眼鏡のある生活

素敵な眼鏡ライフを送るためのブログです。

レプリカの意義

 

前回、TART OPTICALの復刻問題について書きました。

TART OPTICAL(復刻)につて - 眼鏡のある生活

そして「Julius Tart Optical」「Tart Optical Arnel」の2ブランドに触れました。

 

今回は「復刻の是非」について書いていきたいと思います。

前回の内容は「球様」からの質問を受けてのものでした。

今回はお答えできなかった部分についてお答えします。

球様の質問でお答え出来ていなかった内容は以下の通りです。

 

〈球様の質問〉

現在日本海外問わず高品質な商品がある中、 あえて今このような40年代〜50年代のクラシックなフレームを選ぶ理由はあるのか? 言い方は悪いですが本物でないレプリカを買う意味はあるのか?

 

今回の内容は、眼鏡の話に限ったことではないのかもしれません。

全てのファッションアイテムに言えるかもしれません。

 

復刻眼鏡の意義 

結論から言いますと私は「復刻TART OPTICAL」は必要だと考えています。

その理由は幾つかあります。 

ヴィンテージの問題点

私は、ヴィンテージ物は大好きです。

明確な理由は申し上げにくい部分がありますが、漠然とした理由として「雰囲気」「ロマン」「味がある」といったところかもしれません。この漠然とした理由は、どのファッションアイテムにも言えるかもしれません。この漠然とした部分に共感を持たれる方は、ヴィンテージ愛を持たれると思いますただそこに共感を持たれない方も多いかもしれません。

 

TART OPTICALに限らずヴィンテージ眼鏡には幾つかの問題点があります。

それは「掛け心地」「耐久性」「価格」です。

 

「掛け心地」

※ここではあくまでTART(プラスチック枠)のお話なります。

 メタル枠のヴィンテージには当てはまりません

 

TART等の欧米ヴィンテージ眼鏡は、欧米人用に作られた眼鏡です。

(当たり前のことですが・・)

日本人の骨格に無理なく合わせようとすること自体無理があります。

ただこのブログを読んで頂いている方はこう思うかもしれません。

「調整すればいいじゃないか」と。

そう思っても無理はありません。

私自身がこのブログで「掛け心地は販売員の力量次第でどうにでもなります」と書いてきました。実際この文言に嘘はありません。

 

ただ残念ながらヴィンテージには同じことが言えません。

現行の眼鏡であれば普通に行える調整が、ヴィンテージでは行えない可能性が高いのです。そのためヴィンテージ好きの方にも無条件にはお勧めし辛いのです。特に鼻の部分の修正が難しいのです。やはり掛け心地が悪い眼鏡は掛けなくなると思います。高い金額を払って掛けなくなるのは勿体ないと思います。

靴にも同じようなことが言えると思います。デザイン等に惹かれても履き心地が悪い靴は履かなくなるかと思います。もっとも履き心地を全く気にしない方もいるかとは思いますが・・・

因みに眼鏡の場合、掛け心地の悪い眼鏡は見栄えも悪い可能性が高いです。簡単に言うとズレ落ちた状態です。それを良しとする方もいるかもしれませんが、そのような方の美意識に共感はもてません。

 

「耐久性」

これも殆どのアイテムに言えるかもしれません。(中には昔の方が丈夫な生地を使用していると言ったケースもあるかもしれませんが)眼鏡の場合、ヴィンテージと現行では間違いなく現行の方が丈夫です。また修理等も行うことが出来るため安心感もあります。

 

「価格」

価格は説明するまでもなくヴィンテージの方が高いです。

今回挙げているTART OPTICALの復刻モデルは4万円程度ですが、ヴィンテージは10万円を超える場合が多いと思います。場合によっては15万円程度します。

ここまでの価格差があるのに、耐久性と掛け心地が悪い場合があるのです。

 

これらのことがヴィンテージを無条件勧められない理由です。 

 

「復刻の価値」

 復刻の意義は、上記のヴィンテージの懸念項目の裏返しと言って良いと思います。

復刻眼鏡は「丈夫で掛け心地が良く比較的安価で手に入る」のです。

眼鏡として必要な要素を全て兼ね備えていると思います。

 

ここで球様の質問の一つにお答え出来てませんでした。

それは、

TART復刻はあくまでレプリカで、悪い言い方をすれば偽物。

優れた眼鏡が沢山ある中でレプリカに拘る必要はあるのか?

というものでした。

 

レプリカをお勧めする理由

私はレプリカに拘る方を否定しません。寧ろレプリカをお勧めしたいと思います。

(もちろん復刻をうたうのであれば、極力昔の雰囲気を追求するべきだと考えています)

私がお勧めしたい理由は、眼鏡の品質云々ではありません。

品質という部分だけで見ればレプリカに拘る必要はないと思います。それは球様の言う通り品質に優れた眼鏡は沢山あるからです。寧ろヴィンテージに拘らない方が品質的には良い物ができるかもしれません。また現在の一流デザイナーが作り出した美しい眼鏡を選ぶ意義も大いにあると思います。

 

ではなぜレプリカを選ぶのか

それは、

「ファッション」・「スタイル」の観点からです。

 

「1960、70年代のアメリカンファッションが好きな方」「もしくはその時代の雰囲気をファッションのアクセントで取り入れたい方」は何を掛ければいいのでしょか?

 

一流ブランドを掛けるだけではダメ

 アメリカの有名・一流ブランドは現在も数多くあります。

(またはアメリカに影響を受けたブランドも沢山あります)

現在のアメリカの一流ブランド(THOM BROWNE、BARTON PERRIRA、DITA)では、昔の雰囲気を出すことはできません。当時よりモード、ラグジュアリーの感じが強く出てしまいます。またクラシック色が強いブランド(MOSCOT、OLIVER PEOPLESの一部のモデル)でも当時のモノと比べるとデザインはアレンジされています。またMOSCOTだと若干チープです。有名なRAYBANは、そもそも現在はアメリカのブランドではありません・・・ポップな雰囲気が強くなってしまい、現行のRAYBANを掛けただけで当時の雰囲気からはかけ離れてしまいます。(もちろん敢えてそれを狙って掛ける方もいますが)

また古き良きアメリカ眼鏡に影響を受けた日本ブランドもたくさんあります。

ただどのブランドも自分たちのフィルターを通してアレンジを大きく加えています。

 

これらの「60年代風」アメリカデザインでは、ヴィンテージ・ファッション(アイテム)の観点から考えたときどのブランドも物足りないのです。

 

優れたレプリカは必要

ではそのようなファッションをしたい、取り入れたい時は、どうすればよいのか?

