴールドの苦手意識もやはり昔ながらな成金のようなイメージがあるのかもしれません。デザイン性の高いブランドが使うゴールドは上品で高級感がある眼鏡に仕上がっています。元々日本人は金が良く似合うと思います。是非ゴールドも臆せずにトライしてみてください。

もちろん日本人の方でも「肌の色」「髪の色」「好きなアクセサリー色」等でゴールドを敬遠したい方もいるかと思います。もちろんそのような方にゴールドを強制はしたくありません。ただ「ゴールド使いが上手いブランド」は一つの判断材料になるかと思います。なぜならゴールド使いの上手いブランドはデザイン性が高いからです。そんなブランドが出すシルバーのモデルも上品であるからです。

 

クラシックなドレス眼鏡はここまで。

ではクラシック以外のことを次回書いていきます。

 

ではまた後日。