眼鏡のある生活

素敵な眼鏡ライフを送るためのブログです。

アパレルブランドとは?ライセンスブランドとは?②

 

アパレルブランドは、眼鏡を作ることが出来ません。
眼鏡を作るノウハウも工場もないので当然です。
そのためどのように眼鏡・サングラスを作るかと言うと眼鏡専業のブランドと一緒に作る必要があるのです。
主にライセンスブランドと言われるものです。

(前回のブログでも書きましたが、今では昔ながらのライセンスとは異なることがおおいですが)
 

ライセンスブランド(ファションブランド)の眼鏡を

「ポジティブに捉えている方」と「ネガティブに捉えている方」双方が両極端な気がします。

 

ここでは、ライセンスブランドの眼鏡・サングラスについて私なりの見解を書いていきたいと思います。

 

「ポジティブに捉えている方」の傾向

① 単純にブランド好きな方が多い。
有名ブランドのモノ=高品質、ファッション性の高いモノと盲目的に信じている方や、

所有していることでの安心感、優越感を得られる方も多いと思います。

簡単に言うとファッション<見栄という方かと思います。

 

② ファッション性の高さに惹かれる。
ある意味当たり前かと思います。
ファッションブランドなので当然かと思います。

 

この二点が殆どだと思います。

 

「ネガティブに捉えている方」の傾向

① ブランド崇拝を馬鹿にしている
これ見よがしなブランド名が大きく付けられている。

成金・ヤンキーと言ったイメージを持つ方もいます。

またデザインは、無難でダサい。

 

② ファッション性が高すぎる
ファッション性が高すぎて掛けることが恥ずかしい。

流行色が強く長く使えるデザインではない。

こちらもこの二点に当てはまるかと思います。

 

この二つのマインドは相容れない部分かも知れません。
ただお互いが極端なので、ここで整理していきたいと思います。

 

 アパレルブランドについては前回まとめているので一度読んでみてください。
アパレルブランドとは?ライセンスブランドとは?① - 眼鏡のある生活

前回のことを簡単にまとめると
 「昔のアパレルブランドは、ライセンス色が強く評価できない眼鏡が多かった。しかし今は、多様化が進み以前のような考えは当てはまらない」

と言った感じです。

 

「ポジティブに捉えすぎる方」と「ネガティブに捉えすぎる方」

どちらも問題があると感じるので私の見解・アドバイスを書いていきます。

 

「ポジティブに捉えすぎている方の問題点」

〈前提〉私はファッションブランドの眼鏡も評価しています

 ここから問題点を上げるので私がアパレルブランドの眼鏡を否定しているように思われるかもしれませんが、決して全てを否定しているわけではありません。寧ろ評価している人間だと思います。セレクト系のこだわりの強い眼鏡店は、アパレルブランドの眼鏡を卑下する傾向が強いと思います。

その理由は、昔の悪いイメージ・品質の低さ等が原因です。

あともう一つ大きな理由として、アパレルブランドの眼鏡・サングラスは、地方の街の眼鏡店で売られていたり、安売りされていたりとブランディングが微妙です。ここがライセンスブランドの負の部分です。本家のブランドのイメージとはかけ離れた展開を行ってしまうのです。結果ブランドイメージまで損なってしまうきっかけになってしまうのです。
しかし前回も書きましたが昔とは違うのでここで現状を踏まえた見解を書いていきたいと思います。


「ファッション<見栄」の方が多い

こんな方は、多いと思います。
「見栄を張りたいから掛けている!」

と思っているのであれば致し方ありません。


ファッションに詳しくなくブランド物のサングラス・眼鏡を掛ける方は珍しくありません。そのような方は、良くも悪くもブランドロゴが表面に出ているので安心感・見栄の両面が満たされるのだと思います。

 

ただ一度考えてみて下さい。

そもそもあなたのライセンス眼鏡・サングラスを掛けても見栄をはれません。

 

 売るための眼鏡は、デザイン性が低い 

あなたが掛けているブランド物は本当に良いモノなのでしょうか?
憧れるべき価値があるのでしょうか?
一度冷静に考えてみてください。

ロゴが前面に出てくるブランドは、高級ブランドです。

(私は、ロゴが前面に出てくること自体は否定しません)

私が一番言いたいのは、

そのブランド物の眼鏡・サングラスのデザインは本当に優れているのでしょうか?
 