その答えが(完全)復刻モデルなのです。

その復刻モデルの一番手が、前回ご紹介した JULIUS TART OPTICALなのです。

このブランドであれば、当時の雰囲気を壊さずに取り入れることができると思います。もしそれでも物足りないと思う方は、ヴィンテージ眼鏡に手を出すべきだと思います。

 

このことは、眼鏡以外にも言えることではないでしょうか?

比較的身近なジャンルだと「ジーンズ」かと思います。

眼鏡よりファンやマニアが多くヴィンテージ市場は以前から成熟していると思います。

現在多く流通しているジーンズは、眼鏡と同じように当時のもと違います。

ただ当時のモノ(ヴィンテージ)に拘る方は少ないかと思います。

恐らくこんなグループに分かれるかと思います。

①「現行の有名ブランドの量産ジーンズ」で良い方

②「当時のモデルを忠実に復刻ジーンズ」が良い方

③「ヴィンテージのアメリカ生産ジーンズ」が良い方

④「デザイン性が高い・モードなジーンズ」が良い方

といった感じ分かれるかと思います。

①の方と③の方は相容れることはないでしょう。

 

眼鏡にも全く同じことが言えると思います。

そして

眼鏡において②の方グループにお勧めなのが復刻TARTだと私は思います。

 

 

 

ではまた後日。

 

 

 

TART OPTICAL(復刻)につて

 

またまた更新が滞りました。

一度更新リズムが崩れてから何故かネタが思い浮かばなくなりました…

そんな時書きたくなるコメントを見つけました。

今回はこのコメントについて書いていきたいと思います。

コメント(質問)は以下の通りです。

 

TART OPTICALの復刻問題とは

 

球様からの質問(要約)です。

現在のTart Opticalのポジションについてお聞きしたいです。

「Julius Tart Optical」や「Tart Optical Arnel」によって高品質な日本製で復刻されています。現代は高品質な眼鏡が数多くある中、 あえて今40年代〜50年代のクラシックなフレームを選ぶ意味あるのか? 言い方は悪いですが本物ではない「レプリカ」を買う意味はあるのか。 また上記二つも含め最もクオリティの高いものは(製品だけでなく企画側の意識も含めて)どれなのか、教えてほしいです。

 

確かにこのTART問題は気になるところかと思います。

 

TART OPTICALとは

ただそもそもTART OPTICALって何?

という方もいるかもしれませんのでそこからご説明をしていきます。

 

凄く簡単に言います。

1960年代頃一世風靡したアメリカのプラスチック眼鏡ブランドです。

ただ1980年に廃業したため現存していないブランドです。そのためヴィンテージ業界でしかでしか流通していない眼鏡になります。また元々ヴィンテージ市場で人気ブランドでしたが、ジョニーデップなどが掛けている眼鏡として更に注目され人気に拍車がかかった眼鏡になります。そのため現在では人気モデルは高値で取引されています。(10万円を超えるのも珍しくありません)

 

そしてTART OPTICALは現存していないため、様々なブランドからTART OPTICALの名作に似たモデルが販売されています。

ただ似たモデルにも大きく分けて二つの方法に分けられます。

 

TART OPTICALという名前を使わないケース

 

モデル名・ブランド名にTART OPTICALの名前は使っていませんが、知っている人が見たら「元ネタはタートだな」と思うモデルです。仮にタートに影響を受けてデザインしていたとしてもブランド側から「元ネタはタートです」と言われることはありません。もっとも現在のアメリカブランド(アメリカンクラシックをベースにしているブランド)の殆どがタートに影響を受けていると思います。代表例ではOLIVER PEOPLES、MOSCOTなどはそうかと思います。MOSCOTの方がタートより歴史はありますが、MOSCOTは元々眼鏡屋です。所説あるかもしれませんが眼鏡のオリジナルはTARTだと思います。(実際そう考えている方は多いように思います)

※現在のMOSCOTの眼鏡を品質等様々な面で評価している業界関係者は少ないと思います。

このTARTを名乗らないブランド・モデルは、総じてオリジナルからアレンジを加え新しい定番となっている場合が多いように思います。

因みに私はTARTをデザインソースにすること自体は悪いことではないと思います。どんなファッションアイテムでも当たり前のようにあるかと思います。

 

 

 

TART OPTICALという名前を使うケース

このケースが、球様のコメント(質問)の内容になります。

繰り返しますが、TART OPTICAL社は現存しません。

そのため現在TARTを名乗るブランドは全てレプリカになります。そして現在様々なレプリカブランドが出現しています。球様が挙げられたブランドが「Julius Tart Optical」「Tart Optical Arnel」の2ブランドになります。実はタートの正式名称「TART OPTICAL (ENTERPRISES)」という名前が正式名称なのですが、この商標は既に取られてしまっているため少し余計な単語が付けられているのです。因みにこの商標を持っているブランドもあります。(ただあまり良い噂を聞きませんのでここでは省略させて頂きます。また正式名称を使っていますが、あくまで名称のみを所得しているブランドです。実際、この商標問題はTARTの復刻にあたって揉めることが多い部分のようです。)


「TART」を名乗るだけあってこれらのブランドは当時のTARTの復刻をうたっています。

ではその差はあるのか?

