女性の眼鏡①(ドレス編)
女性の眼鏡選び
女性の眼鏡選びの悩み
今回は、シーラ様から頂いた質問にお答えさせていただきたいと思います。
以下要約です。
シーア様は、遠近両用眼鏡を掛けている女性です。
質問は、
「メガネフレームの形と年齢との関係」
「メガネデザインのオンオフ時の違い」
「女性に似合うものと男性に似合うものの違い」
「仕事の時に威厳を持って見られたい時」
「優しげな人に見せたい時」のデザインの差について知りたい。
またパーティウエアに似合う眼鏡に困っている。本当の意味で「おしゃれ」なもの、気後れせずに付けられるものを探している。
と言った質問です。
このような質問は定期的に女性の方を中心に投げかけられる質問なように思います。
凄く難しい質問のように思います。私も無意識に避けていたような内容のように思います。今回、私の中でも整理したいと思った内容に感じたのでこの質問に対してお答えしたいと思います。
長くなりそうな回なので今回は、パーティシーンの内容を中心にお答えしていきたいと思います。何回かに分けてお答えしたいと思います。
何が難しいかというと「女性」だからです。
女性のファッションは周知の通り男性に比べて多様性に富んでいます。
男性のパーティシーンのスタイルは、ほぼスーツスタイルを想定すれば良いのでかなり楽です。クラシックな眼鏡を選べば大体OKでそこから自分の好みを加えれば良いだけです。
(私は男性のモノは簡単と考えていますが、消費者の方には悩みがあるかもしれません。もし分からないところがあったら是非質問をしてください。いつでも受け付けています。返答は遅いかもしれませんが・・・)
女性のパーティシーンで使われる眼鏡のジャンル
では女性のパーティシーン・・・
とりあえずどんな眼鏡があるか挙げていきます。
「クラシックな眼鏡」
「デザイン性の高い眼鏡」
「マダム・ジュエリーな眼鏡」
大きく分けるとこんな感じかと思います。
「クラシックな眼鏡」
このジャンルは男性だと王道です。
ただ女性だとこれで全ての方がOKとは行かないように思います。特に40歳~な方には苦手意識を持たれている方が比較的多いように感じます。(恐らくシーラ様も遠近世代ということであればこの世代に入るではないかと思います。)やはり古臭いと思われてしまっているようです。ただ男性と同様にクラシックな眼鏡は、ドレスとの相性は良いです。
クラシックな眼鏡が生まれたのは、1930年代から60年前半頃だと思います。当時のファッションは、知識階級・上流階級の方々のモノだと思います。そしてそのような方々は、公な所に出るときカジュアルな服ではなくドレス色の強い服を着ていると思います。そのような時代に生まれた眼鏡が、ドレス色の強い服に似合う眼鏡であることは当然だと思います。(サングラス等は軍のために作られたものが多くありますが)
眼鏡ファッションの主流はクラッシクなので若い方には抵抗がないかと思います。
「クラシック眼鏡も多様性がある」
クラシック眼鏡と言っても色々あります。
ただパーティスタイルに合う眼鏡だと若干絞られるかと思います。
男性の方であればパーティであっても落ち着いたもの方が良いと思います。煌びやかさ・派手さと言うよりは「紳士」といった感じのものが良いと思います。
しかし女性のパーティシーンは、華やかさが求められると思います。ただこの華やかさのさじ加減も難しいですよね。ビジネスでのパーティシーンの雰囲気も様々かと思います。業界によって「普通」は違うかと思います。(シーラ様がどの程度雰囲気のパーティかも私の想像になりますが・・・)
恐らくクラシック眼鏡で一番女性らしい眼鏡はフォックス型かと思います。フォックス型を掛けていた有名人としてマリリンモンローがまず思い浮かびます。実際マリリンモンローもドレススタイルに合わせています。
フォックス型は、皆さんもイメージが付きやすいモデルかと思います。
ただイメージが定着されたが故に二の足を踏んでしまう眼鏡でもあるかと思います。
フォックス型は、全世界で「PTA会長」「教育ママ」「神経質なヒステリック」な方を演じる時の小道具として使われているように思います。その刷り込みのせいか難易度が高いジャンルになっているように思います。ティアドロップのサングラスのような感じかもしれません。
ただこの眼鏡は、ドレススタイルに凄く合う眼鏡です。
