眼鏡のある生活

素敵な眼鏡ライフを送るためのブログです。

LUNORで気を付けたいところ

 

前回お勧め海外ブランドとしてLUNOR(ルノア)を紹介しました。

 

お勧め海外ブランドとして真っ先に挙げたなので、良い部分についてだけ書きました。ただ良い部分だけを書いて終わってしまったら、このブログの意義がありません。そのため今回は「お勧めできない点」もしくは「語られることが少ない点」について書きたいと思います。

 

LUNORは、いくつかの問題点(注意事項)があります。

そしてこれから挙げる問題点を知った上で皆さん判断してください

(中には問題というか、LUNORの独自性が強いだけという部分もありますが)

 

私は勿論この問題点を以前から知っていますが、知った上でもこのブランド支持していますし、凄く好きなブランドです。そしてやはり皆さんにLUNORをお勧めしたいと思っています。

 

 

LUNORの注意事項

注意事項①

クオリティが値段ほど高くない。

 

注意事項②

小さいモデルが多い

 

注意事項③

掛け心地が改善できない場合がある

 

 

問題点① クオリティが値段ほど高くない。

 以前にも書いたことがありますが、海外製のクラッシク眼鏡の品質は高くありません。LUNORの良さに「高級感」があると前回書きましたが、それは「高級感」であって高品質な訳ではありません。

 

もちろんルノアを日本で作れば品質は上がるかと思います。しかし、もし日本製に切り替えてしまうと、ドイツ製だから出せていたLUNORが持つ唯一無二の雰囲気は損なわれていますのです。それこそLUNORの優位性は失われ、私のお勧めブランドでもなくなると思います。

 

日本製になるとこの美しい雰囲気は消えてしまい、つまらないものになってしまうかと思います。

 

今現在、海外製のクラシックブランドは日本にも沢山入ってきています。その沢山ある海外製クラシックブランドの中で、LUNORは品質が高い部類に入ります。粗悪な海外ブランドだと5万円以上していても品質が最悪と言ったブランドも珍しくありません。あくまで国産ブランドと比べれば低いと思った方が良いかもしれません。

(最も日本製と比べてしまうと差はかなり大きいです)

 

問題点② 小さいモデルが多い

これは問題点と言えない項目かと思います。

ただブランドコンセプト・歴史・背景のような部分に惹かれ盲目的に購入してしまうかもしれませんので、あえて書きたいと思います。

もちろん全てのモデルが小さいわけではありませんが、LUNORらしいモデルは小さいモデルが本当に多いです。(上に挙げたメタルフレームは全て小さいです)

これもヴィンテージに影響を受けたブランドらしいデザインです。

 

何が問題あるかと言うと、自分の顔に対して眼鏡が小さすぎるとあまり格好良いモノではありません。(凄く当たり前のことかと思いますが…)

一度センスのありそうな販売員に相談してみてください。「顔が大きい」「目と目が離れている」自覚がある方は一度冷静になって考えてみてください。

 

ただミーハーな気持ちが勝ってしまい、どうしても掛けたい方もいるかもしれません。そのような方は、恐れず掛けてください。掛けたいという気持ちは否定しないのも大事だと思います。掛け続けると不思議と板についてきます。

 

問題点③ 掛け心地が改善できない場合がある

 ②の項目と近い部分があります。

ルノアは、ドイツブランドになります。そのため基本欧米人に合いやすい構造になっています。

もちろん調整等できますが、限界があるのも事実です。

 

特に「テンプルが太いモデル」と「鼻当て(パッド)がないモデル」は注意が必要です

 

国産ブランドとどう違うのか。

 

「テンプルが太い」

テンプルが太いだけなら特に問題はないのですが、ルノアは太さの形状が独特なのです。

普通テンプルが太いブランドも耳に当たる付近は細くなります。しかしルノアの太いテンプルは細くなるどころか太くなります。太いせいで耳の後ろを縦に大きく曲げることが難しいのです。また強引に曲げるとこのモデルの格好良さが損なわれてしまうのです。私の知る限り国産ブランドではまず見かけない形状かと思います。(デザインコンシャスなブランドであればあるかもしれませんが) この耳の付近を縦に曲げられないと落ちやすくなる可能性が高くなります。

もっともこの形状を好む日本人もいるので一概には言えません。一度店頭で試してみることをお勧めします。また販売員と相談してみてください。

 

この形状は海外ブランドでは決して珍しくありません。何故なら欧米人は、これで全く問題がないからです。皆さんご存知の通りアジア人と欧米人とでは骨格が違いすぎます。鼻が高く・太い欧米人であれば耳の後ろを曲げなくてもokの方が多いのです。

 

そしてもう1つ。

クリングスがないモデルです。

クリングスとは、メタルフレームに通常付いている鼻パッドを支えているアームのようなパーツです。

鼻パッドがない代わりにブリッジの部分が直接鼻の上に乗っかります。

これも欧米人とアジア人の骨格の差により掛け心地に影響をおよぼします。

ルノアの一山タイプは日本人には掛けられない方の方が多いかと思います。修整を加えれば、問題ない場合もありますが注意が必要です。

ただ一山眼鏡が全て悪いわけではありません。最近では日本ブランドからも一山眼鏡が多く販売されています。日本のブランドは、日本人が掛けることが前提になっていますので高い可能性で問題なく掛けることができます。

 

格好良く掛けれる眼鏡というのは、眼鏡単体だけでは成立しないことを覚えておいてください。格好良く掛けれるのか掛けられないのか、販売員に聞いてみてください。ちゃんとした販売員であれば正しい情報を与えてくれるはずです。

 

このようなモデルは独自性が大変高いです。

普段から掛け心地を重視している方には、あまりお勧めが出来ません。

 

ただそれ以外のモデルは、普通の掛け心地に持っていくことが出来ます。ただ普通の掛け心地に出来るか、出来ないかは販売員の腕に大きく左右しますので注意が必要です。

 

あとルノアの問題点ではないのですが気をつけたい点がもう1つ。

LUNORは海外ブランドらしい構造になっています。そのため店頭に置いてある未調整の状態では、掛け心地が悪いものが多いです。店頭での最初の掛け心地の悪さだけでLUNORを選択肢外さないでください。販売員の技術さえしっかりしていればちゃんと掛けることができます!!

 

今回、LUNORの問題点について書いてきましたが、これは全てデメリットではなくこのブランドが持つ個性と考えてください。この個性を受け入れることができるのであれば、やはり大変お勧めなブランドなのです。

 

ではまた後日。