私の見解としては「JULIUS TART OPTICAL」が一番忠実に再現していると思っています。

この「JULIUS TART OPTICAL」とはどんなブランドかと言うと、

因みにJULIUSは創業者の名前です。このブランドが他とブランドと大きく違う点があります。それは復刻に際して創業家のTART家の方が関わっています。そしてそのTART家の方は、当時の図面を所有していたため、当時のデザインを忠実に再現できたのです。また細部まで検証し作られているため今まで出てきたTARTの復刻なのかでも一番優れていると感じます。

 

「Tart Optical Arnel」

こちらに関しては実は詳しく知りません・・・そういえばあったなというレベルです。

そのため次から書くことに間違いがあるかもしれません。

画像等ネットで検索しますとデザイン自体がオリジナルと違うように感じます。

なぜならネットで画像検索しTARTの画像一覧をランダムに見ても「Tart Optical Arnel」の方だなとすぐわかるからです。実物を見たらもっと簡単に判別できると思います。日本製でこの値段なのであれば品質に問題はないと思いますが、完全復刻という観点から考えると?マークが付きます。

因みに「ARNEL」は、TARTを代表するモデルのモデル名です。

 

TARTの復刻を購入するであれば「JULIUS TART OPTICAL」がお勧めです

 

 

では復刻の意義についてはまた次回に書いていきます。

 

夏にお勧めなEYEVOL

 お勧めなEYEVOL

ではEYEVOLのご紹介をさせて頂きます。

ファッション誌で頻繁に見かけるためご存知の方も多いかと思います。
では知らない方のためにEYEVOLの説明を簡単に。

 

「EYEVOL」とは?

このブログで何度かご紹介している「EYEVAN」から発表された新ブランドがEYEVOLです。丁度一年前ぐらいに販売されたブランドなのでまだ若いブランドです。
EYEVOLファション、アウトドア、スポーツをボーダレスに楽しむ人たちのためのサングラスブランドとして生まれました。
簡単に言うと「スポーツ・アウトドアでも使えるお洒落サングラス」です。
ただこのコンセプトを持つブランド・モデルは決して珍しくありません。

 

EYEVOLのお勧めポイント

では何故EYEVOLがお勧めなのか。
前回挙げたOAKLEY(FLOGSKINS)、RAYBAN(WAYFARER)より良い点は何なのか?

では順に説明していきます。

 

1、 価格
 

EYEVOLは安いですと言いたいところでしたが、どのモデルも価格に大差ありません。(RAYBANのようにネット等で値崩れしているケースもありますが・・・)ベーシックなモデルだと15,000円~2万円程度で手に入ります。
そしてEYEVOLも1万5千円程度です。(ただ品質とのバランスを考えると他ブランドより安いと思います)

 

2、 丈夫さ、軽さ

この中で素材そのものは、OAKLEYが一番強いかと思います。
OAKLEY(OAKLEYは世界有数のスポーツサングラスブランド)の素材は、OAKLEYが研究開発し特許を取得している特殊素材を使用しているからです。またかなり軽量の素材です。ただFROGSKINSの価格は、OAKLEYの中では大変安価です。安価に作るため様々なパーツを排除しコストを浮かしています。そのためFROGSKINSは、OAKLEYの他モデル程強いとは言えません。
RAYBANは昔に比べると品質はかなり下がっているので、この3ブランンドのなかでは丈夫さという点に不安があります。また素材は二種類展開していますが、定番はアセテートと言われる素材です。このアセテートという素材は眼鏡で一番良く使われる素材です。このアセテート素材の長所の一つに調整を柔軟に行うことが出来る点があります。ただ反面、若干重くなるのが難点です。そのためスポーツサングラスで使用されることはありません。RAYBANのWAYFARERの定番モデルは、このアセテートを使用しているため他2モデルに比べて重いのが難点かと思います。調整を行いうまく合わせることが出来れば良いかもしれません・・・ただRAYBANを販売している小売店の多くが調整技術に難があるのも事実です。因みにRAYBANにも軽い素材で作られているモデルもあります。ただWAYFARERのカッコよさはアセテートのモデルだと思います。アセテートの素材でないのであればRAYBANを掛ける意味がないように思います。
 
ではEYEVOLはどうなのか。
EYEVOLは丈夫さ、重さどちらも優秀です。この辺はEYEVOLのホームページに比較的詳しく書かれています。やはり元々眼鏡作りに定評があるメーカーが作るサングラスです。またEYEVOLは日本製です。海外製全てが悪いとは思いませんが、日本製に安心感を感じる方も多いかと思います。

 

ここまで書くと、OAKLEYとEYEVOLが品質的には良さそうと思われるかもしれません。
次の項目がEYEVOLをお勧めしたい一番のポイントになります。

③、掛け心地

この項目が、EYEVOLが他のブランドに比べて圧倒的に優れているポイントです。

OAKLEY、RAYBAN(軽い素材のモデル)、EYEVOLに使われる素材は軽いですが、調整はできません。スポーツサングラス等に使われる素材も同じです。一部のスポーツサングラスは、素材の使い分けをし調整をできるようにしているモデルもありますが、この価格帯のモデルは調整ができません。

「調整が出来ない=店頭に置いてある掛け心地から変化しない

つまり眼鏡屋の技術は関係ありません。

その店頭に置いてある状態の掛け心地が一番優れているのが、EYEVOLなのです。この理由は、EYEVOLが日本のブランドということも大きいかもしれません。日本人に合う形状に最初から設定されているのが大きいと思います。形状が合いやすい上にテンプル内側にはラバーを貼っています。そのためフィット感はさらに高くなっています。

(もちろんサングラスとの相性でOAKLEY等の方が良いという方もいるかもしれません)

 

アジアンフィット(AF)

アジアンフィットという言葉をご存知の方も多いかもしれません。

このような表記がされているサングラス・眼鏡は多くあります。

アジアンフィットとは、名前の通りアジア人の骨格に合う形状で作られているモデルです。ご存知の通り欧米人とアジア人では骨格が大きく異なります。そのためアジア市場を考えているブランドはアジアンフィットモデルを発売するのです。サングラスの鼻の形状やテンプル形状が異なります。そしてOAKLEYやRAYBANにももちろんあります。