しかしTPOは、相手があって成り立つものだと思います。そのため負のイメージが付いているフォックス型が敬遠されるのも頷けます。ただそのことを知っている方で、敢えてフォックス型を掛ける方も勿論います。ただこの選択が出来る方は、かなりお洒落な方が多いように思います。ファッションに自信のない方は、避けておいた方が無難かもしれません。
現実的なフォックス型
もう少し現実的なクラシック眼鏡だとウェリントン型が良いかもしれません。
このジャンルは男性も良く掛けられているかと思います。
ただ今回は女性らしいお洒落なドレススタイルのご紹介です。
折角なので女性らしいものを紹介したいと思います。
前述したフォックス型の要素が入っているモノがお勧めです。
つまり純粋なフォックス型まではいかないが、若干吊り上がっているモデルです。
簡単に言うとウェリントンとフォックスを足して二で割ったようなモデルです。
この手のフォックス風のモデルは、OLIVER GOLDSMITH、DITA、BARTON PERREIRA等がこのジャンルに強いように思います。特にドレスよりのプラスチック枠は、海外ブランドの方が圧倒的に強いと思います。これらの海外ブランドは、シンプルであってもエレガントな要素を必ず持っているのです。日本のブランドだと中々見かけません。
エレガントなブランドBARTON PERREIRA
ここでBARTON PERREIRAを例にご紹介していきます。
このブログで詳しく語られていなかったブランドかと思います。
DITAもドレスよりのブランドですが、若干インパクトの強いモデルが多いのが難点です。今回は取り入れやすいBARTON PERREIRAを紹介したいと思います。
http://www.bartonperreira.com/
OLIVER PEOPLESで長年実績を積んできた方々が独立して立ち上げた眼鏡ブランドがBARTON PERREIRAです。
そのため若干似たブランドであります。ただ似て非なるブランドなのです。
OLIVER PEOPLESは、カジュアルな雰囲気があって幅広い層に使いやすいモデルが多いのが特徴ですが、BARTON PERREIRAはエレガント・高級感がありビジネスシーン等で使いやすいデザインが多いのです。そして価格もOLIVER PEOPLESより高額ですし、日本の銀座のような場所に店舗を構えているためアメリカではハイブランドとして認知されています。(OLIVER PEOPLESは、高級ブランドとしては捉えられていません)因みにOLIVER PEOPLESは3万円から4万円が主な価格帯ですが、BARTON PERREIRAは4万円~6万円が主な価格帯です。
では実際にどんなモデルがあり、ドレススタイルに合わせやすいのかを挙げていきたいと思います。
BARTON PERREIRAは、クラシックなモデルをモダンにアレンジするのに秀でたブランドです。またやりすぎない綺麗なカラーリングも特徴です。
古臭くならないのでクラシック眼鏡が苦手な方でも取り入れやすいかと思います。
ちなみに「ELISE」「HETTIE」「MAYA」・・・と言ったモデルがこの条件に当てはまります。
どれも高級感がある上にドレス感が強いモデルです。
BARTON PERREIRAの王道ウェリントン型もドレスに大変合わせやすいモデルです。
例えば「CAINE」と言ったモデルなどです。
こんなOLIVER GOLDSMITH等にもありそうなモデル(少し大きいモデルですが)もドレスに合わせるのも素敵ですが、上の3モデルはより女性らしいモデルです。
実は全てのモデルが若干吊り上がっているモデルなのです。
BARTON PERREIRAにはこれ以外にも若干吊り上がったモデルが幾つもあります。
その程度はご自身のお好みで選んで頂ければと思います。
(吊り上がりの具合が強いとドレス色は強くなります)
フレームカラーも黒でも良いと思いますが、それ以外の綺麗なカラーも素敵なのではないでしょうか?綺麗なべっ甲柄や赤みの強いモデルなど華やかなカラーリングも大変お勧めです。BARTON PERREIRAは、このカラーリングも大変評価されています。
モデルの顔が小さいため大きく見えますが、実際はもう少し小さく見えるかと思います。実際もう少し小さく見えるモノの方が使いやすいかと思います。
今回パティーシーンに使えるモノをについて書こうと思っていましたが、思いのほか長くなりましたので何回かに分けて書いていこうかと思います。 クラシック眼鏡についてもまだ半分ほどしか掛けていないので。
ではまた後日。