眼鏡のある生活

素敵な眼鏡ライフを送るためのブログです。

お勧めモデル②(OLIVER PEOPLES編)

 

 

OLIVER PEOPLESは定番が多い

今回のお勧めモデルはOLIVER PEOPLESより。
OLIVER PEOPLESは定番モデルが本当に多いブランドです。
少し考えただけでいくつかのモデルが頭に浮かびます。
「MP2」「O’MALLEY」「505」「AERO」「STRUMMER」「DIANDRA」…

少し考えただけでこれだけ挙げられます。またこれ以外にも定番モデルを多く持つ化け物ブランドです

(女性用の小さいモデルも定番としてあります。ただこのジャンルは、ブランドらしさというより売るためのモデルのような気がします。それこそ日本企画のモデルであったような気がします)

 

名作「SHELDRAKE」

私の中でOLIVER PEOPLESらしいモデルとして真っ先に思い浮かぶモデルは、
「SHELDRAKE」
名作です。

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恐らくOLIVER PEOPLESと言えば、「SHELDRAKE」を挙げる方は多いと思います。
特に昔からの眼鏡業界の人間であれば、このモデルを挙げるのではないでしょうか。
ブランド側もSHELDRAKEを一番の定番(主力商品)として位置付けているように思います。その証拠にこのモデルは、長年販売され続けています。(定番なので販売され続けるのは当たり前かもしれません)さらにこのモデルは、LIMITEDモデルが定期的に販売されます。
大きいモデル・小さいモデル・限定カラー・折り畳み・コラボモデル・・・といった感じで種類はどんどん増えています。こんなモデルは、他のブランドでは中々ないかと思います。

 

MP2や505も名作だが

若い方やファッションに敏感の方は、もしかしたら他のモデルを挙げるように思います。
恐らくこのような方は、「MP2」や「505」というモデルを挙げると思います。

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ただどちらがお勧めかというと私はSHELDRAKEをお薦めします。
MP2と505は復刻モデルです。

創業当時に人気を博したモデルのようです。(流石に私も30年前の状況はしりませんが)

ただその発売当初から常に販売され続いたモデルではありません。長い間販売が休止していた状態からの復刻なのです。
復刻された理由は、ファッションが変化し505・MP2が似合う時代が来たためです。MP2・505は、クラッシク色が大変強いモデルです。クラッシク色が強い=天地幅が広いモデル(丸みがあって縦長のモデル)です。

昔からあるモデルですが、流行りのモデルでもあります。流行はいつか廃れていきます。有名ブランド・モデルなら廃れるスピード早いモノです。実際、復刻されてから時間が経ちました。MP2・505の勢いは失われてきているように感じます

因みに今の流行は、メタルフレームです。
掛けていて遅れている・古いとまでは思いませんが、このモデルを今買うのは今更感を感じます。(特に流行モノが好きの方には、お勧めしません。)

 MP2の注意点

MP2に似た形は、現在市場に溢れています

(MP2でなければいけない理由はないように感じてしまいます)

ここまで流行ると反動で急速になくなっていくように思います。

またOLIVER PEOPLESは、市場を読む力に長けています。次第に違うモデルを推してくるかもしれません。

MP2に似たモデルは本当に多いです。

そのためこのジャンルを買おうと思った時、何を買うべきか迷われると思います。

そんな時は、一度MP2を試してみてください。

MP2のデザインは完成されています。試金石になると思います。このジャンルのモデルを探しているのであれば、一度試して頂くのも良いかもしれません。

もちろん日本ブランドもこのジャンルのモデルを多く作っています。ただ美しくないモデルも散見されます。以前も語りましたが、日本のブランドには流行っているから作るという二番煎じのブランドが少なくありません。そんな模倣ブランドのモデルはお勧めできません。

 

505の注意点

505にもMP2と同じことが言えます。

ただ505には、また違った問題があります。そのため積極的にはお勧めするには躊躇します。

理由は、デザインがMP2より個性的だということではありません。

505には、構造的問題があるのです。

どのような問題があるかというと。
調整に難点があるのです。
眼鏡にはクリングスというパーツがあります。
鼻当てを支えている金属のパーツです。(大体がUの字、Sの字、Lの字のような形をしています)このクリングスのパーツが、505の場合、物凄く硬いのです。

ここまで硬いクリングスは見たことがありません。硬すぎるため、曲げたりすることが出来ないため調整が不完全になってしまうのです。曲げることが出来ないとパット(鼻に触れるパーツ)が、綺麗に当たらないため跡が付きやすかったり、落ちやすくなったりしてしまうのです。

さらに505は、天地幅が大変広いです。そのため眼鏡の下縁が頬に触れてしまうのです。もし調整が出来るクリングスであれば、調整を行い当たらないようにすることが容易にできます。ただ505はできないのです。

なぜこのようなパーツを使用されているのか?