アジアンフィットがあれば問題ないのではないか?と思う方もいるかもしれません。

ただアジアンフィットの多くは無理があります。(FROGSKINSはまだましな方ですが・・・)そのため海外使用よりは良いのですが、掛け心地は微妙です。問題が生じる方のほうが多いと思います。

やはり日本ブランドによるアジアンフィットの方が優れた掛け心地になります。日本ブランドは日本人の骨格を知り尽くしているからです。もちろんEYEVOLでも問題が起きるかも知れませんが可能性はかなり低いです。もっともEYEVOLがダメなのであれば、OAKLEYもRAYBANもダメだと思います。

 

4、デザイン

デザインはどちらが優れているかは申し上げにくい部分があります。

雰囲気の差があるので好みのものを選んで頂ければと思います。ただ掛け心地と同じですが、日本ブランドの方が日本人に合いやすいかと思います。

 

ネットでは中々買えませんが、YAHOOショッピングでは買えるようです。

ではまた後日。

 

アクティブな夏休みにお勧めなサングラス

 

色々あり更新がかなり滞りました・・・最長でした。

 

再始動します。

また頑張っていきたいと思います。 

 

では今回は今の時期にあった内容を書きたいと思います。

それは「夏休みにお勧めなサングラス」です。

そういえば今までサングラスを特集したことはないかもしれません。

夏休みのためのサングラス 

夏休みといえば、皆さん色々なとこに出かけるかと思います。

海、山、フェス・・・様々あるかと思いますが、アクティブに過ごされる方が多いかと思います。そして一年で一番サングラスが必要な季節かと思います。今回のブログは、街に合うのではなく「夏休みに合うサングラス」をお勧めしたいと思います。

 

この「夏休み サングラス」「フェス サングラス」「海 サングラス」と検索すると様々なブランド、モデルが紹介されているかと思います。実際どのブランドも夏休み用サングラスとして考えると凄く悪くいモノではありません。

 

夏遊びサングラスに求められるもの

 

お勧めブランド・モデルを紹介する前に

「夏休みサングラスには何が必要か?」から説明したいと思います。

 

①軽い

②掛け心地(ずれない)

③丈夫

④価格

⑤デザイン

 

大きく言うとこんなところかと思います。

簡単に挙げると夏サングラスに限らず眼鏡・サングラス選びと同じ要素かもしれません・・・ただ内容は若干異なりますのでここから詳しく説明していきます。

 

①軽い②掛け心地=フィッティング

フィッテイングは常にサングラス・眼鏡に求められる要素かと思います。

そもそも身に着けるモノにはどんなアイテムでも必要ですね。

夏休みサングラスにも「軽くてずれない」ことが重要かと思います。特に夏は汗をかきます。汗をかくとサングラスはずれやすくなります。ずれるとストレスですし見た目も悪くなります。

軽さ=掛け心地と思う方もいるかもしれませんが、それは正しくありません。
例えば靴も軽さだけでは足りませんよね?サイズ、足型が合わなければ意味がありませんよね?ただ靴はサイズがありますが、サングラスは殆どがワンサイズです。そのためサングラスは調整できるものか、調整しなくても掛け心地が良い(顔に合っている)物がお勧めです。

下で述べる「価格」の項目に繋がる部分でもありますが、調整できるサングラスは比較的高価になります。そして素材の特性上、若干重くもなります。

そのため価格と軽さを考えると未調整の状態でも掛け心地の良いサングラスがお勧めです。

 

③丈夫さ

上の要素を読むと軽さ・掛け心地を考えてメタルフレームと考えるかもしれません。

ただメタルフレームだと歪みやすいですし、錆びることも懸念されます。もっともメタルフレームが悪いのではなく、夏休みサングラスには怖いかなと言うことです。

夏って軽装ですよね。そしてアクティブに活動します。そのためサングラスを雑に扱いがちです。荷物に紛れる、ポケットに強引に入れる・・・サングラスには良い状況ではありません。(私自身、夏休みのシーンではかなりぞんざいに扱っているように思います)そのような状況だとメタルフレームは歪みます(特に鼻あての部分)。またメタルフレームのカラーが剥がれます。その辺を気にしないのであればそれでも良いかもしれませんが、気にする方も多いかと思います。(私は気にします)

 

プラスチックフレームであれば、傷もあまり気になりませんし歪みも起きにくいです。シンプルなプラスチックフレームは、パーツが少ないですが、メタルフレームはパーツが多いです。パーツが多い分だけ歪む箇所が多いのです。

ファッション的にも夏休みファッションに合わせやすいのでプラスチックフレームがお勧めです。

  

 

④価格

これもかなり重要ですね。

今までこのブログで紹介してきたブランドは、3万円から6万円ぐらいの眼鏡を紹介してきました。ただ「休みの日」に「アクティブ」に使うサングラスです。アクティブといえば聞こえはいいですが、実際はぞんざいに扱う可能性が高いと言っても良いかもしれません。高額なモノは使うのは躊躇するかと思います。もちろん優雅なリゾート旅や真面目に行っている趣味(スポーツ)であれば高額なモノの方が良いかもしれません。ただあくまでここでは「夏休み」=「遊び」と考えています。

それこそフェスなどで使うことを想定しています。

そんなシーンだと落とすことも考えられますし、最悪紛失する場合も考えられます。そんなシーンで使うのであれば極力安価なモノがうれしいかと思います。もちろんモノとして満足することは前提となりますが・・・

 

⑤格好良い

これも捨てられませんね。

格好良くなければ意味がありませんね。夏の海・山で使うシーン・ファッションに合うモノが良いと思います。高級感がありすぎるモノよりチープな感じがあったモノの方が合わせやすいと思います。(チープ感は決して悪い意味ではありません)

 

ではまとめます。

フェスで使えるサングラスとは、

丈夫で軽く掛け心地が良いサングラス。

雑に扱っても大丈夫で格好良くコスパの良いサングラス

ということになります。

 

