眼鏡のある生活

素敵な眼鏡ライフを送るためのブログです。

お勧めモデル③(LINDBERG・RIM編)

 極力週一でアップするつもりでしたが、だいぶ今回は滞りました。

 

どうしてもこの時期は、眼鏡業界は忙しくなるもので…。

 

今回は、LINDBERGのお勧めモデルを挙げたいと思います。
以前LINDBERGというブランド自体を強くお勧めさせて頂きました。
そのときのブログ➡①高品質な良い眼鏡(LINDBERG) - 眼鏡のある生活

ただ多くのモデルを持つブランドのため、何を買うべきか迷われるかもしれません。

ここでは特にお勧めなモデルを紹介します。

 

LINDBERGのお勧めシリーズ

では少しLINDBERGのシリーズを整理します。
「RIM」「SPIRIT」「STRIP」「NOW」「ACETANIUM」
厳密に言うと他にもありますが、主だったシリーズはこの5種類かと思います。

全てのモデルがお勧めですが、
特にお勧めのシリーズは「RIM」「STRIP」です。
なぜこの二つがお勧めかと言うと、
他のブランドには、代わりのないモデルであるからです。

長くなるので今回は「RIM」のみご紹介させて頂きます。

「RIMの凄いところ」

見た目に反して大変丈夫

まずRIM自体が大変お勧めです。

何がお勧めなのか・凄いのかというところから説明します。

見た目が細いワイヤー状のため強度面に不安を覚える方が多いように思います。

ただこのRIMは物凄く丈夫な眼鏡なのです。

「細い割には丈夫」というわけではなく、全ての眼鏡ブランドの中で考えても「凄く丈夫」なのです。RIMより丈夫なモデルがあったら教えてほしいモノです。

(因みにLINDBERGの中でも一番丈夫だと思います)

 

構造的・デザイン的特徴

RIMシリーズは、創業当時から続く定番中の定番モデルです。
そのため数多くのモデルが販売されています。

人によってお勧めモデルは違うかもしれませんが、

私はラウンド型・ボストン型のモデルがお勧めです

現在ボストン型・ラウンド型が流行っているからお勧めというわけではありません。
RIMとの相性が良いのが、この形だと思います。

RIMは、ワイヤー状のチタンを曲げて作られています。
ワイヤーを曲げて形作る構造のため、鋭角に曲げることが難しいように思います。
(鋭角に曲げてしまうと折れやすくなるからです。皆さん針金をイメージして頂くと良いかと思います

デザインに制約を生む構造であるのです。そのためRIMからは凄くシャープなモデルは、あまりありません。もちろんスクエアなモデルもありますが、スクエアであっても若干丸みがあるのです。

ただ男性の方でシャープ過ぎないビジネス用眼鏡を探している方にとっては良いかもしれません。

逆に丸みがあるモデルは、この制約が生じませんので作りたいデザインが作れるのです。

 

お勧めモデル「CORONA」

では具体的にモデルの紹介をしていきたいと思います。

「CORONA」


私はLINDBERGの名作だと思っています。

RIMの中でも定番中の定番モデルです。
ラウンド型ですが、今の流行りからは少し外れています

今の流行りはもう少し縦長(真円に近い)のモデルです。ただ真円になると流行過ぎて長く使えない可能性があります。このCORONAのシェイプは、時代に関係なく使用することが出来る完成された形なのです。

ファッション性の高い一部のブランドは、耐久性の面から考えると5年使用できれば御の字です。そのため5年以上先のことを考えることは意味がないように思います。流行が変化した時、その眼鏡は劣化していて使えなくなっていると思います。

一方RIMは、本当に丈夫なため5年以上余裕で使用することが出来ます。そのため今の流行が終息したとしても、古臭く感じない眼鏡の方が良いように思います。そのタイムレスなデザインを持つCORONAはお勧めなのです。


また本来、丸眼鏡は大変印象の強いモデルです。

特にクラシックなブランド(モデル)は、良くも悪くも印象がさらに強くなります。その雰囲気を出したいのであればLINDBERGだと物足りません。ただそのような方は、このブログにたどり着く前に自分の欲しいブランドにたどり着くように思います。

このモデルの良さは、クラシックになりすぎない所にあります。そのため、各々ファッションに自然と馴染むのです。

この「形はクラシック」だが、「構造はモダン」と相反する要素を併せ持つモデルでもあります。この様々な要素を持つモデルは、様々なスタイルにも合わせることが出来るのです。実際、色々なファッションスタイル・マインドの方に愛用されているのも頷けます。

 また流行モデル(シェイプ)が欲しいのであれば、LINDBERGである必要もないように思います。もっと今を代表するブランドの真円のモデルを購入すればよいように思います。