ここからは私の推測です。

505が発売されたとき調整の必要性を感じていなかったのだと推測しています。505は、OLIVER PEOPLES創業当時に発売されたモデルです。そのため当時は、アメリカ人向けに作られたのだと思います。アジア人であれば頬に当たる可能性が高いのですが、欧米人の高い鼻であれば頬に当たらないのです。そのため調整よりも頑強さを追求したのかもしれません。ただ発売されたあと問題に気が付いたからか、505の派生形モデル506、507と言ったモデルはちゃんと調整できるように改良されているのです。
では506、507がお勧めですか?と思う方もいるかもしれません。
ただ私に言わせれば506、507では、デザインに見るべきものは特にないのでお勧めしません。505のデザインであることが重要なのです。
505は調整に難点がありますが、日本人の方でも問題がなく掛けれ方も勿論いらっしゃいますので一度店頭で試してみてください。

 

SHELDRAKEの優れたデザイン

では話を戻します。
SHELDRAKEの何が優れているのか。
私にはアメリカブランドらしさが詰まったモデルであると感じます。
30年前からありますが、OLIVERBPEOPLESはあくまで現代のブランドです。そのためヴィンテージのデザインをそのまま作ることはしません。ヴィンテージデザインをアレンジしたモデルを作り続けいるのです。そのアレンジ力が大変優れたブランドであると私は考えています。

SHELDRAKEも例に漏れず。ヴィンテージをアレンジ・アップデートしたモデルなのです。
アメリカブランドらしく武骨・素朴な感じもありますが、今の時代に合うようにデザインをし直されています。その結果、武骨過ぎない、素朴過ぎない雰囲気になっているのです。結果癖のないモデルになっています。そのためスタイルを選ばずに合わせることが出来るモデルでもあるのです。
確かに無難なモデルと言えるかもしれませんが、初めてクラシックなプラスチックモデルを掛けようとしている方には是非お勧めモデルだと思います。またはこのモデルを掛けてみた結果、自分に本当に合ったモデルと言うモノを探す試金石になるようなモデルだと思います。

 

似て非なるもの

このモデルを見ると
「なんか見たことある…」「普通?」って思う方もいるかもしれません。
確かに見たことがありそうで普通な感じがしますが、普通なモデル程掛けたときに差が出るものです。Gパンなどもそうかと思います。平置きした時シルエット等は殆ど分かりませんが、穿いてみると差が分かると思います。
その差が長年支持され続けている理由なのだと思います。

また似たモデルは確かにあります。
特にMOSCOT「LEMTOSH」が真っ先に思い浮びます。
写真で見ると殆ど同じです。ただもちろん違いはあります。
簡単に差を言うとMOSCOTの方がヴィンテージテイストが強いです。そのためアメリカ的なの武骨さが強いように思います。例えばMOSCOTの方が、丸みが強かったり、太かったり、金属パーツが大きかったりと癖が強いのです。そのためその武骨なヴィンテージ感を出したくないのであれば、SHELDRAKEの方がお勧めです。

SHELDRAKEの方が、スーツ・カジュアル・ビジネスなんでも大変合わせやすいモデルです。中々ここまで守備範囲の広いモデルはありません。

(ただこの2モデルのデザインの優劣は付けられないと思います。あくまで雰囲気の差になると思います)

品質も信頼がおける

ただ品質に関して言うとOLIVER PEOPLESのほうが断然高いと思います。MOSCOTの歴史等の触れ込みを見ると品質も高さそうですが、決して品質が高いブランドではありません。雰囲気もチープな印象があります。逆にOLIVER PEOPLESは、品質も高くアフターケアも安心です。
個人的にはMOSCOTはあまり好きではありません。もしMOSCOTを買うのであれば、本物のヴィンテージフレームが欲しくなりますし、もっと本格的なブランドが欲しいです。またMOSCOTは、ブランディングの巧みさで成功しているブランドという認識のためあまり評価していません。

 

淘汰されないモデル

最後に。
SHELDRAKEは、今流行っているジャンルではありません。
今流行っているのは、コンビネーションフレームとメタルフレームです。
SHELDRAKEのような、太めなプラスチックフレームは少し前に流行っていました。太プラスチックブームの頃は、様々なブランドからSHELDRAKEやOLIVER GOLDSMITHのCONSUL(前回のブログで紹介したモデル)に似たモデルが販売されていました。しかし流行が終わり、模倣していた完成度の低いモデルは一気に市場から姿を消しました。ただ全てが無くなったわけではありません。完成度の高いモデルは、淘汰されずに残っています。SHELDRAKEは、今でも残っている上に未だに人気が継続している名作モデルなのです。

 

ではまた後日。