すごく当たり前の結論になりました。

実際ネットで検索すると、この要素を満たしていると思われるサングラスが紹介されていると思います。

ちなみに紹介されているサングラスは以下の2ブランドが多いようです。

1、OAKLEYのFROGSKINS

2、RAYBANのWAYFARER

この2モデルが頻繁に紹介されます。

大変有名なブランド(モデル)ですので、ご存知の方も多いかと思います。

ちなみにネットでも購入することは容易なモデルです。

  

 

(レイバン) Ray-Ban 【国内正規品】RB2140F サングラス RB2140F 901 52

(レイバン) Ray-Ban 【国内正規品】RB2140F サングラス RB2140F 901 52

 

 

実際フェス用と考えたらこの2ブランドもお勧めです。

私もどちらも所有していますが、悪くはありません。

 

ただ私の今一番のお勧めはこの2ブランドではありません。

わたしのお勧めはEYEVOLです。

 

次回は私のお勧めEYEVOLについて説明したいと思います。

 

ではまた後日。

ひっぱってすみません。

 

流行るツーブリッジ

 

ツーブリッジは流行るのか

 

「ツーブリッジ」「ダブルブリッジ」
次に流行ると言われている眼鏡のジャンルです。

今まで様々な眼鏡のジャンルが流行ってきました。
最旬はボストン型(ラウンド型)・メタルフレームかと思いますが、その次に来るのがツーブリッジようです。(未来のことなので絶対とは言えませんが・・・)

 

ただこのジャンルを見て気が付くかと思います。
「こんなインパクトのあるフレームが本当に流行るのか?」と。

実際私も思います。
このモデルは流石に・・・
ただどこまで浸透するかはわかりませんが、流行ると思います。
(因みに既に現時点で眼鏡店に様々なツーブリッジが陳列されています。)

 

ツーブリッジが流行る根拠

 

一応根拠はあります。

なぜなら今までも同じような現象が何度も繰り返されてきたからです。

 

 流行るまでに段階がある

流行るまでの一連の流れはこんな感じだと思います

① ファッションブランドが新しい眼鏡を提案→②感度の高い方が掛ける→③雑誌等で紹介される、有名人が掛ける→④ファッションに興味のある方が掛ける→⑤普通の人も掛ける→⑥ファッションに興味のない方も掛ける→⑦最初に戻る(新しいジャンルの眼鏡が提案される)

この繰り返しです。(最初の段階が有名人・若者文化発の場合もあると思いますが)

 

因みに私の感覚ではツーブリッジは③、④の間の状態だと思います。

そしてボストン型は⑤⑥に位置していると思います。⑥に該当する方は流行っていることも知らずに掛けていることが多いとかもしれません。⑥に近づくに連れて取扱店、流通量が増えています。そのため⑥の方が眼鏡を新調しようとした時、流行の眼鏡が数多く陳列している上に店員にも勧められるため知らず知らずに購入しているケースが高いかと思います。

 

① ②の状態の頃は殆どの方が違和感を覚えます。

「似合っていない」「仕事では掛けられない」「流行モノは長く掛けられなそう・・・」といった感想を持ち購入に踏み切れません。結果。⑤⑥の状態にある眼鏡を選ぶのだと思います。

実際、ボストン型が流行った経緯は上記の段階を踏んでいたと記憶しています。
ボストン型がファッション業界で注目を集め、ファッションの街で良く見かけていた時、それ以外の街の方・マインドの方は口を揃えてこう言いました。「こんな眼鏡は、仕事ではつかえない」もしくは「似合っていない」と殆どの方が言っていました。そしてそんな方々は四角い眼鏡、上下幅が狭い眼鏡を選んでいました。

それが今ではどうでしょう。仕事でも使っている方が多いですし、似合っていると思っている方が殆どです。

 

普通の眼鏡とは

眼鏡を掛けた瞬間、「似合っていない」とおっしゃる方はよくいます。

私から見て大変似合っていたとしてもです。

完全に思い込みです。髪型やメイクを変えたら男女と問わずに最初違和感があると思います。違和感ない方の方が少数派だと思います。それこそコンサバな方だと髪型を全く変えない方もいますよね。それ自体もちろん悪いことではありません。ただその髪型・メイクを他人から見ると似合っていない、素敵ではないと思われている場合もあるかと思います。(恐らく皆さんの周りにもそんな方はいるかと思います)似合っていないと本人は頑なに思うかもしれませんが、本人が一番麻痺しているとも言えます。
自分のセンスに物凄く自身のある方以外は、自分の似合う似合わないの価値観は一度捨てて頂いた方が良いと思います。

 

「普通の眼鏡」は時代と共に変わる。

似合っていないと昔は思っていたとしても、何年か後に同じモノ掛けると似合っていると思うことはあります。顔が何年かで大きく変わることは基本ありえません。それなのに似合っていると心変わりするのは外的要因が大きいと思います。

「外的要因」とは見慣れたかどうかだと思います。

見慣れる=周りで掛けている方が増えていく、雑誌で頻繁に見かけるようになるということです。見慣れるとそれが普通と感じ、「普通の眼鏡=自分が掛けても普通」だと感じるのだと思います。これは眼鏡に限ったことではありません。洋服にも同じことが言えます。洋服で考えると当たり前ですね。

 

ツーブリッジはビジネスで使えない?

 

ツーブリッジにも同じことが言えるかと思います。
ツーブリッジは、個性的かもしれません。ただビジネスで使えないはずがありません。なぜなら50、60歳以上の真面目な方ほどツーブリッジを掛けているからです。堅い方が好んで掛けている眼鏡がビジネスでNGと言うことがあるのでしょうか?
もっともツーブリッジであっても年配の方が掛けているツーブリッジと流行のツーブリッジのレンズシェイプは違いますが・・・
ビジネスという観点から諦める必要はなさそうです。

 

ツーブリッジは似合わない? 