 

ボストン型もお勧め

次にボストン型全般がおすすめです。
理由は、選択肢が多いところです
ボストン型の定番だけで「PANTO」「MATT」「BO」「MORTEN」4型ほどあります。(もっとあるかもしれません)

このサイトが分かりやすいので参考にご覧ください↓

LINDBERG(リンドバーグ)Rimシリーズのオーバル、ラウンド、ボストン特集です! - INSpiRAL(インスパイラル) 成城眼鏡店

 

似たボストン型が4型もあること自体珍しいかと思います。

さらに驚くべきことに、この4型はサイズが複数あるのです

多いモノで4サイズ展開です。これだけあると似合うモノも見つかるはずです。一つのモデルでの複数サイズ展開も良いですが、根本的に似合わないモデルであるとサイズを変えてもしっくりきません。しかしモデルが違ければきっと似合うモデルも見つかるはずです。

 

新定番「JACKIE」

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もう一つお勧めモデルがあります。
「JACKIE」というモデルです。
RIMシリーズの中では新しいモデルになります。

 

基本構造は通常のRIMと同じです。
通常のRIM+プラスチックパーツが付加されたデザインです。
(レンズが入る部分に入ります)

ここではこのモデルを「インナーリム」とします。

今までのRIMは、メタルのみで形成されていましたが、インナーリムはプラスチックの質感が楽しめます。この質感は今までのRIMでは、絶対に出せないモデルなのです。

 

元々RIMはコンサバ色が強いため、ファッション性は評価されていなかったと思います。(その独特なファッション性が個人的には大変好きでしたが)
そのファッションと距離を置いていたRIMにファッション性を加えたのが、このインナーリムのシリーズなのです。このプラスチックとのコンビネーションのジャンルは、今の時代・流行に合っています。また恐らくLINDBERG社もファッションを意識してか、今の流行りに合ったシェイプが多いのです。

 

ではどのモデルがお勧めかというと
前述の「JACKIE」です。

 

中にはデザイン性の高いモデルもありますが、私はこのJACKIEをお勧めします。

程よく流行のデザインを持っているモデルなのですが、RIMらしく普遍的なデザインも併せ持つ新しい定番モデルなのです。絶妙なシェイプは凄く綺麗だと思います。
そしてこのJACKIEは世界的に評価されているようで、サイズが2サイズある上にプラスチックカラーも豊富です。

 

女性の方であれば淡い透明感あるプラスチック色がお勧めです。

普通のクラシックフレームには出せない繊細な雰囲気が出せます。

上の写真を見て頂きたいです。本当に綺麗で繊細です。

淡い色なのに高級感もあり素敵な女性に格上げしてくれます。

 

番外編

LINDBERG・RIMシリーズの面白いところ

リンドバーグの殆どのモデルは、パターンオーダーが可能です
普通のブランドは、カラーや仕様は決まっています。大体5色程度の展開でフロントとテンプルのカラーの組み合わせ・テンプルの長さ等全てが決まっています。自分好みにカスタマイズすることは出来ません。表向きの理由は、デザイナーが考えた組み合わせが一番美しくお勧めだからです。そのためカスタマイズは受けてもらえません。勿論そのデザイン性を崩したくないというのも大きな理由ですが、一番の理由はコストやリスクを減らしたいというのが一番の理由かと思います。

しかしLINDBERGは、様々なカスタマイズが可能です。

決して裏メニュー的なものではなくブランドとして推奨しています。
なぜLINDBERG はこのようなことが出来るのかというと(私の推測ですが)
① 溶接をしていない。
② 仕様を変えずに長年同じ構造
③ 単純な構造のため作るのが簡単
④ 共通パーツが多い
⑤ ロットの差•個体差がない
恐らくこの辺が理由かと思います。(個々の説明は割愛します)
この5項目全てを網羅したブランドは中々ないためLINDBERGが特異な存在になるのです。
 

このカスタマイズのシステムはおススメですが、LINDBERGの通常ラインナップから大きく外れた組み合わせにするのは、お勧めしません。なぜなら大胆な組み合わせにする方の完成品を見ると、殆どがダサい眼鏡になっているからです。あくまでサンプルからのマイナー変更で止めておくことお勧めします。
光沢のある金色メタルをマットに変えるであったり、サンプルAとサンプルBを組み合わせたりとイメージがわく範囲に止めてください。
ご自身のセンスに相当自信があるか、自分のラッキーカラーは〇〇で絶対に〇〇で作りたいとかの方はご自由に思い思いにオーダーしても良いと思いますが。

 

ではまた後日。