答え、

多くの方のモノはダサいデザイン・二流のデザインです。

前回のブログで書きました。
今のライセンスブランド物は二種類あると。
「ブランドらしいデザイン性の高いモノ」と「売るための無難なデザインのモノ」

後者の方が断然多いのです。

 

実例:TOM FORDの場合 

実際のブランド名を挙げた方が分かりやすいと思います。

ここでは、TOM FORDで説明していきます。

TOM FORD(の眼鏡)は大変有名です。

知っている方も大変多いと思います。

詳しくは➡TOM FORD Online Store

貼ってるリンクから見て頂ければわかる通り、ラグジュアリーブランドです。

それこそ30万円、50万円を超えるような服が当たり前のように展開しています。

 

TOM FORDというブランド・デザイナーの説明は他に譲ります。
簡単に言うと、GUCCI等の有名ブランドで名を挙げたTOM FORD氏が立ち上げた高級ブランドです。そして眼鏡・サングラスという観点からみたTOM FORDは、旧来のライセンスブランドとは大きく違う部分があります。

眼鏡から始めたTOM FORD

TOM FORDがブランドを立ち上げた時、今までにない新しいパターンだったのです。
TOM FORDはブランドを立ち上げるとき、

洋服を発表する前に眼鏡を発表したのです。

服バカな私も驚きました。

「あの世界的デザイナーが眼鏡ブランドを立ち上げた⁉」
実際は、本格的にブランドを始めるにあたっての第一弾だったのです。
眼鏡を一番初めに発表した本当の理由は分かりませんが、これは画期的でした。

一つ言えるのは、TOM FORDは眼鏡に力を入れていると言う事でした

この眼鏡・サングラスのファーストコレクションを見たことを今でも覚えています。

殆どのモデルのデザイン性が高くエレガントなモデルでした。
そのデザイン性+ネームバリューで一気に人気に日がついたのを覚えています。
ただ当たり前かもしれませんが、

初期の頃はファッション感度の高い方が掛けるブランドだったと思います。

それから10年以上経った今、
現状は変化しています。

TOM FORDの眼鏡・サングラスは、他の有名アパレルブランドと似た展開をしています。つまり「ファション性の高い眼鏡」と「売るための眼鏡」この両輪を持ったブランドなのです。ファッション性の高いTOM FORDのサングラスを綺麗・格好良く掛けこなしている方も時々見かけます。ただ街中でTOM FORDを掛けている方の殆どは、ファッション感度の低い方が多いように思います。殆どの方が、「ミーハーな方」「見栄を張りたい方」が多いのです。そのためTOM FORDを掛けている方からTOM FORDのブランドイメージを連想できない方が殆どです

(TOM FORDの雰囲気は、上で貼ったリンクを参照してください)

寧ろその状況に嫌気をさしているかたは、TOM FORDを敬遠するようになっていると思います。

 

殆どの旬なブランドは、以下の流れを辿るように思います。

ブランド立ち上げ➡ファション関連の方に支持される➡ファッション誌に取り上げられる➡ファッション好き(一般人)に支持される➡取扱店舗が増える・流通量が増える➡服に興味がある方に支持される(平均以上な方)➡平均以下な方まで掛けるようになる(ファッション音痴な方)

こんな流れになることが多いように思います。TOM FORDは最終形態まできてしまっているように思います(眼鏡部門のみの話です)他のファッションブランドも同じようなことが言えるように思います。この流れに乗らないようにするために、「取扱店舗増やす」という段階で制限をかけるように思います。「ブランド」を大切にする場合、この取り扱い店舗を極力コントロールするのです

TOM FORDの例を簡単に挙げましたが、TOM FORDはまだファッション性の高いモデルが多いブランドだと思います。他の有名ブランド(GUCCI、DIOR・・・等)は、TOM FORDと比べると売るためのモデルが本当に多いのです。(私見ですが)

 

デザイン性の低い「売るためのモデル」を選ばないコツ

簡単です。

その有名ブランドのコンセプト・世界観を知らないなら選ばないことです。

きっと売るためのモデルも掴まされます。

そして知らないのであれば、ネット等でそのブランドを調べてみてください。

その世界観に共感できたとすれば、必然的にそのブランドらしいモデルを選べると思います。

 

 

まとめ

このようなことが起きるのが、アパレルブランドの眼鏡なのです。
有力アパレルブランドであっても、「デザイン性の低い眼鏡」「品質の低い眼鏡」(品質の低さは前回書きました)のモノが多いのです。そのアパレルブランドの眼鏡を盲目に信じることはやめた方が良いかと思います。

繰り返しますが、見栄を張りたい方は盲目に追い求めて良いかと思います。
ただ見栄を張りたい方に言いたいのですが、売るためのモデルを意気揚々に掛けるのは、寧ろ周りから白い目で見られているかもしれません。

 

ネガティブに捉えすぎている方の問題点も書くつもりでしたが、次回に回します。

 

ではまた今度。