そして似合う似合わないという問題も気にする必要はないかと思います。
なぜなら今流行っているツーブリッジのレンズシェイプはボストン型が多いからです。つまり今流行っている眼鏡のレンズシェイプと大きな差がないのです。

今掛けている眼鏡と大差ないのであれば、似合わない可能性は低いのではないでしょうか。ツーブリッジが今以上に流行れば掛けず嫌いの方も普通に掛けていても不思議ではないと思います。


どんなツーブリッジが良いのか。

ツーブリッジと言っても色々あります。
ボストン型・ラウンド型はレンズシェイプを指しますが、ツーブリッジは構造を指します。見ての通りですがレンズレンズを繋ぐ部分(ブリッジ)が二本あればツーブリッジです。つまりレンズシェイプに制限はないのです。そのためツーブリッジは多種多様です。

 

ではどんなツーブリッジがお勧めかを挙げていきたいと思います。

ツーブリッジと言うとまず皆さんが思い浮かぶのはティアドロップかもしれません。ティアドロップは知っている方も多いかと思います。マッカーサーが掛けていたサングラスの形ですね。ただティアドロップを掛けこなすのは大変難しいかと思います。日本では「西部警察」「石原軍団」と例え方をされることが多いですね。どちらかと言うとネガティブに捉えられることが多いかと思います。

またティアドロップ型は、サングラスで見ることが多いかと思います。ファッション感度が高いブランドでは眼鏡でも出ていますが・・・少数派かと思います。流石にここまでインパクトが強いモデルは流石に流行らなそうですね。先程上げた年配のビジネスマンでも掛けていないと思います。

 

またセルフレーム(特に太いモノ)のツーブリッジもインパクトが強すぎるため掛けこなすは高難度かと思います。私もファッションには果敢にチャレンジするほうですがセルフレームのツーブリッジは手を出していません。これも思い込みなのかもしれませんが。

 

ではどんなモデルが流行るか(既に注目されている)のか?

それはボストン型をベースにしたメタルツーブリッジです。
これは意外と合わせやすいかと思います。
なぜなら今流行っているボストン型にブリッジを一つ増やしただけだからです。(厳密にいうと足しただけではないのですが)もし今ボストン型を掛けているのであれば比較的容易に似合うツーブリッジを探すことも可能かと思います。(今スクエアな眼鏡を掛けているのであればスクエア型のツーブリッジでも良いかもしれません。)

もっとも今掛けている眼鏡と同じ形にブリッジを増やしただけだとつまらないですよね。それこそ買い足す必要がないかと思います。今の眼鏡で十分ですよね。
私のお勧めは、今の流行っているボストン型より少し大きめのモデルが良いと思います。少し大きい方がバランスが取りやすいと思います。小さいと少し詰まった感じになるからです。少し大きいモデルだとツーブリッジが持つ雰囲気を有効に生かせると感じます。実際、ファッション感度の高いブランドは若干大きめです。感動の低いブランドは、既存のモデルにブリッジを足しただけのようなモデルが多いように感じます。

 是非店頭で試してください。

 

ではまた後日。

変わるOLIVER PEOPLES

 

今回は、OLIVER PEOPLESです。

以前OLIVER PEOPLESについてある程度詳しく書きましたが、今回新たに書きたいことが生じたため「OLIVER PEOPLES」について書いていきます。

 

以前の回ではOLIVER PEOPLESを評価している点を書きました。
しかしその評価している点を訂正する必要があるかもしれません。


*今回私が書く予想はあくまで予想になりますので、話半分で聞いていただいた方が良いかもしれません。気になる方は今後の動向を注視してください。

 

では本題です。

今後OLIVER PEOPLESが変わるかもしれない
(変わってしまうかもしれない)

日本に入ってきて長い期間が経つOLIVER PEOPLESですが、大きな変化が起きています。今後更に変わっていくと思われます。

ではどう変わるか説明していきます。

 

1、変わる代理店

最大のポイントは、OLIVER PEOPLESの日本代理店(オプテックジャパン)との関係が解消されることが決まったのです。
これは業界では、かなり大きな事件です。
代理店とは書きましたが、オプテックジャパンは輸入の仲介をしているだけの存在ではありません。眼鏡・サングラスの製造も手掛けているのです。製造まで手掛ける代理店と契約が解消されることは、大きな変化が起こることは容易に想像できます。

 

では代理店はどこになるのか?

代理店はなくなります。

代理店を介せず直接運営を行うと考えられます。(厳密には子会社の代理店を介するとは思いますが)
OLIVER PEOPLESは、何年か前にイタリアの大手ルクスオティカの参加に入っているのです。この会社は日本の眼鏡企業とは比べられないほど大きく世界ナンバーワンの眼鏡会社です。実は傘下に入った頃からOLIVER PEOPLESがオプテックから離れる噂は常にありました。むしろやっとその日が来たというのが私の感想です。

 

では代理店が変わることによって何が変わるのか?

2、変わる品質

私はOLIVER PEOPLESの強みとして品質の高さから考えると価格が抑えられていると以前のブログで書きました。しかしこの強みが根底から覆される可能があるのです。

代理店との契約解消=工場との契約解消を意味するからです。

確かに今後も工場を変えずに作り続ける可能性はあります。

ただその可能性は低いように思います。
変わる根拠は、二つあります。

①傘下のブランドはイタリア製

今まで傘下に収まったブランドは、(恐らく)全てイタリア製に切り替えられています。有名ブランドのレイバン(RAYBAN)とアランミクリ(alain mikli)は、元々それぞれフランス製とアメリカ製でした。傘下に入った後は、両ブランドともイタリア製に変更されています。(イタリア製と書いてあっても製造の大部分が中国で作られている可能性はあります。)この実績から考えてもOLIVER PEOPLESもイタリア製に切り替えられてもなんら不思議はありません。

 ②OLIVER PEOPESには、既にイタリア製がある
 

現在日本で正規で流通しているものは全て日本製です。

しかし外国では既にイタリア製(中国製)が多く流通しているのです。つまりOLIVER PEOPLES(ルックスオティカ社)にとって日本製・品質に強い拘りはないと言えます。既にそのような下地があるため、これを契機に日本市場でもイタリア製へ切り替える可能性が高いと言えます。

 

以上のことから恐らくオリバーピープルズも例に漏れずイタリア製に切り替えられると思います。


3、ブランドイメージが変わる

代理店が変わることによってオリバーピープルズのイメージが変わる可能性もあります。
今後商品の販路や広告等が変わると思います。

 

「現在のオリバーピープルズ」
今のオリバーピープルズは、高品質で長く使える王道ブランドと言ったイメージを私は持っています。そして定価販売が普通で安売りされることはありません。(もし安売りを行っている店舗があった場合、その店舗は正規取扱店ではないと思います)また雑誌等の露出、取扱店舗を見ると日本では一番有名な本格眼鏡ブランドと言って良いかと思います。実際、眼鏡初心者の方で初めてちゃんとした眼鏡を欲しいと思っている方などから問い合わせ等を頂くブランドの筆頭です。(特にファッションに興味のある方)

 

「今後のオリバーピープルズ(予想)」
今後このブランドイメージは崩れるかもしれません。
もっとも親会社の意向が大きく反映されると思いますので、この予想は当たらないかもしれません。

因みに二通りの予想が出来ます。

レイバンのような展開

個人的にはこのような感じになる気がします。
レイバンのような」と言っても分からない方が多いと思います。少し説明をします。

レイバンの歴史(凄く簡略に)
戦前にアメリカで創業。品質を重視したサングラスが軍にも認められる。その後アメリカの歴史と共に傑作を世に送り出し続けたブランドです。この頃のモノはプレミア価格で取引されることも珍しくありません。しかし80年代頃から人気に陰りが見え過去のブランドという見方が強くなる。(ヴィンテージ物は常に人気があったと思います)
その過去のブランドをイタリア大手のルックスオティカ社に買収されV字回復を遂げたブランドです。人気は回復しましたがアメリカ製の頃のレイバンとは、品質・ブランドのコンセプトは全く異なります。

では今のレイバンとはどんなブランドなのか。

今のレイバンに品質として評価するところはありません。
ただ知名度は抜群です。
それこそファッションに疎い方でも知っているかと思います。
15年ぐらい前から考えると現状は想像していませんでした。
(もっとも私の予想が甘かっただけだと思いますが・・・)

最初の頃は、国内有名セレクトショップや有名眼鏡店を中心に展開していたと思います。また有名人も沢山掛けていました(今もですが)。レイバン=お洒落というイメージを植え付けることに成功したように思います。それこそウェイファーラーの復刻は即完売といった状況だったと記憶しています。

そしてその15年もの間、大々的なプロモーションにより量販店やネット等でレイバンは溢れています。価格もかなり安く販売されているものも見かけます。そして様々なモデルが販売されています。当時のレイバンとはかけ離れた品質、デザインのものも珍しくありません。

 

オリバーピープルズもこのようなブランドに変化する可能性があります。
今のオリバーピープルズとは、かけ離れたブランドになるかもしれません。量販店に流れ安く大量に消費されてしまうかもしれません。ファッションに疎い方も掛けるようなブランドになるかもしれません。

 

②アランミクリのような展開

同じルクスオティカの傘下でもブランドによっては違った道を進んでいるブランドもあります。その代表がアランミクリです。
アランミクリは、買収前も今もデザインコンシャスな高級眼鏡ブランドです。敢えて変化をあげるとすれば、買収前(前後)は、様々な眼鏡店(専門店が中心)で取り扱われていましたが、今は直営店や一部高級店、特約店での取り扱いになり取り扱い店舗はかなり減ったと思います。ただ昔以上に独自路線・高級路線へ舵を切っているように思います。


まとめ

オリバーピープルズが、どちらの道を進むかはわかりません。
アランミクリのような道をたどるのは難しいように思います。
アランミクリは買収前から高級ブランドでしたが、オリバーピープルズは高級ブランドではありません。またアメリカなどでは既に大衆的なブランドとして販売されているため急に高級路線に進むのも難しいかもしれません。


ただ既にオリバーピープルズとアランミクリのコラボモデルも販売されています。高級路線には絶対にならないとは言えないかもしれません。ただアランミクリとオリバーピープルズでは、デザイン(コンセプト)は全く違います。もし高級路線に舵をきるのであれば、TOM FORDのようなブランドになるかと思います。
 
TOM FORDのようなブランドになった場合、オリバーピープルズはイタリア製になり品質は下がります。ただ残念ながら価格は上がります。そして今以上の知名度を獲得しさらに有名ブランドになり市場にオリバーピープルズが溢れるかもしれません。

今後のオリバーピープルズの動向に注意が必要です。
イタリア製のオリバーピープルズを見かける前に購入しておくのも良いかもしれません。

 下は有名復刻モデルです。

 

 

ではまた後日。

 

 

眼鏡のベストサイズは色々

今回も頂いた質問についてお答えしていきます。

今回は、「だい」様の質問についてです。

以下は質問の要約になります。

眼鏡のサイズの悩み

だい様の悩みは良くあるものかと思います↓  

当ブログでお勧めしていたLINDBERGをお店で試したが、同一モデルであっても店舗や販売員によって、「ちょうど良いサイズ」が違うのは何故か?

また「レンズ長+ブリッジ長」が、「瞳孔間距離(PD)+2mm程度」が最適と書いてあるサイトをみかけました。 実際に該当する眼鏡をかけてみたところ、瞳孔はレンズ中心部あるが無理して小さい眼鏡をかけているような印象を受けました。 遠視+乱視なので、レンズの縦幅や横幅にも注意する必要があり悩んでいる。

 

 

眼鏡サイズ選びの答え

以前書いた内容について

実は以前このことについて近い内容についてお答えしていますのそのことを一度参考にしてみてください↓www.kotonomegane.com

この内容の要約の一つを書きます。(今回の内容に該当する部分です)

それは、ジャンルによって普通のサイズは違う。

  普通サイズの例〉スクエア型(ウェリントン)は、52~50。
          ボストン型は、46~48。
          ラウンド型は、44ぐらい。

だい様がご覧になられたサイトがどのような書き方は分かりません。

ただ少し強引な書き方もしているかと思います。ラウンド型・ボストン型等では大きな間違いではないように思います。しかしスクエア型では該当し、かつ似合うモデルを探すのは至難のわざです。またブランド・モデルによっては大きく掛けることを推奨しているブランドもあります。(こちらも以前このブログで書いたことがあります) 

www.kotonomegane.com

そのブランド・モデル・ジャンルが持つ個性を無視して明確なサイズをあげるのは大ききな疑問が残ります。「おしゃれ」を語っているのに凄く「ダサい」ことを語っているように思います。

 

 お勧めサイズが違う理由

 

ただこのブログでは語れていなかったことがありますね。

だい様は、モヤモヤされているかと思います。

それは「同じモデルなのに、店(人)によってお勧めサイズが違う」ということです。

これには幾つか理由が考えられます。

①店(人)によってお勧めは違う

②無知のため

③店側の都合

大きく分けてこの3つかと思います。

 

では順に説明していきます。

① 店(人)によってお勧めは違う

これは二つの理由が考えられます。

 

1、ファッションのジャンル

2、顧客満足

この二つが考えられます。

 

1、ファッションのジャンル

この「似合う」「ちょうど良い」眼鏡問題は、大変難しい問題です。

なぜならファッションにおいて「似合う」定義って凄く曖昧だからです。

 

洋服で考えて見てください。

ファッションのジャンルは、無数にあります。

恐らく皆さんは、ご自身が好きなファッションを普通と考えているはずです。その観点から考えると「他のファッションジャンル」は、普通ではないと思うかと思います。ただ「他のジャンル」の方からみるとあなたのファッションは普通でないと思うはずです。

例えば、「ジャケットを昔ながらのサイズ感で着る方」(例えばビジネスマン、OL、コンサバな方)の着こなしと「大きめに着る方」(今の若い方を中心としたモードな方)の着こなしには大きな違いがあります。お互いの着こなしはは相まみれないかと思います。

(ファッション)ブランドによって提案しているサイズ感が違うのは勿論ですが、販売店セレクトショップ)によっても提案しているサイズ感も違います。同じブランドの同じモデルを扱っていても取り扱っているサイズ、提案しているサイズ感が異なることも珍しくありません。

ブランド・販売店によってお勧めするサイズ感=丁度良いサイズ感は違うのです。

そして眼鏡にも同じことが言えるのです。

 

眼鏡ブランドによって正解のサイズ感は異なるのです。

(特にファッションに強いブランド程、お勧めなサイズ感は明確です)

もっともブランドが提案するサイズ感通りに掛けなければいけないわけではありません。あえてサイズ感を崩して掛けるのもファッションとして面白いかと思います。

 

そして眼鏡においても店ごとによってお勧めなサイズ感はあります。

ただ洋服と異なる部分もあります。

それは眼鏡店の多くは、ファッション・コンセプトを持たない店・店員が多いのです。理由は、眼鏡がファッションとして認知されだしたのが他のアイテムに比べて遅れているからです。そのため一つの眼鏡店において幅広い眼鏡を取り扱っているのだと思います。洋服店であれば眼鏡店ほどジャンルレスで取り扱っていることは珍しいかと思います。 まだ東京など大都市であれば、ファッション・コンセプトをしかっり持った眼鏡店(セレクトショップ)はあります。それに比例してファッションの知識をもった販売員も多く在籍しているかと思います。 

 

 

2、顧客満足

どの業界も顧客満足を求めていくかと思います。眼鏡も例にもれません。

その顧客満足を得ることを前提に眼鏡選びを手伝う必要があります。

もちろん顔・ファッションに合った眼鏡を選ぶことが出来れば満足して頂けるかと思います。ただそれだけでは足りないのが眼鏡です。それは度数との兼ね合い、掛け心地の問題です。

「だい」様へ店によってお勧めが違った理由の一つにこのことも考えられます。

経験がある販売員ほど、実用の部分や出来栄えを考えながら眼鏡を選んでくれます。度無しの状態で似合っていても、完成した眼鏡が残念なものになってしまっては満足感は得られないかと思います。特にだい様は遠視なので度数を考えながらお勧めされた可能性もあります。

 

以上がまともな眼鏡店・販売員であってもお勧したサイズが違った理由かと思います。いい加減に勧められた訳ではないかと思います。

 

ただ以下の残念な理由も考えられます。

 

②無知のため

字の通りです。

眼鏡がファッションアイテムとして考えられていますが、依然として眼鏡業界はファッションに後れを取っています。 それこそファッションに無知であったり、ファッションに興味がない眼鏡店・販売員は数多くいます。

こんな眼鏡店・販売員に「ファッション」「似合っている」眼鏡をまともに相談するのは危険かと思います。一人で悩むよりは良いかもしれませんが・・・

 

③店側の都合

眼鏡に限らず小売店は、在庫を減らすことを常に考えています。

つまり売れ残りを避けたいのです。そのためお客様が売れ残り(売れ残りそうな)商品を気に入って頂いた場合・似合っている場合その商品をお勧めする可能性は高いとお思います。眼鏡店もビジネスです。致し方ないかと私は思います。

もっとも私もこの在庫に対する意識を持ちながら接客を行っていますが、あくまで似合っているときにしかお勧めはしません 

 

まとめ

 

最後若干話が逸れました。

ただお勧めが店・人によって違う理由は少なからずご理解いただけたかと思います。様々な方に意見を聞くのも大事なことかもしれません。その意見の中でどの意見を信じるべきかを考えた方が良いかと思います。お洒落だと思う方、ファッションの感性に共感を持てる方、ファッションの知識のある方をご自身のフィルターを通して取捨選択をしてください。そして信頼をおける方の意見を信じれば良いかと思います。

 

ではまた後日